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詩❲心理描写-明❳

割れる鏡

作者: 日浦海里

喜んでくれると

なんだか嬉しい


親の笑顔が嬉しくて

手伝いをしたり

笑顔でいたり

歌を歌ったり

絵を描いたり


友達の笑顔が嬉しくて

世話を焼いたり

遊んだり

一緒に笑って

一緒に泣いて


人の気持ちに合わせることで

みんなが笑ってくれている


それで私は嬉しいし

幸せな気持ちでいることが出来る


そんな私に

「お前はどこだ」

と言った人がいる


私はここだ

ここにいる


「お前の本当は

 どこに在る

 今のお前は

 空っぽだ

 鏡と話す

 趣味はない」


みんなが笑ってくれること

それが私の幸せなのに

それは誰かの幸せで

私の幸せじゃないのかな


私はどこにいるのかな…


「叫んでみればいい

 誰もいない場所で

 自分だけの気持ちを」


自分の気持ち

喜んでほしい

…ではなくて?


「そのままかもしれない

 そうではないかもしれない

 どちらであっても

 自覚することだ

 自分の気持ちを」


自分の気持ち


そうしたら、

もっと嬉しいと思えるかな


「笑えると思う

 心から

 誰からも好かれる君だから」


そうしたら

もっと幸せになれるかな


「なれると思う

 心から」


笑いたいな

もっと、みんなと

幸せになりたいな

もっと、みんなと


「なれるよ」


なれる?


「なれるよ、必ず」

最後までお読みいただきありがとうございます

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― 新着の感想 ―
[一言]  こちらも拝読させていただきました。  一度目に読んで。わかってるんだけどね、と思って。  翌朝、少々騒動がありまして。いえ、詰替えのボディーソープの蓋が緩んでて他のストックに……といった…
[一言] 鏡のようだ、と言われてしまうとドキリとしますね。 途中ハラハラしましたが、前向きなメッセージが多く心がほっとしました。 自分の本当の気持ちと向き合い、主人公がまた一歩前に進めたらいいなと思い…
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