十二話
今回は雅目線で岬の昔話です。
あれは、私が五歳の頃。
私たちは父に連れられて岬さんの家に行った時、私たちは自分たちと変わらない歳の少年が大人たちを打ち負かしてるところを見ました。
その少年は幼いながらも最強の名を持っていたいました。
そして、彼は表情を一つも変えなく、無口で冷たい人でした。
そして、七歳の頃もう一度岬さんの家に行きました。
そしたら、その少年は別人のようになっていました。
ある一人の少年に向かって笑い、怒り、怒鳴ったりして色々な表情をみせるようになりました。
そう、岬さんは空様のおかげで柔らかい人になっていました。
そして、私たちは空様を守るようにと命じられ、岬さんの下につくようになりました。
岬さんは誰よりも強く、優しく、怖く。
そして、大人に強く信頼され私の憧れでした。
そして、一年後あの事件は起こった。
岬さんは怒り狂い昔のような冷たい目で狂ったような笑い声であなたは、敵味方関係無く、殺すようになった。
空様を取り返すためなら何でもやる。
そう言って何人も何人も…。
最強だったあなたを止める事は誰にもできなかった。
そして、止めに入った私たち二人もあなたに……。
でも、みんなと違って私たちは生きてました。
でも、その後の事はわからないです。
後日、話を聞いたら岬さんが無傷で空様だけを助けだしたと聞きました。