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十八話


空視点に戻ります

あれ?

結さんがいない…。

岬の見舞いにでもいってんのかな?

まぁ、資料もくさるほどあるしやるか…。







?「ねぇ、空くん…。 こっちを向いて…。」



そう後ろから声がした…。

俺はおかしいと思った。

なぜなら、俺の後ろは窓だからだ…。


不思議に思いながらも、俺は後ろを向いた。



そこには、黒い羽がはえた男が立っていた。

その男に俺は見覚えがあった…。





空「……ロイ…ド?」


ロ「YES! 正解だよ!」


空「なんで、羽がはえて…?」


ロ「僕は悪魔だからww いや、死神かなww」


空「なにいって…」


ロ「なにって、僕の正体かな?」


空「はぁ!?」


ロ「けど、今の空くんには俺興味が無いんだww」


空「一体なにいって…?」


ロ「ねぇ、今すぐ昔の記憶思いだしてよww」


空「確かに記憶はなくしているけど、急に思いだせって言われても……。」


ロ「……。 なるべく、手荒なマネはしたくなかったんだけどな…。」




そういって、ロイドが悲しそうな顔をしながら近づいてきた…。


そして、頭を捕まれ俺は暗闇に落とされた感覚になった。

あいつの言葉が頭によく入ってきた。




ロ「君は自分が弱い人間だと知っていた。 けど、それを隠そうと強く明るく振る舞っていた。 しかし、それがのちにあだとなった。 気持ちが安定せず、君は暴走した。 そして、あるものを作りあげた。 それが岬と融合して岬は鬼となった。 すべてはあんたのせいだ。 岬が大量殺人したのも、俺たちの仲間が仲間割れし殺しあいになったのも、空くんのお兄さんそう、陸を殺したのも全部お前のせいだ!! 返せ! 皆を陸を俺らのすべてを返せ! この人殺しが!!」



そう言われた瞬間俺は走馬灯のように映像が頭を駆け抜けていった。



空「そうか、俺がみんなを…。」



すべて、思いだした。

自然と涙が出てきた。



ロ「殺してやる!」


ロイドの力がどんどん強くなっていった。


あっ、俺殺される…。



その時!




パリンッ

ビュンッ



グサッ



ロ「なっ!?」


ロイドから俺は解放されていた。

そして、周りをみたら。

窓ガラスが割れ、弓矢がロイドの腕をいぬいていた…。



ロ「なっ!? なんで…!?」



?「待たせたな空☆ 仲間をいじめるやつは許さない! 100倍返しにしてやる!!」


空「お前は!」



番外編

クリスマスイブ




春「なぁ、今日はクリスマスイブなのに男二人って悲しくないか?」


結「俺は一人で勉強していたいのに急に人の家に入ってきていきなりなんだ?」


春「だってさー! 高3なんだぜ俺ら! なんで、彼女がいないんだぁぁぁぁ!!」


結「しらねぇよ! 邪魔すんな、抱きつくなうざい!」


春「ひでぇよww そして、冷たいよ…」


結「つか、寂しいなら他の奴らを誘え!!」


春「……だってさー! 外寒いし、俺結に会いたかったんだもんww」


結「なっ!?///」


春「つか、クリスマスプレゼント的なやつ無いの?」


結「ない!! つか、春も用意してないだろ!」


春「いや、結にだけプレゼントがあるんだがww」


結「はぁ!?」


春「ほら。」



春が渡した箱の中身はマフラーだった…。



春「お前マフラー一個も持ってなかっただろww」


結「あっああ、ありがとう…」


春「いつものお礼だしww」


結「しかし、お前は俺に何がほしいんだ?」


春「いや、結には、貰わなくていいよww

いつもお世話になってるから…」


結「いや、駄目だ! それじゃあ、俺の気がすまない!」


春「いらないっていってもか?」


結「あぁ。」


春「…。 んじゃ、結俺にキスしてくれww」


結「なっ!?」


春「ほらほら~ww」


結「しかた無いな…。 ほら目を潰れ!」


春「ま…マジでww」


結「ほら早く!」


春「あっああ。」



そして、結の唇が近づいてきた…。

そして、



チュッ

春「//// って、ほっぺたか~いww」


結「なっ?/// たりまえだろ! なんで口にしなくちゃなんないんだ!///」


春「まぁ、結が勇気を出してやってくれたからOKにしようww ありがとうな結!」


結「おっおうww そっちこそ、クリスマスプレゼントありがとう…///」









こうして、二人のクリスマスイブは終わった。





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