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第98話「かつての死因は消え去った」

「グギャァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」


目の前に炎で焼かれ、血を流して悶え苦しむドラゴンがいる。


修哉と陽菜の作戦に見事に引っかかったドラゴンはこちらの目論見通りに隙を晒してくれた。


(あんまり役に立たないと思ってたこれがこんな活躍をするとは....)


動きが良くなったおかげで攻撃の対処は簡単だった。


ドラゴンがブレスを撃ってくる条件はおそらく「不快にさせる」だと考えた修哉と陽菜はギリギリ避けることを繰り返した。


すると案の定、ドラゴンは大きく口を開いてブレスを放とうとした。


その時点で修哉と陽菜はスキル『隠密』をフル活用してドラゴンの首の真下まで向かった。


そしてその後に、修哉はあるスキルを利用した。


それは、骸骨(スケルトン)を倒した後に手に入った『分身』というスキルである。


スキルの効果は自らの姿にそっくりな影を任意の場所に置くというものであった。


これで敵を惑わせられるのだろうが、今までのドラゴンもどきたちはそもそもこれを使わずとも倒せたので使わずにそのままだった。


が、一か八かの賭けでこのブラックドラゴンには引っかかったようで見事にブレスを分身の方に撃ってくれた。


そのおかげで修哉は逆鱗に獄炎(ヘルファイア)を纏わせた剣を突き刺すことができた。


「本当にあれが分身に騙されるかは不安でしたが....上手くいきましたね」


能力によって同じように自分の分身を作っていた陽菜がそう言う。


修哉と陽菜は苦しむドラゴンを警戒しながら眺める。


逆鱗から体の中に炎が入り込んだことで、鱗が意味を成さずにダメージを受けている。


その後、修哉と陽菜はドラゴンが倒れ切るまで警戒していたが、時々魔法を撃ってくるぐらいで特に何もなく動かなくなった。


修哉と陽菜は武器をしまって、宝箱の中身を回収し、魔法陣から手早く移動していった。


かつての修哉の死因だったブラックドラゴンはその知性のなさから罠にハマって、あっけなく死んだのであった。







Tips:『ブラックドラゴン』


ドラゴンの最強格。れっきとした竜であり、高い攻撃力と防御力を持ち合わせる。

しかし、鱗の内側は弱く内部に伝わるような攻撃には弱い。また、知性もそこまで持ち合わせておらす、せいぜい賢い獣程度である。ただ攻撃力が高いのは事実であり、特にブレスはレベルの上限に近づいてきている修哉と陽菜を持ってしてもギリギリ防ぐのが限界だった。が、知性の弱さを利用されてブレスを無駄撃ちし、弱点である逆鱗を獄炎を纏わせた剣で貫かれたことによって失血と体の燃焼によって死亡した。



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