なんなんですか? 三話
次の日、俺ちゃん? はカナちゃんと二人並んでどっかの外?
えらく広い空き地の端っこにお姉さん達とおります、
後ろはなんか大学病院?みたいな建物が ドーンと建ってるよ、
ただ建物には全く窓が無いね? はーここは何処なんだろって思うけど
後ろの建物以外は他にはな〜にも無い うん、ま、いっか俺には関係無くなるし
「どんな所だろうねー」
って隣のカナちゃんが聞いてくるけど 俺的には全く別の事考えてたよ?うん、
ご飯美味しい所だと良いなぁ〜 後は・・・ どうでも良いや!!
アッ!もう一つ有ったよ 学校??? ってどんな事習うのか解らんけど、
難しくありません様に!! ナムナムナム!
思わず手を合わせて拝んでいたけど隣のカナちゃんも?真似て一緒に拝んでたよ〜
やっぱ知らない所や学校って所が怖いんかな??
「あー多分大丈夫だよー 向こうには君達の様な女の子達いっぱい居るから
すぐ慣れるって!!」
後ろのお姉さんが頭に手を組んだ状態で言う、あー完全に他人事ジャン
まぁ良いか、友達になってくれたカナちゃんが側に居れば 少しはマシだよ、うん。
少し経ったら空の上からパリパリって音が 聞こえてきた? む?
音のする方を見ると遠くからでもやけにゴツいヘリコプター?
らしい物が見えてくる! あーあれに乗るんかい? 次第にパリパリって音が
バリバリって音になり あー風強い〜 かなり離れているんだけど身体が後ろに
持って行かれるよ! 後、音?耳塞いでるけどうるさー、
着陸したヘリコプターは どう見ても戦闘ヘリだよ!
ブラックホークだったっけ? 迷彩柄! おっきい! 自衛隊が俺達を運ぶんだねぇ?
あーそう考えると自分達は重要人物だったんだねぇって改めて思ったよ〜
まぁこの国の未来が掛かっているからね〜 そらそうだよ、
「止まったらあれに乗り込むわよー 忘れ物無いかしら〜?」
たとえ有っても俺取りに戻れるん? 無理だろ!
緊張してる俺達をリラックスさせるつもりで言ってるんだろうねー、
しばらくして完全に止まった ヘリコプターにトラックが向こうからやって来た、
多分燃料を給油しに来たんだろうねぇ、ジッとその作業が終わるのを見てたら?
「あー 君達、短い時間だったっけど 身体には気を付けるんだよー♪♪」
ねぎらいのお姉さんの言葉にちょっとホロリ!
一緒に行けないのか〜 うん お姉さん達も元気で居てね〜
手を振りながら給油の終わった ヘリコプターに乗り込む!!
乗り込もうと思ったが全然届かん!と? 横に居たカナちゃんが 俺をヒョイって
持ち上げた! 軽々と!もう親子!! がーん!
俺って非力〜 仕方ないじゃん! 俺ちっさいんだよ!
ヘリコプターの席に座ってシートベルトらしき物を 隊員らしい女の人?
が固定してくれてるよ! その後大き目のヘッドホンを掛けてくれる、あー
これから空の上を飛ぶんだ〜って思ってたんだけど?
うるさー?ヘッドホンしてんのに何この音! 外したら鼓膜逝ってるやん、
「気分が悪くなったりしたら、この袋に吐いてねー」
おぅ! エチケット袋か? そんなに揺れるん?? こっ怖ー!
今の時点で緊張で既に吐きそうだよー! 隣の席のカナちゃんに手を出して繋ぐ
ぎゅー? あっカナちゃんも緊張してんのね、
「では、今から離陸します!」
最初はもっとふんわりって浮き上がると思ったら、もう急発進? ゴゥ〜って
身体に掛かるGが半端無い!! ぎょえ〜って思ったが 知らずに叫んでたらしい
「もう少し我慢するように」
ってヘッドホンから男の人の声が聞こえる!
「これでもかなり優しく上昇しているのよ、我慢してねー」
向に座って居る女の人からこう言われたんだが?
えっ?遠慮なく飛んだら俺潰れてるやん? どんだけ凄いのよ〜?
こんだけキツいんだから隣のカナちゃんも?ってチラリと横を見ると
緊張はしてるんだけど?平気なん?? まさか俺だけ?
なんつー ひ弱な俺の身体!! 俺今後大丈夫なん?
