重慶侵攻(中華内戦2)
中華内戦が始まって数週間が経った。香港市民革命軍は香港を完全に占拠し、香港政府は林鄭月娥指示の下、降伏を宣言した。
そして、我々香港から侵攻を開始し、北は山東半島や青島、西は昆明まで占拠しており、南部軍は疲弊している。あとは、ソビエトロシアが我々側か、共産側に付くかで結果は変わって来る筈だ。
今は廃墟を拠点に転々としている。廃墟ではランタンを地面に置き、談笑している。
今、前線部隊は密やかに前線を押し上げ、重慶に迫ろうとしている。と、我らの中隊に移動命令が下る。至急重慶前線に移動しろと。多分明日には攻勢を開始するのだろう。
~軍人達移動中…~
数時間歩き続け重慶前線の手前まで来た。あと少しだ。
全員が配備につくと第二次大戦からの伝統奇襲のラッパが鳴り兵士は一斉に軽機関砲や対戦車グレネード、ヘビーショットガンを携え、突撃する。
しかし、相手が一枚上手だった。
火花の弾幕が突撃と同時に飛び散り、何人もの、いや、何十人もの兵士がばらばらと倒れる
そこら中から「負傷!戦士!」聞こえてくる。唐突に無線が鳴る。
「まもなく、前線爆撃を行う。即刻退避せよ。投下カウントダウン
十、九、八、七、六、五、四、三、二、一 投下。」
無線が切れると同時に閃光が目をくらます。爆弾が投下されたのだ。
前線ががら空きになり見方兵が突っ込む。さぁ、反撃の時間だ。