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苦くない珈琲が飲みたい  作者: 夢呂
【第一章】多治大輔目線
3/20

買ってきたカフェオレに、ガムシロップを入れて一口飲む。

(あぁ、今日も一日が始まるぜ。)

デスクにあるノートパソコンの主電源を入れながら俺は伸びをする。


多治(たじ)くん、落ちてたわよ」


隣の席の、鈴木優那さんが俺のデスクに拾ったものを置く。


「あ、すいません」


それが何か分からなかったが、拾ってもらったのでお礼を言う。


デスクに置かれたのは、可愛らしい花柄の封筒にピンクのペンで「多治さんへ」と書かれた会社には似つかわしくない派手なもの。


(なんだこれ…――――)


俺は事務の若い女の子が業務連絡に可愛らしいメモを置いたのかと思っていた。


ガサガサと中に入っていた同じ花柄の便箋を開く。


(本当に、なんだ…これは…ーーーーーっ)



俺は手紙を手にしたまま、固まった。



『多治さんへ

突然このような手紙をお渡ししてしまい、ごめんなさい。

ずっと私はあなたのことが気になっていました。

良かったら連絡してください。

lineID########

金華高校二年B組 優木梨花(ゆうきりんか)





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