って焦っているとやっと上昇が終わったみたい
グニャ〜〜
「怖かったねー まゆみちゃん大丈夫??」
うん、大丈夫じゃないです!緊張が解けたと思った途端、吐き気が〜!うえ〜
ケロケロケロー はーふぅ! あー酷い目に遭ったよ、
朝ご飯がほぼ全部出ちゃったよ、
「小さな女の子が居るんだし、もっと優しく上昇して欲しかったわね?」
女の隊員の人が多分聞こえるように喋っているよ?
俺的にはもう二度と乗らない!
「すまんすまん、何時もはこんな感じでも 問題無かったんだがな〜」
やっぱ聴こえてたんだ! やっぱ俺貧弱なん?
「貴方もう少し我慢してね後30分程掛かるから?」
うえ〜〜?? 身体持たんよ! って言ったって 降りる訳にはいかんしな〜?
とりあえず頑張りましょう!
少しは余裕が出来たのでちょっと外の景色はー?ってチラリと窓の外を見てみる、
あー外は全部山、山、山、!!どんだけ山奥なん!
って思ったが やっぱり危ない事してるんだろね、
自覚が有るから こんな辺鄙な場所にあるんだろうねー?
うん? こっから学校の寮ってどんだけ離れているのよ?
さっきのお姉さんに聞いてみよ??
「大体なんだけど関東の郊外なの、後100キロ程かしら?」
ほー?? 遠いのねー?
「まぁ貴方達は降りてから又長時間移動すると思うわよ!」
?ウソー? どれだけ離れてるん? アワアワしながら隣のカナちゃんを見ると
あきらめ顔だよー? うん!もうね 好きにして〜って感じだよ、
げっそりしながら移動する事30分!どっかの自衛隊の基地に降りた後には
車に乗って又移動!更に一時間程車に揺られていると?やっと到着したみたい?
ちなみに 車の中からは外全く見えなかったよ!場所なんて全く分からない!
ドアが開いて降りる指示がされ カナちゃんと二人 車の外に出てみる、
目の前には大きなビル? ? ほえーー!!高いなー 何階有るんだろ?
二人して惚けていると一緒に同乗してた 女の隊員さんが来て
「さー 君達の寮に入ろうか」はっ? このビルが寮なん?
思ってたのとかなり違うよ!超広々の高級そうなフロアに高っかそうなソファーが
至る所に並べられてる! それに何か優雅な音楽まで流れとる!!
何処の高級ホテル?? ホケてると呼ぶ声が??
「二人ともこっちよ! 入寮手続きをしてもらうわよー」
隣のカナちゃんと手を繋ぎながら トコトコとフロントらしき所で名前を教える、
既に名前は記帳されていたらしく 名前を指差して 俺こっちって感じ?
でお終い!楽だねー! しかし、なんだろ??
肉体年齢に心が引っ張られてるの?かなり幼くなってる? 意識してないのに
自然とカナちゃんと手を繋いでたよ? 実態はジジイの二人組だよー!!
って思ってたけどまぁ良いかー 今は可愛い女の子二人組だよー! うんうん!
「さてと手続きも終わったし これから君達の部屋に案内しようか」うん?
さっきからこの自衛隊のお姉さんが取り仕切ってくれるけど?どうなん?
まぁ楽だから良いけど? 自衛隊本来の仕事は良いのかなぁ?
普通は寮母さんとかが 案内してくれると思ってたけど?
ジッとお姉さんを見ていたら
「ああ 言って無かったが君達の護衛、兼身の回りの世話と...後 監視だね!
よろしく! そして 私の名前は桜、桜1尉だ!」
ほー? 偉いのかな1尉って?? 全然解らん?
「君達!実感してない様だけど超重要人物なんだからね! 気軽にそこいらを
ふらふらと出歩かないのよ! 出掛ける時は必ず私と一緒に行く事!」
ほーいって生返事しながら桜さんの後ろを 雛の様にチョコチョコ付いて行く
広っろいエレベーターに乗り込み辺りをキョロキョロ??
十数階登った後降りると 出口に女の子達が数人居るよ!
初めてだよ此処で若い子見たの! やっぱ俺達と同じ境遇の子達なのかなぁ?
でも?俺達みたいに 護衛の?人居なかったよね?なんでだろ?桜さんを見てたら?
「最初の三ヶ月間は私みたいな護衛が付いて
知らない事 やってはいけない事なんかを教えるさ!」
あ〜 学校以外での先生って感じかな?広い廊下を てこてこ付いて行く事数分!
