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反省したら、謝らないとね
シンシアとリーさん二人に蹴りをくらって部屋の外に追い出されてから、小一時間が経過した。中では何やらボソボソと話をしているようだったが、よく聞こえなかった。そして、その間中ずっと外で正座させられていたオレは、道行く生徒達の注目の的だった。おかげて両脚の感覚と羞恥心を失った。
「何してるの?」
何とタイミングの悪い。オレに声をかけてきたのはセレンだった。
「いや、その、かくかくしかじかで」
「あぁ、それはサクラが悪いねぇ」
伝わっちゃったよ。察しが良すぎるのも困りものだな。
「とりあえず中に入れてもらおうよ。そうやって反省してるだけじゃダメだよ。反省したら、謝らないとね」
見目麗しい女性陣の下着を拝めて、喜びこそすれ、反省など一切していないとは言えない。セレンはそんなオレに気づくこともなく、遠慮がちに扉をノックする。
「失礼しまーす。入れてもらっていいかな」
「どちら様ですか?」
心なしか冷ややかな声に聞こえるのは、オレの気のせいじゃないだろう。
「ここで正座させられてる人の友達でーす」
明るく答えるセレンに、きっと悪気はない。
『その声はセレンね。いいわよ、入ってきて』
「サクラはどうする?」
「……………………………………入ってきて下さい。」
すっごい間があったな……。




