なんなんですか? 六話
夕御飯をレストランで取らずに 室内で取っている、
少しの間一目に付かない様にするらしい、食べてる時に少し思った事を
桜さんに聞いてみる、俺達の存在が何故そんなに貴重なのか?
又 学校に居る女の子たちには 能力を持った子は居ないのか?
普通に考えれば少し位居ても??
「そうね、ある程度、部分的な遺伝子操作で貴方達みたいな人は居るわ、
でも学校全体で一割も居ないわ、その他の子達は普通の女の子なの
で遺伝子操作で能力を発動出来たのは 貴方達二人だけ」
!!初めて知ったよ〜 驚愕の事実!
隣に居るカナちゃんもポカーンとしてるし、え〜?
本当に俺達が初めてだったんだ!!
「実際、貴方達の能力を初めて見た時は叔母を思い出したわ、
あの人も凄かったのよ、でも、最初の頃は失敗ばかり、亡くなった方も居たし
未だに目を覚さない人も・・・」
そんなに?? なら俺達も? ブルブル!!
「で、失敗ばかりだったのでついに叔母の遺伝子を使用する事になったと言う訳」
で、成功したのか〜! 良かったよ〜
「基本あの学校の目的は少子化問題の解決の為なの、だから
貴方達の様な能力を持つ方が稀なのよ」
あ〜 あの元担当のジジイが言っていたねー
「多分、貴方達に関しては当分の間は大丈夫のはずよ」
ホッ!っと安心していると? しのぶさんが色んな本を?
「これで心配事が無くなったから、頑張って お勉強しましょ!」
ウゲ〜 一難去ってまた一難??
次の日、朝から 隣でカナちゃんが 一生懸命勉強をしている、チラッ!
俺の方を見ているが俺は何をしているかと言えば、
何もして無い!! そう! 能力のせいで 全部暗記したのだ
ガハハハ!そんな恨めしそうに見ないでよ、カナちゃん!
と浮かれていると?
「そうか、 なら私と一緒にランニングをするぞ!」
へっ?? じ、冗談だよねー? 桜さん?
「身体を鍛えるのも勉強の一つだぞ! ほら行くぞ!」
・・・死ぬかも?
プクプクプク〜 5分でギブアップしました〜、
ちなみに勉強を切り上げたカナちゃんは まだ桜さんと走っています!
もうね一時間以上全力で走ってるよー! でも桜さんも大概凄いね、
能力を使っているカナちゃんと殆ど互角って?
俺は?しのぶさんの膝枕で、ヒーハーと大汗をかきながら、それを見てるよ!
「まゆみちゃん、ランニングが苦手なら今度は水泳なんかどうかな?
全身運動出来るわよ、」
しのぶさんの水着!!・・・フヘヘ、良いかも!
お昼過ぎのプールにて・・・甘かったよ〜 明日は絶対に全身筋肉痛だよ
まぁ プールに入るまでは良かったんだけどね、しのぶさんの水着姿は
眼福でした! 後から来た桜さんと カナちゃんの 水着姿もカッコイイ
まぁ、はしゃぎ過ぎたのは 認めます、カナちゃんは
イルカじゃないのって言う位凄い泳ぎ! 桜さんは豪快!
その横で俺はしのぶさんに 手を引かれてプールの中を歩いています! いや、
しのぶさんが歩いた方が良いよってね? 本当?
で、往復した辺りでもう グッタリ! フニャフニャ、スゲー体力使う!
ギブアップして部屋のベッドで半分気絶状態!
夕御飯も食べず気がついたら朝でした
カナちゃんが 俺を起こそうとしたみたいでね、
なんか俺が フニャフニャ言って起きなかったらしい、
で、思った通り 全身筋肉痛だよー、
俺のだらしない姿を見て 桜さんが 呆れ顔で見てるよ
「ふむ、これは一度 身体検査と体力測定をしておいた方が良いかもしれんな?」
「そうですねー、カナちゃんはともかく まゆみちゃんは?」
チラッと俺を見て しのぶさんも同意している?
「よし! 体調が万全になった時点でやるか、」
うへ〜? ん? カナちゃんは上機嫌だな?
