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二十九話
いやね。家族にも同僚にも友達にも「女子力よりもおじさん力高め」と言われ続けて早26年みたいなところある私ではありますが、一応生物学上は女子であり、一応年齢的にはギリうら若きと言っても差し支えない歳頃であるのです。
そして一応生物学上は女子であり、一応年齢的にはギリうら若きにも羞恥というものはあります。
そのなけなしの羞恥心が私に語り掛ける。やっぱこれはよく無いよって。そうだよねぇ……。
くうっ、と涙を飲んでレンジアップする系の二郎系ラーメンに伸ばした手を引っ込める。いや普段は気にせず買うんだけどさ、今日はほれ、何故か隣にはるかくんがいるんだ。
流石に歳下の顔見知りの男の子の前でこれ買う勇気はない。
なんか心配そうな顔で私を見下ろすはるかくんに、内心で「この女よく食うなとか思ってたらぶっ飛ばす」と威嚇しながらどうかした?とばかりに小首を傾げて見せる。
ハッと我に返った様子の彼は「すみません、ジロジロ見ちゃって」と謝罪してそそくさと離れていった。
なんやねん……。




