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もしもあの時  作者: みかん
5/10

君の夢

夢・・・将来実現したいと思っている理想や希望の事

ぼくは屋上へと続く階段を上っていた。

できる事ならば教室で全部おわらせたかったが、どうしても

クラスメイトの視線が気になっていえなかった。

(多分今日も桜木は屋上にいるはず・・・!)

そう願いながらひたすら階段を上る。


「桜木!」

屋上についたぼくは勢いよく扉を開けて彼女の名前を呼んだ。

しかしそこには誰もいず、ただ冷たい風が吹いていた。

(アレ・・・?もしかしていない・・・?)

そう尾もい引き返そうとした瞬間後ろから

「何?」

と無愛想な返事が返ってきた。

(!!??)

驚いてひっくり返りそうになったが一度大きく深呼吸して

体制を整える。そして何事もなかったように冷静さをよそおい

「丁度良かった、桜木に用事があったから」

振り返っていった。そこにはちゃんとぼくのクラスメイトの桜木が居た。

「私も丁度小林に用があったの」

彼女はぼくの前に立つ。ぼくは不安になってきた。


(文句とかかな・・・?もしも走なら・・・)

先手必勝。とも言うだろうし先に謝ろう。

ぼくはぎゅっとこぶしを握って

「昨日はきつく言ってごめん、悪気はなかったんだ」

といった。

「どうしてあなたが謝るの?」

「え?!」

ぼくは瞬きをしながら彼女を見る。彼女は真顔。

(ぼくなにかまちがった?いやでも・・・)

「何でって、昨日ぼくが失礼な事したから・・・」

「失礼なのは私でしょ?だっていきなりクラスメイトの腕掴んで

しつこく質問するなんて。普通はコッチが謝るほう。」

「コッチ」と言いながら桜木は自分のほうを指す。そして、

「私もごめんなさい。怖かったでしょ?」

と謝ってくれた。

「怖くなかったよ、少ししか・・・」

僕の事場に彼女は苦笑して屋上に入っていった。ぼくも続く。

桜木がぼくのほうを振り返って

「まだ用事があったの?」

と聞く。ぼくは首を横に振って、頭をかきながら言った。

「特に重要じゃないんだけど、いくつか質問したくて・・・」

彼女は座ってノートを広げて必死に何かを書きながら

「いいよ」

と短く答えた。

のくは昨日聞こうとした事を質問した。

「桜木って高城リタスキなの?」

「ウン、ていうか、尊敬してる。ああいう歌手になりたいって・・・」

「なりたいっ・・・てことは将来の夢は歌手?」

「うん・・・。皆が元気になれる歌を届ける歌手」

桜木が顔を上げた。ぼくは純粋に凄いと思った。

(こんな風に誰かに自分の夢をはっきり言えるってスゲェ・・・)

ぼくは笑顔で

「きっと、なれるよ」

といった。嘘はない、本心でそう思う。

桜木はまたノートに視線を写した。

「ありが・・・クシュンッ」

桜木が寒そうに腕をさする。今日は昨日と違い少し肌寒い。

桜木はノートを閉じて教室に戻ろうとした。ぼくも戻ろうと立ち上がる。

「ところで・・・」

屋上を出たところで桜木は聞いた

「あなたの夢は?」

「え?・・・?!

ぼくはドキリとした。

(ぼくの夢は・・・)

ぐっと右手を握りしめて目一度小さく息を吐いた。それから努めて明るい声で

「サラリーマンかな?それなりに良い会社の」

「サラリーマン?」

「そう!サラリーマン、ごめんね、かっこいい夢じゃなくて」

桜木は顔を背けて

「別に・・・あなたが本当にしたいことなら何も言わないけど]

(桜木ってさらっと人の心にグサッと突き刺さる事言うよなぁ・・・)

と小さくため息をつきながら思った。


その後ぼくは『好きなな食べ物』『好きな花』『色』について質問した。

なぜか彼女の事が知りたい思った。

自分でも、どうしてかわからないけど・・・。

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