「まゆみちゃん? そんなに不機嫌な顔をしないでね」
「そうだなぁ? 私達も一緒に付き合うぞ 体力測定」
身体検査はしないのね? まぁ自分の身体を知るには良いチャンスかもしれんな、
と、言う訳で翌日早速 カナちゃんと桜さん達と一緒に学校の?
広っろい体育館におります! まぁ その前に保健室で身体検査したんだよ、
(まゆみちゃん)身長1xx cm えっ!思ったより低いよ!
体重3x kg か軽〜 バストxx ウエストxxヒップxx ん? xxじゃあ わからん?
バカー! 乙女の秘密を そう簡単にバラすかー!!
後カナちゃんは ナイスバディ! 上機嫌でした〜!
桜さん達はそもそも計測すらしなかったよ〜 エヘヘ でも俺は見たよ!!
しのぶさんが 体重計を青い顔して見てたのを!
広い体育館で準備体操を カナちゃん達としています、グニヨ〜ン
力と体力は敵わないけど 柔らかさは負けてないヨ〜
後ろにそりかえって 両手が床に着いちゃうからね〜
流石にカナちゃんも無理だよ!
実はこっちに来る前にあまりにも暇だったんで
お姉さん達に 教えてもらっていたんだよね、ほらほら足で耳の後ろをかけるよ!
ん? 桜さん達が ドン引きしてるね!
「・・・君は びっくり人間か?」
言われよう! そんなに? これくらいなら身体の柔らかい子なら出来るっしょ?
後 よく知ってたね そんな言葉? あっ!
又カナちゃんが「ニャンコ〜」って頭をナデナデしに!
「さて準備体操はこれまでにして 一応計測するぞ!」
二人して桜さん達の所へ、カナちゃん張り切ってる!
「後 私以外の三人で競走してみようか、まずは、100メートルの競走だ
一応ハンデを付けるか?」
そらカナちゃんに俺が敵うわけがないじゃん!
「カナちゃんは100メートル後ろ、尚且つ3キロの重りかな」
凄いハンデだねー? でもカナちゃんなら大丈夫だねー
「しのぶは普通だが まゆみちゃんは50メートルから走ってみようか?」
がーん! 凄いハンデだねー!
で競走したんだけど、こんなにハンデが有ったのにブッチギリでドベ?
早すぎるよ 二人共! カナちゃん? 半端無く早すぎる! 200Mを
しのぶさんより早く走れるなんて、加速装置でも付いてるのかな?
あっ、これが能力の力か〜
「出鱈目に早いな! これが能力か...」
カナちゃん重りの意味が無いね〜 嬉しそうに戻って来た カナちゃんは上機嫌で
まだ 走りたそう? でも計測だから次だよー!
「どうだ しのぶ? 一緒に走って?」
「私 高校の記録保持者だったんですよ?あんなに呆気なく抜かれるなんて?
世界記録者でも敵いませんよ!」
「だな、さて 次の種目にいこうか、」
次は何かな〜って見てると 走り幅跳びか〜、
当然俺もカナちゃんもハンデが付く、で俺はJCの平均以下でしたー、凹むな〜
まぁカナちゃんは 飛び過ぎ〜 どこまで飛ぶんって感じ!
ある程度測定した後 ちょっと休憩、楽しかったのかカナちゃん
凄くはしゃいでるよ〜 桜さん達が測定した記録を見て あーだこーだ言ってる
多分 オリンピック級の記録が出ているんだろうな? ハンデ付きであれだもん!
「さてと、次は反射の計測をしてみようか、」
反射?? 何するんだろ?
「まぁ、簡単に言えばどれだけの速度で対応できるか? だな、これは、
まゆみちゃんは あー やらなくても良いかな? たぶん?」
プンプン! わかってるけどね で 桜さん達が手に持っている物が? 何で?
ぴこぴこハンマー?を両手で持っているよ〜??
「さてと、カナちゃんにはこれから私達の攻撃を躱わすか手で受け止めてもらう」
「ランダムに攻撃しますからね〜 注意してねー!」
おおー、 カナちゃんが二人の攻撃を簡単に避けてるよ
凄く早いのに? 見てかわしてるのかなぁ?
「凄いな・・・私達はこれでも剣道の有段者なのだが」
カナちゃん? 楽しいのか飛び跳ねてるよ〜?
