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蕾摘み
雪解けの流れを見るたびに
隠れる季節がまた一つ
幽かに頭を覗かせて
咲く前に落とされる
梅花の色彩観るほどに
落ちゆく涙がまた一つ
微かな笑いを咲かせて
春一番に落とされる
桜の蕾が開くたび
終わり行く輝きがまた一つ
長い寒さを乗り越えて
乾風割いて顔を出す
焼けそうで凍りそうな蕾を
今日も泣きながら摘み取る
冬はまだここにある
春を寄せ付けないために
花付く木にしないために
思い出す
呼び覚ます記憶が
冬の横顔を待ってる
桜花では満たせない
冬の無機質に恋して
雪解けの流れを見るたびに
隠れる季節がまた一つ
幽かに頭を覗かせて
咲く前に落とされる
梅花の色彩観るほどに
落ちゆく涙がまた一つ
微かな笑いを咲かせて
春一番に落とされる
桜の蕾が開くたび
終わり行く輝きがまた一つ
長い寒さを乗り越えて
乾風割いて顔を出す
焼けそうで凍りそうな蕾を
今日も泣きながら摘み取る
冬はまだここにある
春を寄せ付けないために
花付く木にしないために
思い出す
呼び覚ます記憶が
冬の横顔を待ってる
桜花では満たせない
冬の無機質に恋して