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第二十八話 白い魔女 その二

 怖い話とかオカルトとか、だいぶ苦手なわたし、ウロです。実体験ならノーカン? ノーカンなの!?


 右も左も前も後ろも上も下も全然分からなくなって、ただ、フニャフニャしている感じ。


 だけれど、何か、大切な事があった思い出です。


「ウロ、目覚めなさいウロ!」


 誰かが名前を読んでます。


 やけに澄んだ、綺麗な声。

 お母さん、ハチミツ飲んだ?


 などと考えてましたら、オデコに打撃が加えられて眼が覚めました。縦に。鼻近く。


「目覚めましたね、ウロ」


「……あ、あれ?」


 わたしの側には、ヴァルキリーの姿が。


 わたしは、慌てて周りを見回した。


 丸い壁、光る天井……。


 どこかで見た事がある。だけれど、何か違う。


 まるで、間違い探しの絵みたいな違和感があるよ。


「ここって……!?」


「ララの精神世界です」


 ヴァルキリーの言葉に、急速に頭が冷静になって行く。


 そうだ!

 魔女にとり憑かれた、ララさんを助けに来たんだった。


 でも、ここって塔の最上階じゃね?


「精神世界なのに、塔みたいなのですが……?」


「これは、ララの最も新しい記憶です」


 むう。

 つまり、ララさんが気を失う前の最後に見た景色が投影されてる。……みたいな?


 それで、間違い探しみたいな感じがするのかな。


「新しい記憶が出て来ると言う事は、まだ、魔女はララを制圧出来ていないのでしょう。

 ララもまた、抵抗しているのかもしれません」


「せ、制圧されてしまったら?」


「ララの記憶は、ララの魂と共に魔女の一部となってしまうでしょう。

 そうなる前に、魔女を退治せねばなりません!」


 考えようとするわたしを見て、ヴァルキリーが言った。


 なるほど、時間が無いのですね!


「さ、早速参りましょう!

 あのエルズとか言う魔女を倒せば良いのですよね?」


「そうです。

 おそらく魔女は、ララの精神の奥深くに巣食っている事でしょう」


「ど、どうやってその場所を探すのですか?」


 わたしの問いに、ヴァルキリーは、部屋の端を指差した。


 良く見ると、ボンヤリとだけれど扉がある。


「魔女の通った所には、奴の足跡が残っています。

 その跡を追うのです!」


 わたしは、改めて扉の方を見た。


 !?


 何やら、黒いモヤの様な物がある。


「これが、足跡?」


「ほう、貴女にも見える様ですね?

 その黒い痕跡が強い方へ行けば、必ず魔女に出会うでしょう。

 しかし、魔女は精神世界の事に長けています。どんな罠が張られているか、心するべし!」


 わ、罠とか……。

 しかも、ララさんの精神に!!


 おのれ、魔女!

 許すまじだわよ!!


「先を急ぐ前に、これを渡しておきましょう」


 そう言って、ヴァルキリーはわたしに1振りの剣を渡して来た。


「これは?」


「私の剣です。本来、人の子には扱えない物ですが、今の貴女なら扱えるでしょう」


 ブロードソードを思わせる、あまり飾り気の無い簡素な剣。


 でも、重さをまるで感じない。


 わたしが束を握ると、剣はボウッと光ってみせた。


「どうやら、剣に気に入られた様ですね。

 必ず、貴女を護ってくれるでしょう」


 ほほう、剣にもわたしの魅力が伝わってしまった感じ? などと。


「でも、良いんですか?」


「私には、もう1本あります」


 ヴァルキリーがそう言うと、彼女の手に美しい装飾の成されたレイピアが現れた。


 ぬ、ぬう。

 美女に華奢なレイピアが、スッゴい映えるのですけれど? ……なんかズルイ!


 そんな事を考えながら、わたしは、借り受けた剣を腰に差そうとした。


 スカッ


 あれ?


 何の抵抗も感じられない違和感。


 わたしは、自分の腰を見た。


「なっ!?」


 ぜ、全裸!?


 い、いや違う。

 顔以外、白い全身タイツを着てるみたいだよ!


「わ、わたしの防具は? か、鞄は? てゆーか、服は!?」


 慌てるわたしを見て、ヴァルキリーが苦笑する。


「先程も言いましたが、ここは精神世界です。

 そこに来れるのもまた、精神だけです!」


 なんと言う事でしょう。

 服どころか、肉体まで脱いじゃいました状態だよ!