「ふぅ、この程度では駄目だな・・・よし!次だな!」
今度は何すんのかな? おー? あれはボウガン? 危ないよー!
それを見てカナちゃんも青くなってる、
「このボウガンを10m離れた所から射出する、それを落とせるか試そう」
カナちゃん! ギューってハグしないで 中身出ちゃう!
「あ〜大丈夫!カナちゃんの 横を通る様に固定してある、そこから動かないように
後 安全のために透明な盾を置くので 身体はそこから出ないように、」
「で ボウガンの矢を棒で叩き落として欲しい!」
相当無茶な事言ってるよ!ボウガンって あの近距離なら
音速に近い速度じゃあないの?って?平気でやってるよ? 更に距離を縮めるし?
1メートルの距離で落とすのって? どんだけ?
桜さん達はやっと満足した様で 終わりを告げる、
「まぁ このの位でいいだろう カナちゃん ご苦労様 とりあえず今日の測定は
これまでにしよう、」
ンー?カナちゃん最後の方は 目が輝いてたよ〜そんなに楽しかったのかね〜
「さて、みんなシャワーを浴びた後 寮に戻って食事なんだが
ちょっと重要な話をするからね、」
何だろ?重要な話って?
寮の食堂で食事をした後 部屋に戻って来た、
俺達はソファーに座って食後のココアを飲んでる、
「さて、話しが二つ程ある が、本当は大した事でも無い、
まず一つはカナちゃんの能力だ 計測した結果、能力はブーストだな、
力、持久力、反射神経など常人の数倍から十数倍、有る事が判明した、」
十分大した事だよー
「後、ついでに これは憶測だが多分まゆみちゃんは完全記憶では無いと思う、
叔母がそんな能力を持っていた記憶は無かったからな、では何かと思えば多分
まゆみちゃんは頭脳のブーストなんだと思う、」
頭?? 記憶力は良くなったと思うけど?
「まゆみちゃんは、見た事、聞いた事をブーストしてると思うんだ、
多分他にも使い道が有るんだと思う、」
ほぇ〜、使い込んだら頭良くなるんかね?
「叔母は基本的にブースト=強化を得意としてたらしい その遺伝子を貰った
君達も能力の発現が高い確率で、起こる事がわかった、しかし!残念ながら、
叔母の遺伝子のプールは ほぼ無くなり、後一人くらいだろうな、まぁ
本来の目的は違うのだから 良いんだが。」
俺達の能力はオマケみたいもんなんだ?
でも他の人達はそうも言ってられないじゃ無いのかな?
桜さん達の護衛もその一つな訳だし?何か別の目的でも有るんかな?
まぁ 今のところは気にしないでおこう、
「さてと、もう一つの方は君達の名前だな! 今は下の名前だけなんだが
姓名も付けたいんだ、希望は有るかな?」
おー 姓名か〜? どんな名前かな?出来ればカッコ良いのが??良いよね?
「これは提案なんだが、君達の遺伝子をくれた本人の名前はどうだろう?
叔母の姓名は砂姫という、」
おー! 良いんじゃない? コクコクコク!カナちゃんも喜んでおります♪
「うん、この名前で良いなら こちらで二人の登録をしておこう、」
砂姫まゆみ 砂姫カナ か〜
「よかったですね、そうなると砂姫姉妹ですか?お姉さんは年上のカナちゃん
妹のまゆみちゃん! ふふふ 良いですよー♪」 む! 俺が妹か〜?・・・
試しに呼んでみるか? カナお姉ちゃん! むぎゅ〜 く、苦しー!
嬉しそうにハグを!(ベアハグ)? でも俺も嬉しいよ〜
とある深夜、俺は又何か気配を感じ目を覚ました、やはり居た!あの人だ
挨拶がわりに手を振ってみる この人が桜さんの叔母の砂姫さんか〜
フリフリ、あっ、にっこりしてるよ まぁ俺達ってこの人の娘の様なものだからなぁ、
(もしかして娘達を見に来たって 感じなのかなぁ?)
あー 消えちゃったよ!そう言えばカナお姉ちゃんは?
うん 隣にいた筈なんだけど抱きついてスヨスヨって 寝てるね?
いつの間に まぁ良いけどね〜。
評価してもらえたら、嬉しいです。
とりあえず一部完です!