序章[世界について簡単な説明]
「オギャア!オギャア!」
城の中で一つの命が産声を上げた。
ここは神、精霊、悪魔、そして人間が共存する世界《神々の安息-パラダイム》
神のいる《聖域-サンクチュアリ》、精霊のいる《幻想郷-スピリットガーデン》、悪魔とその使い《魔物》のいる《魔界-デ·ルーク》、そして最弱の支配者人間がいる《楽園-ユートピア》の4つに別れている。
それぞれの種族が互いを助け合い、争い、交流を続け、この世界にはある種の平和が訪れていた。
え?争いがあるのなら平和じゃないだろって?···あぁ、そこは安心してくれていい。争いは基本的に、『どちらの世界が優れているか』の勝負だ。
精霊と悪魔と人間が平面上の大地、《ジ·ラン·リ・カナイ》を3つに分け、それを神が天上界から世界を見守る形になっている。
世界については追々語っていくとして、今人間界にある王国《アテネ王国》の城、王妃の間にて一人の子が生まれた。元気のいい女の子だ。
後に、精霊、悪魔、そして神さえも味方につけた《パラダイム共和国》の初代女王ユリナ·トロイド·アテネとして世界を導くこの子は主人公としては最高の逸材だが、今回の主役は彼女ではない。
その相方、人間から精霊と化したとある青年の話である。
その名は···。
「ちょっと神様、もうこっからは物語に任せましょうよー。」
「え~。うんまあでも後は流れでつかんでいってもらえばいいか。」
「じゃ、ユリナのところ行ってきますね。」
「全く···君は本当に彼女と仲がいいんだな。」
「なあ、《導きの精霊》封世 界人くん?」




