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九話

?「誰か? 覚えてないの? つまんないなww」


岬「はぁ? お前なんかしらねぇよ! とりあえず、お前が結界を破ったみたいだな!!」


?「そうだよww てか、あの事を覚えてないなんて、都合よすぎない? 最低だね。」



こいつなんの事をいってんだ!?



岬「うるさい! とりあえず、お前を倒す!!」


ダッ

カキンッ


?「熱くなんなってww いつものお前らしくないぞ? ってだいぶ昔の話だけどwwww」



昔? 俺はこいつと戦った事なんて…。



岬「うるさい黙ってろ!」


?「ほんとに。 残念。 昔のほうが殺りがいがあったのに…。」


ガギンッ


岬「なっ!?」



俺の持っていた木刀は弾かれてしまった。



?「ほんとに何にもわかんないみたいだし、全部…。 いや、自分がどれだけひどいか教えてやるよww」


岬「なにをいって…。」


?「お前は仲間を捨てて、守るべき空をも捨てて、自分だけ生き残ったんだよww」


俺が仲間を捨てて、空をも捨てた?

こいつなにをいって…。


岬「……あっ!」


?「思い出してきたようだね。」


岬「そうだ。 俺はあのとき! あああぁぁぁぁ!!」



思い出した…。

俺は空を仲間を見殺しにした…。

自分が弱かったから?

いや、違う。

自分を守りたかったから……。

俺はなんてことを。


?「ん~。 今の君を倒したって、面白くなさそうだねww じゃあ、待ってあげる君が全部思いだして昔の力を取り戻したらねww その前に空は返して貰うから。」

ガッ

俺は相手の足をつかみ、声をあげた。


岬「俺は空を守るんだ! 昔のようにならないために!!」


?「残念。 今は無理ww それじゃあお休みなさいwwww」


ガッ

岬「グハッ!」


俺は腹をおもいっきり蹴られた。

意識が遠くなっていく…………。



岬「そっそらをつれて行かないでくれ……。」


ガタッ

?「ごめんね。 鈴岡くん…。 空は俺らにとってはかけがえのない人だから。」



俺はその言葉を聞いてから気を失った。


気を失った岬!

どうなる?



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