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戦え小太郎くん  作者: ウルトラ桟敷
3/3

第3話 邂逅、そして芸術へ

 山梨県、とある峠。ここで小太郎達は抹茶団子を食べていた。


「うわあああうまい。」


 隣にはヤンキーが3人座っている。大変うるさい。


「僧正、耳を傾けてみよう。悪い数学者の手がかりかも」

「そうですね」


 ヤンキー達は語り出す。

「この前うちのクラスに来た転校生やばいんだぜ」

「やばいって何が?」

「ああ頭がいいんだ。2018年5月14日14時58分生まれAB型好きな食べ物は林檎パン、趣味はミュージカル鑑賞、生まれる前に胎内にある材料を使って無線機を発明、胎内から母が入院していた病院にメッセージを送り最適な手術法をレクチャーする。3歳の時にマサチューセッツ工科大に留学、7歳までの間に文学賞と平和賞を除く全ノーベル賞を受賞、そして…」

「もういいよ、お前なんで詳しいんだそんなに」

「ストーカーか?」

「いや違う俺は… なんで覚えたんだろう、眠ってる間に何かされたか?」



「むむっ悟りました。これは怪しいです、この男たちの大学に向かいましょう」

「おう」


 小太郎はヤンキー大学へ向かった。






 その頃校門



 火炎放射器を持った銀のスーツを着た男達がヤンキーを焼いていた。

「暑いよ苦しいよ」

「死ぬー」

「かあちゃん」




「酷い、ここまで敵の進行が進んでいたとは」


「敵の大学について詳しく教えてくれませんか?」


「あいつらはボルケーノ大学富士山火口キャンパス、マントルの中に潜み各地の火口から地上に出て暴れる、イエローストーンの破局的噴火を起こし世界をかつて滅ぼしかけたと言われる大学だ」


 転校生はフンフンと眼鏡をグイッと上げてうなづく。


「なるほど事情が分かりました」


 周りを見つめる。明らかにおかしい、ここまで一方的にやられることはないはずだ、それにこの学校には防衛機構がある。こんなに敵に進入を許すはずがない。


「いくら四天王がいないと言ってもこの有様は酷い。おそらく内応者がいる、それが学校内に敵を招き入れてるのだろう。」




「フハハハハハハハハハハハその通りである、我が内応者君にはマジ感謝。 君は消えてもらう」


 高笑いがして振り返るとそこには青いゴミバケツに剛毛の生えた手足が生えてる何かがそこにいた。


「ぶっそうな方ですね、あなたの名前は?」


「貴様こそ見ない顔だな、今から死ぬ者に名乗る義務はあるまい」


 転校生とゴミバケツは喧嘩している。


「あっ分かったぞ、お前は四天王第三位崩壊の小夜曲のシンガーの部下の親衛隊員の一人。 名前はデス・オブ・ポリバケツ・魂の慟哭だな」


「そう私こそがデスオブポリバケツ魂の慟哭だ。長いからポリバケツと呼んでくれ」


 転校生は眼鏡をまたしてもグイッと上げてから聞く。


「強そうに見えないんですがこの方、本当に親衛隊ですか?」


「そりゃお前からしたら親衛隊なんて雑魚みたいなものだろう。それにあいつ自身は強くない」


 ポリバケツはこちらへニヤッと笑う。


「ギャアアアア開けてくれーーー」


 手がバケツの中から出る、しかしその手もフタに挟まれてそしてやがて中に引き摺りこまれた。


「あいつは内部にいた生命体のヤンキーソウルを暴走させてそれを自分の強さにする。そして内部に閉じ込められたものは脱出できない」


「ヤンキーソウル?」


「ヤンキーがヤンキーであるために必要な心の結晶だ。これが強い者が強いヤンキーになれ」


「なるほど、ではこれで」


 話を遮るように言うと転校生は銃を取り出す。


「これは反物質ホーミングミサイルです、これは自動的に相手のピンポイントな部分を狙って消滅させることができます。ではやっとみせますか」


 転校生が取り出したミサイルは発射される。

 ポリバケツは回避しようとしたが失敗、命中した。


「どうです、バケツの部分だけが溶けて中は無事でしょう」


「すげーーー転校生お前やるなぁ」



 中にいた男は起き上がる


「ありがとう。僕の名前は小太郎、悪の数学者を追う者だ。さっき四天王のシンガーを名乗るものに後ろから不意打ちされたと思ったらコノザマだ」


「それは災難でしたね、っていうか四天王生きてんのかよ」


「妙ですね、私が調理したはずですが…」


「とにかく許すわけにはいかない、倒しに行くぞ」



 小太郎?をPTに加えてヤンキー達は進む。

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