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プロゲーマーを目指していた俺、妹はアジア最強の配信者でした。  作者: 城ヶ崎大地


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第45話 お兄ちゃんがオシャレしてる……

金曜日の夜、俺は可憐とプライベートマッチでゲームをしていた。


「そういや、俺明日予定あるから今日は12時には落ちる」


 明日は9時に起きて、ショッピングセンターに彩音と行く予定だ。

 寝坊をすることで有名な俺は、早く寝ないといけない。


「せっかくボクが夜更かしできるっていうのに、12時からはソロで練習しろってこと??」


「外せない用事だから、許してくれ。それに可憐は彩音のグループに入ってるだろ……あ」


 可憐と話していると、自然と妹の本名を口に出してしまった。


「別にボクにバレてもいいでしょ……それに、あちゃんって言いづらいからいつか聞こうと思っていた」


「確かに言いづらい感あるのはわかるかも。配信とかする時に言わなければいいよ」


「ボクが、そんなヘマをすると思う??」


「まあ心配いらないか。話を戻すが、可憐は彩音の友達と練習はしないのか??」


 俺は未来視の特訓の時、有栖ちゃんに手伝ってもらってたりしていて利用していた。

 だが可憐は病院のルールでゲームをできないとはいえ、挨拶以外の会話をしているところを見ていなかった。


「だーって、中学生でしょ。ジェネレーションギャップでボクが死ぬ〜」


「いや、お前と俺はまだ若いから大丈夫だろ…… 別に悪い子たちではないから」


「へーそうなんだ。まあYUUが言うならいいや」


 そんなことを話しながら、俺たちは中距離でお互い壁の裏に隠れながら撃ち合いをしていると、俺が7回目の敗北で10回勝負は7対3で可憐に負けた。


 未来視を使って最初は3連勝していたが、俺は彩音のように慣れていないためか単純な動きになっていて、可憐に未来視することを読まれてしまっていた。


 これは終わってから気がついたけど、7割できることによる過信からだろうから、練習をもう少ししないといけない。


「はい、これで7連勝。余裕だね〜」


「くっそ、未来視をさせないように、先撃ちはやられたわ。……本当にすげぇよ」


「そう言われると、ちょっと嬉しい」


 可憐は嬉しそうに言った。


「そうだ。今日早く解散するのを許した代わりに、ボクにYUUの本名教えて」


「言われてみたら、そいや言ってなかったな……俺だけ可憐の本名知ってるのもあれだしいいよ。悠也だ。覚えなくてもいい」


「へーそうなんだ。なんというか普通だね」


「真剣に考えたパパとママに謝れ」


 そんな会話をしつつ練習を続けて、俺は12時にゲームをやめて歯を磨いた後に眠った。


 


 目覚ましの音で目が覚めた。

 時刻は8時半。念のため8時半から9時まで10分刻みでタイマーをセットしていたが、1番最初のアラームで起きることができた。


「さて、何着るかな」


 俺はクローゼットを開けて、中身を確認した。


 前回ラリーと会った時の服でもいいが、さすがに彩音に前回選んでもらったのを使い回してデート?に行くのもどうかと思うので、センスのない俺の渾身のファッションセンスが試される。


 とりあえず昨日寝る前に検索していた『モテる男子の服装10選』とかいう、反対にモテないやつが調べるであろうサイトを見た。


「1位より、2位の方がいいかもな」


 1位のハリウッドスターが着るような革製の服は童顔の俺には似合わないし、そもそも持ってすらないので2位の白いTシャツと黒いジャケットにジーパンという王道のような感じの服装に決めた。

 一応、昔父さんに貰った時計も付けた。


 俺は洗面所へ行き、身支度を整えた。

 いつもはこんなこと、面倒くさがってやらないけれども今日は真面目にやった。


「これでいいか」


 俺が準備を完成させて、鏡でチェックをしていると洗面所のドアが開いた。


「お、お兄ちゃんがオシャレしている……」


 彩音は俺の格好を見て驚いた。


「いや、俺は前に彼女を作ろう計画(無意味だった)の時に買った服を適当に選んだだけだよ。普通に彩音の方がオシャレだよ」


 彩音はふりふり透明感のある白いワンピースを着ていて、正直可愛くて緊張してきた。


(妹だからな……落ち着け……)


「そうかな。今日のために有栖ちゃん達と服屋さんで買ってよかった〜」


 彩音は嬉しそうな表情をした。


「俺は準備できたけど、彩音は準備終わったか??」


「お兄ちゃんより先に起きて終わってるよ〜」


「さすが彩音だな……」


「えへへ、んじゃあ行こー」


 俺は母さんに彩音と買い物に行ってくると、メモを書いて台所に置いた後に玄関に行った。


 玄関に着くと、彩音が靴を履いていた。

 彩音はいつも履いているスニーカーではなく、ヒールのような靴を履いていた。


「もしかしてこれも買ったやつか……??」


「うん!!」


「これから買い物だってのに、お金使いすぎじゃないか??」


「大丈夫〜。今日の買い物はお兄ちゃんのギフト券で出してくれるんでしょ??」


「そういや、俺が出すって言ってたわ……買い物どころか外にあんま出ないから使い道なかったし、今日は俺の奢りだ」


「やった!!」


「んじゃあ、彩音行くか!!」


「うん!!」


 俺たちは家を出て、徒歩7分で着く大型ショッピングセンターまでの道を歩き始めた。

読んで頂きありがとうございます!!

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