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プロゲーマーを目指していた俺、妹はアジア最強の配信者でした。  作者: 城ヶ崎大地


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第90話 あの日のリベンジ

グランディネアのチームとの試合が始まった。

 マップはニュータウン。近代都市のような構造で、非常に人気の高いマップだ。


 レインと雪奈は、グランディネアのチームメンバーである『TAKA』と『RIKU』と対峙していた。

 TAKAは、レインのようなガタイのいい筋肉質な外見と、金髪オールバックの髪型が特徴的な男性プレイヤー。

 フィジカルが強く、中〜近距離戦闘が得意で、レインと同じタイプの選手である。


 RIKUはTAKAとは真反対で、クールな雰囲気を醸し出すメガネをかけた好青年。

 グランディネアを除くこのチームでは補助役を担当している(グランディネアは指示を全無視するため)。

 大会参加者すべてのプレイヤー、マップや武器などのデータを用いた戦略が特徴的だ。


「まさかお前がYUUの下につくなんてな。面白いこともあるもんだ」


 TAKAはくすっと笑いながら、レインを挑発した。


「黙れ。行くぞ、YUKI。さっさとこいつらを倒してディネアをぶっ倒す」


「わ、わかりました…… お手柔らかにお願いします!!」


「YUKI…… この人はデータにない、未知のプレイヤーだ。念のため気をつけろ」


 RIKUはメガネをクイッとさせたのち、両手にハンドガンを持った。


 レインはライトマシンガンをTAKAとRIKUに向けて撃ち込んだ。


   * * *


 可憐は『ラーグナ』と駅の中で対峙していた。

 ラーグナは身長が高く、黒上のスーツが似合う男性。

 紳士的な外見のプレイヤーで、実力はマリベルに劣るが、昨年のプロリーグで3位というハイレベルの選手だ。


「あなたが噂の破壊の女王ですか。初めまして」


「ちょっと中二病みたいで恥ずかしいから、それやめて〜」


「失礼。てっきりあなたが決めたものだと思ってました」


「いや、ボクはこんなの作らないよ〜。こういうの好きなのは、ボクの隣に座ってるやつだけだよ〜」


 ボクがそう言うと、現実世界で隣に座っている悠也が『会話の内容わからんけど、俺のこと馬鹿にすんな!!』と言ったので、思わずクスッと笑ってしまった。


「言っている意味がよくわかりませんが…… まあ、なんにせよ、あなたと戦えて嬉しいです。全力でいかせてもらいます」


「うん、よろしくね〜」


 ラーグナはそう言って、ボクに向かってアサルトライフルを構えて撃ち込んだ。


(以前のボクを知ってるからこその中距離戦か…… ここまでは読み通り……)


 ボクは首を横にして、弾丸を回避した。


「もーちょっと上だよ」


「……ッ」


 ボクはラーグナが放つ直前、片手でアサルトライフルを持ち上げて、瞬時にラーグナのヘッドラインに合わせてアサルトライフルを撃ち込んだ。


 ボクの放った弾丸はラーグナに避けられたものの、顔をかすって少量だがダメージを与えた。


(避けられたけど、これでプレッシャーは与えられた)


 ラーグナはボクを見て、少し焦った表情を浮かべた。


「噂は本当でしたか……」


「ボクを昔強かったみたいに言わないでよ〜。今も最強だよ〜!!」


   * * *


 俺とグランディネアは、高層ビルの屋上――ヘリポートの場所で対峙していた。

 試合開始前、俺のチャットに「タワー屋上へ来い」とメッセージがSNSで送られてきたので、行ってみた。


 最初は俺たちをハメる罠だとも思ったが、グランディネアの性格的に卑怯なことはしないと信じてみたら、メッセージ通りの場所に座っていた。


「まさか奇襲もせず、素直にタワー屋上に来るとはな……」


「そういうお前こそ、トラップや伏兵を用意してないでいるだろ」


 俺がそう言うと、グランディネアは呆れたような表情を浮かべた。


「お前らが束になったところで、俺に勝てるわけないだろ」


「それはどうかな。あの時より俺は…… いや、俺たちは強くなったからな」


 俺はそう言って、アサルトライフルをグランディネアの頭に照準を合わせた。


「行くぞ。お前を倒して、俺は世界へ行く」


 俺が弾丸を放つと、それに合わせてグランディネアもアサルトライフルを俺に向けて放った。

 鋼鉄の弾丸が空中で何発かぶつかり、金属音が鳴りながら火花を上げて、他の弾丸がお互いの体に飛んできた。


 俺とグランディネア、お互いに最小限の回避で弾丸を避けてリロードをした。


「あの時はつまらなかったが、今度こそ楽しめそうだ」


「そりゃよかった」


「だが、まだ足りない」


 グランディネアはそう言って、サブマシンガンに持ち替えて近距離戦を仕掛けてきた。


(早っ……)


 思ったよりも少し速く動いてきたので、反撃を諦めてヘリポートの場所から降りて通路に退避した。


「あっぶね……」


「ほぉ、これを避けるか……。確かに破壊の女王を仲間に入れ、さらにはstartubeにスポンサーを受けるのも納得できる。やはりここに呼び出して正解だった。以前のお前よりも成長したらしいな」


「お前に負けてから、めちゃくちゃ鍛えたんだよ。今度はこっちの番だ」


 俺もアサルトライフルからサブマシンガンに持ち替え、階段を駆け上がってグランディネアに向けて弾丸を撃ち込んだ。


 グランディネアは横にあった「進入禁止」と書かれている看板を手に持ち、俺の方に向けて投げて弾丸を防いだ。

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