どんだけ広いん!って思ったよ!
やっと着いたドアには もう俺達の名前のプレートが 表示されてる!
おぅ! 156号室?? イチコロ? なんつー語呂合わせなん!!
ってかこんだけエレベーターから歩いてたったの六部屋?どんだけ部屋広いのよ?
「はい! 君達のカードキーだよー」
って一枚ずつ渡してくれる、うん?なんかキラキラして豪華だよ!
中はクソ広っろいリビングに おっきいソファー、前には全面のガラス張り?
両側の壁にドアが四つ!後ろの壁には超デッカいテレビ? 広すぎない?
さてと探検しましょ、右手のドア二つは窓側が寝室で隣が洗面所と
奥にはお風呂だね、お風呂も俺なら四人は余裕で入れる!プールかよ!
左手のドア二つはやっぱ窓側は寝室で隣は?
同じく洗面所で奥が??あートイレなん?
しっかし これだけ広いからあれだけ歩いたんだ〜、
ふう!
後やっぱホテルらしくキッチンってモノが無い、洗面所にも洗濯機とか無いんだねー
ドライヤーとかポット位しか無いし、さぁ後は寝る所だよー、寝室を開けると
デッカいベッドが二つ? クィーンベッドかな? それが二つ、
窓はおっきいけど開かないね!! 反対側の部屋も同じなんだろうね、
反対側は桜さんが使うと思うから こっちは俺とカナちゃんだねー、
カナちゃんと二人でベッドにダイブ〜 ボヨンボヨンって良いねー!
しばらく遊んでいると桜さんが入ってくる、
「君達、学校へ下見に行くから準備しなさい、」
ほえっ? 今から? もう良い時間だよ〜、明日じゃダメ? ダメか〜
しんどいんだけどね〜 諦めてベッドから降りて服のシワを伸ばして
服装を整える、うん? カナちゃんが髪をセットしてくれる! あんがと〜
じゃあお返しにカナちゃんにもね! ふふふ 良い感じだよ〜
さぁ行こうかって用意してると ピンポーン?って 誰?
桜さんが対応してくれてるけど???
こっちに知り合いなんて全く居ないし?誰だろ?こそっとドアの方をのぞいて見る、
桜さんと親しくお話ししているみたい? 知り合いなのかな?
女の人で背は桜さんと同じ位、後オッパイデッカ!!
「まゆみちゃん、カナちゃん、私の同僚を紹介する、」
あー 同僚って事は彼女も自衛隊の人なんだー?
「初めまして!自分は、しのぶ三尉であります、身の回りの世話と護衛を兼ねて
おります、桜一尉同様 よろしくお願いします。」
って敬礼?されたよ! 俺達の護衛二人目か〜? そんなに俺達ってヤバイの?
重要人物なん? ん〜 それとも過保護?? まぁ良いか!
カナちゃんと二人並んで しのぶさんって人にお辞儀する、撫で撫で、ん??
頭撫でられたよ??
「ああ、彼女は小さい仔が大好きなんだ。」
がーん 小っちゃいって認定されたよー! グッスン、
でもJCだとこの位の背丈じゃないの?チビって言う事だけど、
自分の足!めっさ長いし、顔も小顔! 俺的には7頭身は無理だけど6頭身?は、
有るはず!! 多分自分的にはかなりの美人さん!かなぁ?
あと隣のカナちゃんは例外だから!あそこまでの美人さん? モデルだよー
比べるのも烏滸がましいよ!
しばらく桜さんとしのぶさん二人で雑談してたけど
これからの事思い出したみたいで 手招き! 二人の後を付いて廊下に出ると、
前に桜さん、後ろにしのぶさん、間に俺達が二人? サンドイッチ状態? はー、
これからずっとこんな感じかな? エレベーターまで又歩くのかなぁ?
げっそりするんだけど ん? 反対側にもあるんだ! こっちは隣じゃん!
「ダメだ!そちらのエレベーターは担当者とか私達の様な護衛官が使うんだ、
鍵が無いと乗れんぞ!」
ああ!スタッフ専用のエレベーターか、ヘニョリ!
「桜先輩、今日位はサービスで乗せてあげても良いじゃあ有りませんか?」
コクコクコク!
「うーん・・・まぁ今日は疲れていると思うから 今日だけ特別だよ!」
わーいありがとう! 良かったよ これで長〜〜い廊下を歩かなくて済んだよ〜、
評価してもらえたら、嬉しいです。