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古代技術と爆炎の三流魔道士  作者: Uノ宮
合宿編
41/62

[資料]魔法学・略式詠唱概論

詠唱とは何か。魔法学者の端くれであった私は、十数年をその研究に費やした。そして今、その答えが遂に出た。何も難しいことはなかったのだ。私自身が、強い固定概念に囚われていたのだ。


 私は詠唱を、自らに秘められたイメージを具現化するために必要な鍵の一つである、言葉の羅列と結論付けた。


 様々な国へと渡り、そこの歴史を学んだ。ある国では、詠唱は歌であり、ある国では、詠唱は詩であった。

その地点で私は、詠唱は、我々が目にすることができない神や精霊を呼ぶための言葉であると考えていた。しかし、辺境の部族を訪ねたとき、その考えは覆された。


その部族にとって詠唱は音楽であり、その音楽を奏でていた人たちはすべて、同じ魔法を展開していたのだ。


その時、新たに、

『魔法とは潜在的なイメージであり、それらは記憶の奥底の引き出しの中にしまわれている。そして、詠唱はそれらを開けるための鍵の一つであり、意思を持って唱えることでそれらを開け、魔法としてそれらイメージを具現化する』

という仮説を立てた。


それから三年間、仮説を確かなものにするために部族の研究を始めたが、その仮説もまた、間違っていた。

最後に訪れた部族の人々は、絵を描くことで魔法を展開していたのだ。


 私は魔法はイメージの具現化であると確信し、それらを引き出すための鍵の一つが詠唱と呼ばれる言葉の羅列であると結論付けた。


また、音学で魔法が使えるのは、頭の中のイメージどそれらの音階の組み合わせが結びついているとも確信し、この十年で学んだ様々な言語や歴史から、新たな詠唱言語を生み出した。それこそが、私の種族に代々伝わる、ルフト語である。


私はこれを、息子とともに学び、新たな魔法詠唱文の有用性を実証してみせる。

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