表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/100

36話

「この駅降りるの久しぶりだわ」


「でしょうね。あ、お酒買っていい?」


 聞き慣れた声と初めて聞く声に顔を上げる。楽しげに会話しながら入店したのは女性二人組だ。その内1人が俺に気付いてぱっと顔をさらに明るくした。


「こんばんは」


「どうも。……お友達ですか?」


「はい。明日休みなのでお泊まりなんです」


 ニコニコと笑うお姉さん。その傍の女性は何やら変な顔で俺を見上げていたが、ペコリと頭を下げてくれた。とりあえず俺も会釈を返す。


 なんとなく気まずい雰囲気がお友達さんと俺の間で流れる。

 しかしお姉さんは全く気付くことなく、むしろ友達がいるために気が大きくなっているのか普段は買わないフットケア用品とか顔パック等酒と食べ物以外もドカドカとカゴに入れていた。


「みほ、甘いの食べる?」


「あ、う、うん」


 勝手知ったる様子でお友達をスイーツコーナーへと連れて行くお姉さん。みほと呼ばれたお友達さんは、チラリと最後に俺を一瞥してその後について行った。


 お姉さんご機嫌だなぁ。


 いつもとは少し違うテンション感に微笑ましいやら何やらな心境で、俺はコンビニを後にするのであった。








「鈴音!?あのとんでもないイケメン何!?」


「え?…………コンビニ強盗被害者の会メンバー……?」




 ───俺が去った後のコンビニで、そんな会話が繰り広げられていたとも知らずに。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