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Bitter -40-

作者: ま ゆ
掲載日:2008/02/09





White より 濃く


Milk より 色深く




Bitter ━━ 40 ━━



「んでさあ、あいつおかんだけ

 やねんでえ(笑)かわいそうやでなあ^^」


季節は冬

正月も終わり2月に入ったかと思うと

1週間が経ち、ヴぁれんたいんでえぃ (バレンタイン)が

今年も近づいてきた。


2月13日 4限目の英語の授業

隣のコイツとの話題は もちろん ソレ。

「チョコあげる♪」の一言を切り出さなければ

今年も 友ちょこだけで 過ぎ去る。


タイムリミットは40分━━━━━・・・



『なんなん、あんたもおかんだけやないの?』


ちょっと皮肉ったらしく言ってみたものの

ふっとあたしを見下したような笑い方をして

コイツはこう言い放った。


「オレは、幅跳びのコに もらえるもーん♪」


はああああああ?!?!?!?!

うせやんうせやん うせやーーーーん!!!!

誰じゃ そいつは!


って。 コイツ 安田光汰 は

あたしのものじゃないやんか (・A・)


あたし 常盤 真奈 は

このノリで行くと こいつが 好き。


いや、ノリとか空気とかじゃないけどね。

普通のどこにでもいる女の子の『恋』ですよ?


「ええやろお♪」


『ええなあ、ええなあ』


嬉しそうに笑う顔もまた、かわいい。


「しかも 本命っ★!」


あー、もうまじで その幅跳びのコ

いらん 涙

オネガイやから 消えてほしい。。。



『んじゃあ、おかんと幅跳びのコだけ、と。』


「んー、まあしいていえばそうやな♪」


『他のコは?』


「知らーんwでも当日は靴箱にぎっしり・・・★」


『死ねばええのに』




「「Kouta Stand up. Read book!」」


「うえっ?!あ!これやね!〜〜Miki is playing tennis.but Miki play basket ball,too.」


━━━━━パチパチパチパチ


「「Oh! Very good! thank you♪」」


「You are Welcome♪ んふふふ(笑)」



ヤバい・・・


あと25分。




「お前は?」


『ふえ?』


「お前は誰かにあげへんの?」


『桜ちゃんとー、実帆とー、紗奈ちゃん先輩とー、・・・』


「全部 女やんけ」


ぷっ と笑いながらあたしを見る。


「男 は?」


『ペットの 太郎』


「あほか。人間じゃ。」


『おとん』


「だーもー!お前は通じへんなあ!」



『だってどーせ あたしのなんか誰もいらんやろしー。』


「寂しいやつやなあ。」




『まぁねえ、ひねくれたコやからしゃーないわあ(笑)』


「よっしゃ。わかった。今からゲームしようや。

 オレが負けたら お前のチョコもろたるわ。

 オレが勝ったら 友田(トモダ)がすきって友達に言え。」


友田は、クラスの中でも浮いてるコ。ましてや、カッコよくもなければ

おもしろくもない。勉強大好き 学校嫌い みたいな。

すっごい苦手なコ。


だって、勉強大ッ嫌い 学校大好きな あたしにとって

絶対 無理。



でも、チョコ受け取ってくれるねんで?







よっしゃ。やったろやないかあああ!




『ええよ。』


「よっしゃ。そしたらお前の前のヤツに消しゴムのカスを

 投げろ。気づかれたら 負け。」


『ん。』



よっしゃ やるでえ の勢いで光汰が投げた。


そのコの首筋に当たった。



気づくか




気づかないか!!!!!















『・・・・何してんねん』





やたああああああああああ(´∀`★!)





『なんや、後ろからカス飛んできたんやけど

 お前ら ちゃうんけ。』



「あー♪ごめーんっ♪オレの手が無意識にっ★!」


『無意識にっ★!じゃねえよ!絶対先生に言うたる!

 先生に言うたーるー♪先生に言うたーるー♪』


「桜井くん、許したってくれへん?」


『言うたーるー 言うたーるー♪』



「「Sakurai!! When do you read?」」


『sorry.━━━━━・・・』



桜井は、教科書を読み始めた。




「負けたしー 涙」


『ふふふふふっw』


「んじゃあ、ありがたく いただきます」


『りょーかい』





翌日 当日


2月14日。




『光汰!』


「あ、」







『これ・・・・』


赤くなりながらそっと

水色の小さな箱を手渡した。



『すき!!!ほんまにすきやねんけど!!』


うえ?なんか口が勝手に

意味不明なことを言った。


光汰は照れたと思ったらこちらを向いて

あの、皮肉ったらしい笑い方で





「誰のコトが?」




と言い返してきた。






『んー////』


言わすんか


この恥ずかしがりに


言わすんか・・・・



「うそうそ^^ オレもすきやでっ♪」







それは、それは、


ほろ苦く





White より濃く


Milk  より色深く




ほどよい甘さに




溶けてゆく  ・・・・













Happy End




NEXT YOU?










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