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主人公は不審者を追い出したい

「不法侵入ならつまみ出すが」


「おや、それは大変だ」


「お、お待ちくださいませ!わたくしがお呼びしたのです」


「昨日富麗君から受験のことで相談を受けてね。『良ければ明日にでも教えようか?』と聞いたら、『明日は予定があって…』なんて言うじゃないか。詳しく問い詰めたらなんとも楽しそうじゃないか。この後勉強会もするそうだし、そのときついでに教えられたらと思ってね。プールにもお邪魔させてもらったというわけさ」


「申し訳ございませんわ。お伝えするタイミングがなく、当日に知らせる形となってしまい…」


「そういや俺たち連絡手段なかったな」


「LINE…やってる…?」


(お前それ言いたかっただけだろ)


(バレたか)


「マァともかく、平等院がわがまま言ったってことだろ」


「その通りだ」


「開き直んな。後輩たちの遊びに混ぜてもらうの恥ずかしくねぇのか」


「全く」


「心が強すぎる」


受験余裕そうにしてる説得力を出すな。


「あの、あまり平等院さんを責めないでくださいまし。わたくしが勝手をしたのです」


「あーいや、こいつとのコミュニケーションはいつもこんな感じ…てか、ここは富麗さんの家なんだから好きにして良いだろ」


「そうよ!この女が厚かましく乗り込んできたのが悪いんだから!」


「空気…読めない…」


「あはは、ボロボロに言われてるねぇ」


みんな平等院の扱いが分かってきたな。良い傾向だ。


「さ、話し込むのもいいけれど、せっかく遊びに来たんだから、早く着替えてプールを楽しもうじゃないか」


「なんでお前が仕切ってんだよ」


「まぁでも、賛成よ。今日を楽しみにしてたんだから。お金持ちの家のプールなんてめったに体験できないわけだし!」


「思いっきり…遊ぶ…」


「では、着替えるためのお部屋に案内いたしますわ。博人さんは別室に。使用人に案内させますので」


「水着は中に着てきたから俺一人のために個室用意しなくても良いぞ」


「わんぱくだね」


「私も着てきたんだけど?」


つららが味方になるときほど心強いものはないな。


(ど、どっちが正解なんじゃ…!?)


(いや、どっちでもいいよ。小学生っぽいと思われることはあるかもしれんが、俺らは楽だからこうしてるだけだし)


人間初心者の神様を混乱させちまった。なんかすまん。

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