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なんなんですか?   作者: Lumranma
3/7

なんなんですか? 二話


それから色んな部屋に連れ回されて いい加減へたばった頃、

やっと担当の先生らしき部屋に 連れて来られた・・・うん全く知らないジジイだ

まぁ俺も多分 昔はこんな感じのジジイだったんかねー?

後ろには先程のお姉さん、前にはジジイ!

俺はジジイの前の椅子に座っている、偉い人だと思うけど

今後の事を何言われるかと思うとねー、緊張します! 

デスクのモニターには 多分俺の身体の情報が表示されてる?みたいだか

何書いてあんのかサッパリわからん? ジジイは黙ってモニターを

見てたけど 満足したのかこっちを向く、

「被験者??さん?検査結果だが貴方の身体は正常ですな、喜ばしい事だ」

被験者??俺の事なんだろうか??

「そう言うわけで貴方は今後10年間契約通りに働いて貰います、(よろし)いかな?」

10年間? 何を? えっ俺働くの? えっ?全然解らん!!

何言ってるんだよクソジジイ??


記憶が無いからか それともそんな性格だったのか

ぼーぜんとしていると又ジジイが喋り出す!

「結構!!これから契約書にサインをして貰えば君には毎月100万円が支給される、

10年間の間ずっとだ、その年でそれだけ稼ぐのは凄い事だよ!」

一ヶ月100万円??とすると一年は12ヶ月だから え〜〜と・・・1200万円!

マジ?スゲー?あっ!そいや働くって何すんの? あんまり考えたく無いんだけど?

考えてみると元男の初老の俺から ピチピチの女の子になってお金を稼げる方法って

かなりの確率で危ないんじゃ無い? 俺の表情を見ていたジジイが

浮かれて赤くなった顔が青くなったので事情を察したらしい 

「まぁ 君には既に後戻りはきかん、なんせその子にならなければ一ヶ月も持たない

状況だったからな、複数の骨折、大量出血と重度の火傷、意識は無く

本人の同意は不可能だったんだよ、それで親族の同意でな、緊急事態だったんだ」


アカン 俺って(ほとん)ど死体だったんだ!!

「まぁ君がこれからの新しい人生を迎えるに当たって一言(ひとこと)だけ言っておこう、

人生なる様になる!!死んでしまうよりはマシだよ!」

あー 頭の中に昔良く聞いた言葉が聞こえる「ケセラセラ!」なる様になるか・・

そんな俺の事なんぞ知った事かと ジジイが さらに凄い事を言う、

「君の記憶にも有ると思うが 今現在の人口は減少している、

この日本もかなり状況が悪い、少子化問題、高齢化社会、20xx年頃には

既に国として機能していないかもしれん、」 


?その問題がこの俺になんの関係が?

「そこでだ!我々は密かにある組織を構築した、それがこの若返り計画だ!」

おーい流石(さすが)に目的が薄っすらと!!

「大丈夫だ! 若返りした君の卵子を取り出して人工受精させる

その後君に戻す事無く人工の保育器の装置で成長させる 君達は毎月の採取で

お金が貰える!これで人口問題も高齢化社会も解決できるだろう!!」


アカン これは鬼畜仕様かな? これって道理的には大丈夫なん?

頭がグルグルしてきたよ?

「大丈夫だ ちなみに君の遺伝子情報は オリジナルの優秀なコピーだ!」

うん! 話しにならん、って言うか俺? この娘?のオリジナルが居るのか〜?

そら最初から構築するよりは元の遺伝子操作でコピーする方が楽だわな?

「君のオリジナルは素晴らしいぞ、多分娘になる君にもなんらかの影響がある筈だ

これから頑張ってくれたまえ!」

 アホかー なにをどうやって頑張れと?

青い顔をしながら俺の後ろのお姉さんを見る?

ドヤァって顔を見て思った、コラあかん! 同じ穴のなんとかだ、

けど現時点では俺は命が助かっただけでもありがたい、

ついでにピチピチの若い女の子になったんだしいや 妄想ではなりたいな〜ぁって

ね、思ったよ けど 現実に実現したら全然嬉しく無いよ! 

やっぱ夢は夢のままの方が全然良いと思う、うん!!


話しを聞き終えた後の記憶があんまり無い、気が付いたら部屋のベッドに

寝転んでいた、あれこれ聞く事も考えてたんだけど、

スパーンとどっかに飛んで行ってしまったよ、

しばらくベッドでウゴウゴしてると 誰かが入ってくる気配がした、

振り向くと扉から全く知らない女の子が いつものお姉さんと居る? 誰かな?