 でもでも、肉体的な疲労や制約は無いらしい。


 同時に、スキルも使えないッポイ不具合です。


 剣を鑑定しようとしても、何も出て来なかった。


 だけれど、剣技や魔法は使える不思議です。何でなんだぜ?


「ただし、貴女の召喚魔法は使えません。

 精神世界への召喚は、不可能です!」


 ……まあ、確かに。

 何となく解ってましたけれどね。


「さあ、ぐずぐずしてはいられません!」


「はい、行きましょう! 参りましょう!」


 わたしは、ゆっくりと扉を開けた。


「あれ?」


 扉を出ると、そこは森だった。


 暗くて、木々が絡み合った森。


「こっちですね」


 ヴァルキリーが、何事も無かったかの様に痕跡を追って行く。


 わたしも、その後を追う。


 と、その時、どこからか声が聞こえて来た。


 女性の、いや、もっと若い。女の子の声。


 わたしが振り返ると、さっきまで何も無かった所に、白いモヤが。


 モヤは、ユラユラ揺れながら大きくなっていき、やがて1人の女の子の姿になった。


「……ララさん?」


 それは、紛れもなくララさんの姿だった。


 でも、それは普通ではなかった。


 右肩を怪我しているらしく、左手で押さえている。


 何かに追われているみたいに、後ろを気にしながら懸命に走っている。


「ララさ……」


 わたしが叫ぼうとした瞬間、ララさんの後ろに、同じ様な白いモヤが2つ現れた。


 モヤは、ララさんの時と同じ様に大きくなっていき、2人の男性の姿になった。


 手には武器を持ち、明らかにララさんを追っている。


「待て!!」


 わたしは、思わず叫びながら男達の前に飛び出した。


 しかし、男達の勢いは止まらない。


 わたしは、とっさに剣を構えた。


 !?


 いったい、どうしたのか?

 男達は、わたしをすり抜けて行く。


 慌てて振り返ったけれど、そこにはもう、男達も、ララさんの姿も無かった。


「……え?」


「あれは、ララの記憶です」


 訳が解らずに立ち尽くすわたしに、ヴァルキリーがやって来て言った。


「あれは、ララがすでに体験した過去の記憶です。

 今、この瞬間に起こってる事ではありません」


 ……あ、ああそうか。


「いいですか、ウロ。

 貴女の仲間を思う真っ直ぐな気持ちは美徳です。

 ですが、今、この場にいるのは貴女と私。そして、魔女だけです。

 この事を忘れていては、いつ足元をすくわれるか分かりませんよ?」


 ……そうでした。


 ここは、ララさんの精神世界でした。


 だから、もし、ここにララさんがいたとしても、それは過去の出来事の1つでしかない。


「……ご、ごめんなさい」


「分かってくれれば良いのです。

 さあ、先を急ぎましょう!」


 それからわたしたちは、魔女の痕跡を追うのに必死になった。


 痕跡は、まるでカタツムリのはった跡の様に続いている。


 時には、ララさんの記憶を断ち切るみたいに。


 跡のついた記憶は、歪んだ鏡みたいになってた。


 そんな思い出の中でも、ララさんは明るくて、とても楽しげに笑っていた。


 こんな笑顔を奪っている魔女を、わたしはどうしても許せない! とか、心に硬く誓ってみたりしましたよ!


 どのくらい歩いただろうか?


 不意に、周りの様子が怪しく感じられた。


 なんと言うか、ちゃんと混ぜてない絵の具とか。


 無理矢理合わせた、だいぶダメなパッチワークみたいな。


「……これは?」


「どうやら、魔女の影響が強くなり始めている様です」


 わたしの問いに、ヴァルキリーが答えた。


「影響?」


「魔女の巣が近くなるにつれ、魔女の記憶が浸食するのです。

 これが拡がって、やがてすべてを飲み込んでしまうでしょう」


 おのれ、許せない!


 憤慨した気持ちで、わたしは1歩踏み出した。


 !?


 瞬間、わたしの周りが一変する。


 どこかの建物の中だろう、場所。


 部屋の中から、男女の話し声が聞こえる。


「ララさんの声じゃない!?」


「どうやら、これはララの記憶ではないみたいですね」


 わたしの声に、ヴァルキリーが答えた。


「どう言う事?」


「魔女の影響で、魔女の記憶の断片が現れているのでしょう」


 ぬう。

 でも、ここも通って行かなきゃならない不具合ですよ。


 わたしは、少しためらったけれど部屋に入った。


 !!


