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#5 In病院

ナースステーションに行くと、激怒な看護婦さんがいた。

「マオさん!何処行ってたんですか!?スバルさんが居なくなっちゃったんですよ!?」

「あ、いや、その…」

「言い訳は聞きたくありません!」

理由を話そうとするとピシャリと遮られた。

「いや、あの…スバル連れ帰ってきたんですけど…」

「えっ!それを早く言いなさい!」

その看護婦はナースステーションの中にいる他の看護婦に担架を持ってくるように伝えた。

「重たかったでしょう」

担架を持ってきた看護婦が俺に労いの言葉を掛けてくれた。

さっきまで叱られていた俺にとっては非常に嬉しい。

「怪我、大丈夫ですか?」

「あぁ、大丈夫っす。自分で治せるんで。すいませんけど、またスバルの寝てた隣のベッドで寝させてもらっていいっすか?魔力回復させときたいんで」

「いいわよ。また勝手にスバルさんが抜け出した時には連れてきてもらわなくちゃいけませんからね」

微笑みながら了承してくれた看護婦さんに感謝しつつ、俺はエレベーターに向かった。


見慣れた病室に着き、すぐさまベッドで横になる。

今日は一日に色々とありすぎた。

スバルはどっか行っちまうし、かと思えば捕まってたし…。

音速や空間の魔導士(マドラバ)と戦ったし。

まぁ、空間の野郎はスバルが殺っちまったから大して戦ってないけど。

しっかし、カルト教団も逃げ出した奴のことなんかほっとけばいいのに、どんだけ執着心が強いんだよ。

いや、待てよ…?

もしかして、カルト教団はスバルを失うとかなりの痛手を受けるのか!?それだけスバルは能力実験ってのに必要な存在ってこと…?

あるいは…、カルト教団の極秘情報をスバルが握っていて、それをばらまかれない内に殺しておくってわけか?

だとしたら、その情報を聞き出しておかなければ。

とりあえず、魔力回復のためにも寝るか。

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