人見知りしてると隣にいたお姉さんが話し掛ける、

「君と同期になる子だから少し知って貰おうかと思ってね、

連れて来たの、どうかな??」

あー彼女も被害者さんか〜? 女の子を見て第一印象は背〜高! 何センチ?

隣のお姉さんと殆ど変わんない気がする?

確か俺がお姉さんの横に並んだら胸より下? 多分145cmカナ?

背低(チビだ)っ〜〜クッソ、羨ましく無いゾ!

多分こっちだってまだまだ伸びるかも!しれん、多分!


そんな感じでジッと見てたらお姉さんの後ろに隠れてしまったよ、あー ごめん

ジト目だったかも?

「この子はカナちゃんって名前よ、よろしくねー 後設定年齢は14歳なの

君の一つ上だよ!」

うん? カナちゃん? 俺的には美人さんだし似合っている名前だと思う、いいなぁ

けど俺って年齢設定が13歳? JC? 中学生じゃん? ガチロリか〜?

この年で働けと言う?鬼畜? ・・・まぁ仕方がないけどね!それと、

多分俺も今後名前無しなんて事は無いんだから、

ちっちゃくて可愛い女の子的な名前に?? え〜 誰が付けんのよそんな名前を?

まぁゴンザブ郎って名前付けられよりは1000倍マシだけど! どうなん?


「そう言えば貴方名前無しじゃないの?誰かに付けて貰えば?なるべく早くね!」

...うん自分が名前付けて良いカナ?どー何だろう?聞いてみよ、

「あー 詳しくは知らないんだけど現時点では

自分が付ける名前は却下されるわよ」

え〜〜つまらん! しかし名前付けかー 俺の現時点で知ってる人は

お姉さんが三人とあの得体の知れないジジイのみ...あんまし選択肢無いっす!  


と、言う訳でして 結局無難な名前付けが カナちゃん命名でして

自分としてはまぁ良いかと思える名前が

(まゆみ)ちゃん!!そこ!!ダッサって思わない!!

だって仕方ないんだよー、一応カナちゃんと印象良くしたいじゃん!

その後カナちゃんと少しお話しをしてみる、聞いた話しでは

やっぱ俺と同じような 環境だったらしい、仕方がないよねー

じゃないと死んでたって言う状況だったからねぇ お互い頑張りましょう!

って事で 結構時間が経ってたので ここでお別れである、

出口の扉で振り返って手を振るカナちゃん! ちょっと可愛い!!


それからしばらくは何事もなく無難に過ごしてきたが

とうとう明後日には学校の寮に移動で有る!!

ある程度はカナちゃんやお姉さんたちから 情報を仕入れてきたが

一番の悩みの理由がある、それは契約の事だ!! 大事の所にゴニョゴニョする!

やっぱ痛いのかなぁ?? 怖いよー、カナちゃんはちょっと前にやっている! 

その話しでは眠っている間にするみたいで

目が覚めた時にはもう終わった後だったらしい

まぁ お股に違和感を感じる らしいけど それくらいのものだって、

簡単だよって言われても怖いもんは怖いよ! あー俺の番は明日なのよー

幾ら大丈夫って言われてもねー! 一人ベッドで頭抱えてプルプル震えてると

お姉さんがやって来た?

気分を落ち着かせる薬を飲んでみなさいって ちっさな錠剤とココアを渡してくれる

おーありがたい! それではと錠剤とココアを受け取り

飲んでみる、パクッ ゴクゴク ごっくん!

ぷーハー 美味しかった〜〜 ん?? なんきゃ? 部屋の床がグニャって?

・・・・・はっ!!! ここは?何処(どこ)??私は

誰??って 辺りを見渡してたら ん? なんだかお股に違和感が!???

こっ これは一服盛られたのか?

「あら! 気がついた? やっぱり初めては怖いものよね

貴方眠っている間に採取させて貰ったわよー」

つまりもう終わった後? はぁ〜良かったよ〜できれば事前に相談して欲しかったよ

あー お股に違和感が〜 その後お姉さんがベッド脇に ご飯が乗っかってる

カートを寄せてくれる 又薄っすいお粥カナ〜って見ると ???ん? 赤い??

こっこれはもしかして??

「お赤飯よ〜 おめでとう、」っておい!?

あー思い出した そうだよ 卵子を採取って事はもう大人の人なんだよなー

だからお赤飯かー、うー頭ではわかってる筈なんだけどなー?


自分の お腹とお赤飯を交互に見る、あーこれから採取が毎月のお仕事ですか〜?

って思うと なんだかヘニョリと気分が落ち込むわー!

ちなみにカナちゃんが少し前に採取したのは

やっぱり個人差があり今まで来なかったって事らしい。



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