演習ではない、本番だ。(初陣)
国歌方針が変わり、日本帝国と国名を改めた年から1年がたち、俺は二等陸士から、一等陸士に昇格した。
最近では実践的な訓練が増え、実弾を使うこともしばしば多くなった。
2029年8月
隊員の集会が終わり、皆が一斉に解散する。「ぁー終わったー」と気を抜いていると「おい、橘」と
宮本陸将に呼び止められた。なんでしょう?と聞こうとしたが少しおそかったみたいだ。陸将はこう言った
「この後16時に第二会議室に来い。 大切のな話がある。」
そう言い陸将は他の幹部に交じり、その場を去っていった。
16:00 at第二会議室
陸将に呼ばれ会議室に来た。 呼ばれたのは俺だけでなく、通称精鋭組のメンバーも幾人かいた。
少し待っていると陸将並び幹部数名が入ってきた。
「早速だが、お前たちに伝えたいことがある。」
皆がゴクリと唾を飲み込む、
「本日、フィンランドがスウェーデンに宣戦布告し戦争状態に陥った。
我ら日本軍は密かに軍備の拡張、最新化を図ってきた。翌週から諸君らを義勇軍として派遣する。」
会議室が少しどよめき立つ。 間をおいて陸将は
「目標は戦勝ではない。 わが日本軍の火力が通用するのかを確かめたいだけだ。
ただ、これだけは言っておく。これは演習ではない、本番だ。」
これで会議は終わりだった。
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はい。今回は以上です。どうでしたか?
次回からは戦闘シーンが入ってくる予定です。
では次回まで 敬礼<(`・ω・´)