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亜細亜大戦記  作者: 犬飼 拓海
日本海軍(後)
43/58

我軍ノ興廃コノ一戦ニ在リ。各員一層奮励努力セヨ(前編)

艦隊戦闘が行われている裏では、秘密裏に日本海軍主導、協力の元、ペルシャ本土に強襲上陸する計画が立案されていた。参加する兵士、第一波2500人、第一波で敵港湾を制圧し、第二波、第三波と順々に揚陸。その後浸透して敵首都を目指す算段だ。

この作戦に参加する兵士は約45000人。この戦争の中で、陸海空の初の合同作戦であり、この戦争の中で最も大きい作戦になった。

そして、艦隊が戦闘している裏で、密かに作戦が開始されたのである。


一方艦隊では、


"紀伊"CICのディスプレイに、10個のマーカーが現れた。

「前方に敵航空機!高度30000フィート

方位1-9-0、距離45マイル!」

「なら、空母も付近にいるということか」

佐久間は少し険しい顔をし、

「第1飛行群出撃用意!」

佐久間は鋭い声で告げた。


そして─、

「前方に敵艦艇補足!駆逐艦二隻と空母一隻です!」

「方位1-9-1、距離40マイル!」

船務長の中根らを介して次々に報告が入る。

「先程から空戦が始まっている。恐らく敵は空母を相当大事にしているはずだ。

ここで敵駆逐艦を撃沈、そして空母の無力化を図るべきだ。」

「"橿原"と"佐久間"を先行させて、各艦二発ずつ搭載されている『ハープーン』を各艦一発ずつ発射し、敵艦を先に撃沈してから残りの二発を発射し、空母の無力化を、又、撃沈させるのが良いかと」

城所は言う。


─ハープーン。捕鯨の銛を意味するその対艦ミサイルは、射程距離が長く、威力も凄まじい。まさにこの案にもってこいなのだ。

「それで行こう。」

君津はそう言い、マイクに顔を近付ける。

「"佐久間""橿原"CICへ。」

《こちら"佐久間"》

《こちら"橿原"》


「二艦は艦隊を先行して、駆逐艦二隻を「ハープーン」で撃沈、その後、同ミサイルで空母を無力化せよ。」


《こちら佐久間、了解》

《こちら橿原、了解》


"佐久間"は戦闘態勢に入った。

「敵駆逐艦、速力25ノット、距離35マイル」

射撃管制官、勝木の報告に、

「よし、始めるぞ!」

そう、河津が声を張り上げる。

「敵駆逐艦のデータ、入力完了!」

「てぇーっ!」


甲板ランチャーからミサイルが飛び出す。それは綺麗な放物線を描き、駆逐艦に直撃する。

「ドン!」と大きな爆発音が鳴り響き、艦が炎上する。横を見ると、もう一隻の駆逐艦も炎上していた。その二隻は大きな水柱を上げ、沈んでいく。CIC では、喜ぶ者もいたが、大半は呆然としていた。





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