 宿を思わせる小さな部屋。


 テーブルを挟んだ向こう側に、1人の女性の姿が。


「ま、魔女!?」


 それは、塔の部屋に倒れていた魔女の姿に間違いなかった。


 だ、だけれど、これは記憶みたいだし。


 戸惑うわたしをよそに、魔女と男性の会話は続いている。


「……それで、事が済んだらお役御免で殺すつもりじゃあないだろうね?」


「安心しろ。上手くやってくれれば、国外に逃がしてやる!」


「しかし、自分の親に呪いをかけるだなんて。

 吐き気がするよ」


「口は慎めよ?

 お前の代わりは、いくらでもいるのだからな?」


「……分かったよ。

 いいかい? この呪いは、発病するまで少しばかり時間かかる。

 それに、途中で治療されちまったら元も子も無いからね?」


「分かってる。

 発病が確認出来たら、お前は自由だ。

 それまでは、ここで大人しくしていてもらうからな?」


 そう言って、男性の方は部屋を出た。


 深く帽子をかぶっていて、顔は解らないけれど。


 背の高い、細身の若い男性だった。


 やがで、魔女も男性も白いモヤになって消えた。


「これも記憶なら、いったい……」


 振り返ったわたしは、言葉が途切れてしまった。


 顔面蒼白になった、ヴァルキリーの姿があったからだ。


「ヴァルキリーさん!?」


「大丈夫、です!」


「今の男性を、もしかして知ってるの?」


 わたしの質問に、ヴァルキリーは再び硬直する。


 ……あ、わたし、何となく解っちゃったんですけれど。


 あの魔女って、ファルさんやゴーズさんの話だと盗賊団首領の奥さんでしょ?

 そして、話してた男性はニコルさんのお兄さん。

 つまり、ニルスさんだと思う。


 てゆーのは、ヴァルキリーさんが硬直したから。


 クルーエル家に関わる事が話せないヴァルキリーは、夢の中でもこんな感じだった。


 おそらく、あの首領の奥さんは、ニルスさんの依頼でデリク様に呪いをかけた。


 その後、たぶんだけれど、殺されそうになって逃げた先が、この森だったのだと思う。


 で、本物の魔女にとり憑かれた。……のかな?


 でも、何でニルスさんがデリク様を呪う必要があるんだろう?


 だって、次期子爵は長男のニルスさんだろうし。


 ぬう。

 頭がドングリになる。


 な、何にせよ、病気を治療しようとしたララさんを殺そうとしたのは確か! ……だと思うのですがどうでしょう?


「ウロ?」


 硬直の解けたヴァルキリーが、長考しているわたしに声をかけてきた。


「行こう、ヴァルキリーさん。魔女は別にいるみたいだよ。

 まずは、そいつを叩かないと!」


「ええ、行きましょう。

 後は、それからの事でしょう」


 ……その後。


 さらに続く道は、もう、痕跡を追う必要もなかった。


 辺りは、どす黒い、まるで瘴気にでも包まれてしまったみたいになっている。


 瘴気は、1歩進む度に違いが解るほど濃くなって行き、足取りもおぼつかないのではと思い始めた時、奇妙な場所へ出た。


 暗くて黒い場所に、丸い、大きな穴があった。



 まるで、空間その物に穴でも開けたみたいな。


 高温で、鉄の壁を溶かしたみたいな、身の丈を超えるほどの大きな穴。


 穴の中はさらに暗くて、黒い。


 初めて塔に着いた時に感じた、イヤな感情が溢れてきそうな。


 そんな思いにさせる場所だよ。


「……何これ?」


「どうやら、ここが魔女の巣の入口みたいですね」


 穴の中を睨みながら、ヴァルキリーが言った。


 ついに来た。


 この奥に魔女が!


 わたしは、ゆっくりと1歩踏み出した。その後に、ヴァルキリーが続く。


 目の前は、まさに一寸先は闇状態。


 しかも、こちらからは触れないのに、やたらとまとわりついてくる黒いカーテンみたいな物が幾重にも続いている。


 かき分けたくても、わたしの腕には何の抵抗も無いし。うぬー。


 あんまり暗くって、眼を開けてるのかも解らなくなるほどって、どうなの?


「ヴァルキリーさん!?」


 不安がもうかなりヤバイわたしは、思わず声が出たけれど、声はくぐもっていて口の外へ出ていない様に感じた。


 手探るけれど、その手には何も触れない。


 足元も、地面を踏んでいる様な感覚は無いし。


 どうしよう?


 どうしょう?

 どうしよう?

 どうしよう?


 不安で、考えがまとまらなくなってきちゃったよ。


 ……ヤバイ、こ、怖い!


