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ぶらっくじょーく
「実はね、私、あなたの子供が出来ちゃったの」
「マジか!?」
「冗談でしたーっ」
「・・・なんだよ、全く・・・。驚かすなよ」
「でもね、私、あなたの子供なのよ?」
「・・・それも冗談か? 笑えないって」
「二十歳も若い女の子が、四十半ばのおじさんに近寄ってくるなんて、おかしいと思わなかった?」
「・・・」
「昔、嫌がる女の子を無理やり襲ったことがあったじゃない? 私、そのときの子供なの」
「・・・・」
「・・・あの、冗談だよ?」
「・・・」
「ねえ、何で黙ってるの? 汗、すごいよ?」
「・・・・」
+ + +
「・・・そんな小説を書いてみた」
「笑えねえよ」