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俺のアイテムボックスに、ビッチな女の子をぶち込んでみました  作者: 弘松 涼
第一章 伝説は始まる……破壊神と創造神の物語
4/70

4 俺はビッチをこき使う

 このビッチ入りのアイテムボックスは凄いぞ。



 なんたって、この中につっこんだモンスターが死んだら、その手柄は俺のものになるんだ。つまりビッチの手柄は俺の手柄、俺の手柄は俺の――という関係を築けた訳だ。


 仮にビッチが負けても、それはそれでビッチの経験値が入ってくるという計算になる。



 敵に遭遇しても『入れ!』と命じるだけでいいんだ。

 もしかして、俺、超チートになってしまったのか?


 とにかく俺はその辺を駆けまわり、ビッチ入りのアイテムボックスに次々とモンスターを投入していった。

 すぐにモンスターは骨になって経験値が手に入る。



 それにしてもビッチはよく食う。

 フードファイターとしても戦えそうだ。


 レベルはあっという間に10まで上がった。




【アイテムボックス】

 破壊神 × 1

 ゴブリンの骨 × 18

 オークの骨 × 7

 ワイバーンの骨 × 3

 サイクロプスの骨 × 1

 スライム × 6



 スライムを投入して30分経つ。

 スライムはいつまで待っても骨にならないし、経験値にもならない。

 つまりビッチはスライムを食べることができないのか。


「おい、君。なんだよコレ。気持ち悪いもの入れるなよ。早く取り出してよ。服が溶かされちゃうよ」



 もしかしてビッチはスライムには勝てないのか?

 様子を見たいが、展開したら出てきてしまう。



「ああああん。ブラジャーまで溶かされちゃったよー。スライムが変なところに入ってきたー。パンツまで溶かしたらダメェェ。いやん。ああん」



 ……さすがビッチだ。

 数多くのボッチを誑かしてきただけはある。

 その手には乗るか。



 俺は何秒でモンスターが骨になるかチェックしていた。

 ワイバーンは、わずか15秒で骨になった。

 つまりビッチの好物はワイバーン。



 空を飛んでいるワイバーンの群れに向かって『入れ』と念じた。



「わーい。手羽先が来たー!」



 しばらく大人しくなった。





 ヒロト

 レベル13

 HP:52

 MP:0


【アイテムボックス】

 破壊神 × 1

 ゴブリンの骨 × 18

 オークの骨 × 7

 ワイバーンの骨 × 12

 サイクロプスの骨 × 1

 スライム × 6

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