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四十七話

 んぁー、やる気でねー。


 ごろんごろんとベッドの上で転がり続ける。もう二時間も転がってるのでそろそろバターになっちゃうなぁ。


 でもなぁ、と荒れに荒れてる部屋を眺める。掃除しなきゃー洗濯しなきゃー買い出し行かなきゃあーめんど。


 お盆休みに入って早2日。休み前日こそ張り切ってアレだこれだとやる事リストアップしていたというのに、いざ始まるとやる気が消え失せるこの現象なんなんだろう。連休あるあるだと思うんだけど。

 そもそもこの部屋一人で住むには広すぎんだわ。掃除がだるすぎる。


 とはいえやらない訳にはいかない。盛大にため息をついてようやくベッドから立ち上がった私は、せめてやる気が萎びないようにイヤホンを耳に差し込んで大音量で推しの曲を流し始めた。







───()()の気配が、すぐそばまで忍び寄っていることにも気が付かずに。




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