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プロゲーマーを目指していた俺、妹はアジア最強の配信者でした。  作者: 城ヶ崎大地


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第95話 あとは任せたよ

「舐められたもんだね〜」


 最終戦、可憐は雪奈とレインと一緒に大都会のマップを移動していると、相手もグランディネアを除く3人がまとまって行動をしていた。

 ボクたちの考えは、グランディネアがボクに奇襲をしかけると思って2人と行動していた。


 しかし、グランディネアは前回同様、悠也の方へ向かっているのだろう。

 ということは、ボクたちはラーグナたち3人でも余裕で相手ができると踏んでいるのだろう。


 グランディネアがチームメンバーと話しているかはわからないが、さっきのボクの重症でこう考えるのも当然なのかもしれない。


「KARENさん、俺が前線で抑えます」


 レインはそう言って、ライトマシンガンを構えた。


「KARENは近距離に弱い、2人とも頼みますね」


 ラーグナはそう言って、アサルトライフルを手に持った。


「なーんか、ボクのこと相当舐めてない??」


 ボクはさっきまで紳士的な態度をしていたのにも関わらず、舐めた態度をとっているラーグナに腹が立ってきた。


「さっきは不意を突かれましたが、あなたは所詮過去の栄光。結局、不意打ちしかできないじゃないですか」


 実際、不意打ちで2人とも倒したから、まあそうだけれども、さらに頭に血が登ってきた。


「あ、てめぇ、師匠のこと悪く言うんじゃねぇよ…… ぶっ殺すぞ」


「あなたはプロチームに捨てられた狂犬じゃないですか。よく吠えますね」


「今殺す。作戦なんかどうでもいい。俺がこいつをぶち殺す。いいですよね、師匠」


 レインは相手の挑発を聞いたのちに、ボクにそう言った。


(なんかムカつく。それに悠也の性格的に、ボクたちがやられたらプレッシャーを感じるよね〜 なら、あれをやっちゃうか〜)


「ね〜 レイン、サブマシンガン出して。YUKIちゃんも」


 ボクがそう言うと、レインと雪奈はサブマシンガンを取り出した。

 2人が取り出した瞬間、ボクは自分のポイントで購入したグレネードとアサルトライフルを地面に投げ捨てて、2人のサブマシンガンを取り上げた。


「……なっ」


「はい……??」


「「「……え??」」」


 この場にいる全員が、驚いたような表情を浮かべる。


「1分でいい。1分あればこんな雑魚虫、捻り潰せる」


「……ッ」


 ボクがそう言うと、雪奈を除く他のプレイヤーは怯え始めた。


「あ、あの…… どうしたんですか……??」


「あの時と同じだ、凍てつくような殺気…… でも師匠、いいんですか…… 体が……」


 レインは心配そうにボクに言った。


「詳しくは後で言うね。とりあえず今は黙ってそこにいて」


「……は、はい。わかりました」


 ボクはそう言って、サブマシンガンを両手に持った。


「はっ…… 俺からってか、かかってきな。えっ……」


 ボクは目の前にいたTAKAへ一気に距離を詰めて、両手でサブマシンガンを構えた。

 TAKAは反応が遅れ、ボクの放つサブマシンガンの弾を浴びて大ダメージを受ける。


「調子にのん…… なっ…… なんだそれ」


 ボクはリロードしながら、右足でTAKIの顔面を蹴ったのちに、左手で持っている2本目のサブマシンガンをTAKIの腹の辺りにくっつけてサブマシンガンの弾を撃ち込んだ。


 TAKIの体力は0となり、体は消滅した。


「次は君」


「くっ……」


 ボクは次にRIKUへ向かって行った。

 RIKUはアサルトライフルをボクに撃ち込む。


 ボクはパルクール、壁ジャンプを駆使しながら加速し、RIKUのリロードタイミングが完了する頃には数メートル離れていたのにも関わらず、1mほどまで近づいていた。


「まさか勝ったと……??」


 RIKUはそう言って、サブマシンガンを持っていた。


「これでおわ…… 何っ…… データにないぞ……」


 RIKUがサブマシンガンを構える直前、ボクは右手に持っていたサブマシンガンをRIKUの顔面に投げていた。

 加速しているのも相まって、RIKUの顔面にすごい勢いで直撃するサブマシンガン。


 RIKUの視界が遮られた瞬間をボクは見逃さず、後ろに回り込み、右手で持つサブマシンガンをRIKUの頭に撃ち込んだ。

 全弾ヘッドショットで体力が一瞬でなくなり、RIKUの体力は0になった。


 ボクはRIKUの体力が0になった瞬間、地面に落ちている最初にぶっ飛ばしたサブマシンガンを拾いながら、ラーグナの方を見た。


「次はお前だ」


 ボクがそう言うと、ラーグナはビクッとして震えているように見えた。


「こ、このっ……!!」


 ラーグナはボクにアサルトライフルを撃ち込む。

 さっきと同様のキャラクターコントロールを駆使して加速し、一気に距離を詰める。


「おりゃああああ」


 ラーグナはボクに必死の表情で声を上げながら、グレネードを投げる。

 ボクはジャンプで飛び上がり、サブマシンガンをその場に捨てて投げられたグレネードを空中でキャッチし、そのままラーグナに向けて投げた。


「……は??」


 ラーグナは意味がわからずに一瞬フリーズした。

 その瞬間、グレネードが爆発し、ラーグナは大ダメージを受ける。


「……いっ なんなんですか、この…… え??」


 ラーグナは爆風の中立ち上がった瞬間、ボクはサバイバルナイフをラーグナの胸に突き刺した。


「はい、おしまい」


 ボクはサバイバルナイフをラーグナの胸から引っこ抜いた。

 ラーグナは最後の力を振り絞り、サブマシンガンを撃ち込むも、ボクは一瞬で後ろに回り込んだ。


「しつこい」


 ボクは後頭部から順に、ラーグナの全身をサバイバルナイフで高速で突き刺したのち、全身を切り刻んだ。

 ラーグナの体力は0となり、体は消滅した。


 この間1分。少し前は現実の体で胸が苦しくなっていたけれども、リハビリのおかげかなんともない。

 でも、これ以上激しいキャラ操作をすれば以前のように体調が悪くなるので、これ以上は何もできない。


(久しぶりに暴れたね〜 いや〜 でも、疲れた〜)


 ボクは疲労感を感じ、現実世界でキーボードとマウスから手を離してぐったりと横になった。


「これがKARENちゃんの本気ですか……」


「おそらく『あ』やグランディネアより強い…… まさに破壊の女王……」


 レインと雪奈は3人を倒したボクを見て驚いていた。


「まあ、あとは任せたよ リーダー」

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