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第72話 旅の終わり、ポメヤサイド

最近トーマはずっと城にこもって結婚式はどうするか考えているようですぞ。


「ヒマですぞ」


僕はポツリと呟いた。

もう昔のように一人で旅するのは寂しすぎる。

しかしトーマは人間、いつか僕より先に死ぬからな…

結婚とかして幸せに暮らせばいいんじゃないの?


うん…


僕は暇つぶしにゲームセンターに遊びに来た。

今日もすごい人ですな。


実際トーマは自分には何も無いと言っているがそうでもない。人脈と行動力でこんなにみんなを笑顔にする施設を作ったんだ。

お金があれば誰にでも出来ると言っていたが実際そうだろうか。


「あ!ポメヤさん!今日もゲームするの?」


近所の子供が話しかけてくる。ちょくちょく通っているので結構な有名人だ。


「なにか欲しい物あるんですぞ?」

僕は子供達が欲しい物を代わりに取ってあげる。なんだろうか、少し寂しさが紛れる気がする。


城に帰るとトーマはミカエルと楽しそうにお茶を飲んでいた。


「帰ったですぞー」


「ポメヤ、結婚式の日取りが決まったんだ!この国で3ヶ月後、国は同盟という形にするぞ」


「ほぅ、それじゃ僕も何かと準備しますぞ!ではな!」

僕は逃げるようにその場を離れた。

可愛い奥さんが二人もできるのか…僕は邪魔にならないか?


昔みたいにバカな事言いながら一緒に旅に出たいけど…もう無理かな…


でも僕はいっぱい旅をしたよ、あの時の爺さんとの約束果たせたかな…。

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