 と、次の瞬間。


 わたしの足は、何もない空間に1歩踏み出していた。


「わっ!?」


 慌てて手を伸ばしたけれど、わたしの手は、何にも触れなかった。


 フワリと、頼りない感覚に包まれたわたしは、おそらく落下したのだと思う。


 暗くて黒くて、何も見えない。


 わたしは、声の限り叫んだ。


 けれど、それは声にならなかった。


 もしかしたら、耳が聞こえてないのかも知れない。


 だって、風切り音も何もしないんだもの。


 まさかの転落死!?


 そう思ったのも束の間、わたしは、ドサリと背中から落ちた。


 痛……くない!?


 手触りは、まるで布団やシーツみたいだった。


 周りが明るくなっているのに気がついたのは、わたしが、いつの間にか眼を閉じていたのに気づいた後だった。


 恐る恐る、わたしは眼を開けた。


 目の前には、どこかで見た事のある物。


 !?


 思わず飛び起きた。


「……わたしの、部屋?」


 そこは、紛れもなく、元の世界のわたしの部屋だった。


 顔に手を当てようとして、頭にゲーム用のヘッドギアをかぶっているのに気がついた。


 わたしは、慌ててヘッドギアを外す。


 改めて、両の眼で確認する。


 わたしの部屋。


 わたしの設え。


 壁には、お気に入りのコートがかかっている。


 まだ、少し気が早いけれど出してしまったんだった。


 テーブルの上の時計が、午前1時を回っている。


 ヤバイ、明日は友達とお買い物の約束してたんだった。


 いつの間に、眠ってしまってたんだろ?


 早く、ちゃんと寝なくっちゃだよ。


 わたしは、電気を消してベッドに潜り込んだ。


 ??


 どこかで、誰かと誰かが叫んでるみたい。


 イヤだな。

 変な人でもいるのかな?


 誰かを呼んでるみたい?


 わたし?


 わたしの名前?


 わたし、わたしの名前……。


「……ロ」


 え?


「ウロ」


 ああ、そうだ。


 ウロ。


 わたしの名前は、ウロ!


 ……え、違う?


 わたしは、ウロだよ?


 本当の名前?


 本当、の、名前??


 あ、そっか。


 わたし、たま……。


 わたしが名前を言おうとした時、わたしの腰の辺りで何かが動いた気がした。


 ちょっと待って、何か……。


 待って、何か。あれ?


 わたしの腰に、光る物が。


 何、これ?


 何か、光る棒みたいなの。


 これ、何だろ?


 わたしは、棒を手に取ってみた。


 途端に、棒は、眩い光を放ち始める。


「……ロ、ウロ!!」


 ハッ?


 わたしが眼を開けると、そこは、暗くて黒くて、とても気味の悪い所だった。


「……えと、あれ?」


「ウロ、気がつきましたかウロ!」


 わたしの目の前には、ヴァルキリーの姿があった。


 わたしの中に、物凄く込み上げてくる何か。


 きっと、本当なら涙が止まらなかったかも知れない。


 でも、今は泣けないみたいだよ。


「ウロ、貴女は幻覚を見ていたのです。

 良く、幻覚に打ち勝ちました!」


 ……ぬう。

 どうやら、わたしは、幻を見せられていたみたいだよ。


 たぶん、わたしの奥底にある願望が溢れちゃったんだと思う。


 今、物凄く悲しい。


 そして、同時に物凄く恥ずかしい。


 元の世界に戻ったと思った瞬間、ララさんを助けに来た事なんて、欠片も覚えてなかった。


 震えるね。

 悔しくて、恐ろしくて!


「ありがとう、ヴァルキリーさん。

 剣が光ってくれたから、戻ってこれました!」


「ウロ、貴女も諱名を持っていたのですね。

 やはり、ただの人の子では無いのですね!?」


 そう言って、ヴァルキリーは微笑んだ。何だそれ可愛いな!


「……惜しいねえ。

 もう少しで、お前の名前を奪えたのにねえ?」


 突然、ゾッとする様な声が辺りに響いた。


 わたしとヴァルキリーが、その場に立ち上がる。


 目の前の暗闇に、何かいる。


 ヴァルキリーも、その姿を捉えているみたいだった。


「姿をみせよ、忌まわしい術に長ける者!」


 ヴァルキリーの声が、暗闇に響き渡る。


 わたしも、今は怒りで頭が一杯だった。


 こんな残酷な夢を見せる奴に、何としてもお仕置きしなきゃだよ。


 暗闇が、カーテンみたいに開いて行く。


 あの向こうにいる奴、絶対に許さない! とか、心に誓いながら。


 わたしは、腰の剣をゆっくりと引き抜いた。

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