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俺のアイテムボックスに、ビッチな女の子をぶち込んでみました  作者: 弘松 涼
第一章 伝説は始まる……破壊神と創造神の物語
33/70

33 ビッチはお腹を壊す

 ゴンザ宅の台所。

 足を組んで椅子に座る俺は、光のパーティの集結を今か今かと待っている。

 


 それにしても、遅いな。

 待っている時は、特に時間の流れを遅く感じるもんだ。

 また、ビッチがビービー泣き出したようだ。

 うるせーな。


 ――おい、どした? ビッチ。



『おなかが痛いよー!』



 なぬ?

 やったか!?

 ついにビッチが腹を壊したのか!?



 ざまーみろ。

 これでしばらくは、兄貴をかじらなくなるだろう。



『あのね。うんもがしたいの』



 そっちか!

 てか、おい、こら。

 俺のアイテムボックスを汚す気か!



『だから、お外に出してよ』



 もしかして、これはビッチの作戦なのか?

 でもよく考えてみたら、あれだけ食ったというのに、今まで排泄をしていない方がおかしいか。

 さすが神とはいえ、クソくらいするわな。



 ――おい、ビッチ。特別許す。糞をしても咎めない。



『えー! ここで!? お兄ちゃんがいるから恥ずかしいよー』



 ――兄貴は石化しているし、気にならんだろ? まぁ遠くに行くなり、そこらに食い散らかした骨で簡易な柵でも作ればいいだろ?



『ボッチ君。

 そうやって私がお兄ちゃんから離れた隙に、すばやくお兄ちゃんを取り出す気でしょ?』



 おおお!! 

 その手があった。

 ビッチに言われなきゃ気付かなかった。



『そして二人だけでおいしいものを食べに行って、私の悪口をいっぱい言うつもりでしょ?』



 当たり前だ。



『あーん! あーん! あーん!』




【アイテムボックス】

 破壊神 × 1

 邪神像 ×  293/300

 スライム × 1/6

 犬の骨 × 56

 ホカホカ × 3




 ――泣いた弾みに、力んで漏らしたか……


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