表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/100

26話

 ようやく日常が戻ってきたなと感じる。


 20時過ぎ。いつものコンビニでいつもの通りガッショガッショとお酒をカゴに投げ入れる仕事帰りの目荒みお姉さん。なんだかんだ久方ぶりの光景にじーんと感動の様なものが芽生える。


 強盗事件から2週間。後始末諸々も終わり、自分の中でもあの日のことがようやく過去になっていつものコンビニに行くことへの抵抗感も薄れ始めた今日この頃。


 いつも通りの生活に戻った訳なのだが、しかし変わったことが一つ。


「…………あ」


「どうも」


 荒んだ目のお姉さんが俺に気づいてぱっと顔を上げる。お姉さんの方へと歩み寄りながらぺこっと軽く会釈をした。


 やはり共に生命の危機を経験をすると赤の他人とは言えなくなるもので。知人というほどでもないが顔見知りにはなったお姉さんは、ニコッと笑顔を見せてくれた。


「こんばんは。なんだか久しぶりですね」


「そうですね」


 とはいえあくまで顔見知り程度。それだけの淡白な会話を交わしてお姉さんと別れる。


 いくら仲間意識が芽生えたといっても、名前も知らない男に会話を引き延ばされても困ってしまうだろう。俺も別に話す事ないし。


 強いていうのなら今日もお互い無事で何よりですね、と命がある事に内心で感謝を捧げるくらいであった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