第2話 マスクドライバー誕生 後編
宇宙をレッドチェイサーで走るデックスは
父へ思いを馳せていた。
「父さん…いつも言っていたな…」
「お前の父さんはいつも偉大な人だった」
「レッドチェイサー…お前もそう思うのか!」
「当然さ。この私もお前の父さんに造られたんだ」
話しているうちに日本の街が見えてきた。
「ここって日本ってやつかな?」
「ちょっと前!飛行機が来てんぞ!!」
「うおぉぉ!!避けないと!!」
デックスは無理やり避けた…
しかしそのせいで体勢が崩れてしまった!
「まずい…!操作が効かない!」
「このままじゃ落ちてしまうぞ!」
レッドチェイサーが日本のアパートに落下していく
『うわあああああああああああああ!!!』
-山崎アパート-
「んん?なんか音が…」大学帰りのミサが空を見る
『うわあああああああ誰かあああああ!!』
「嘘でしょ…?!」
ドッカァァァァァァン!!!!
「きゃあぁっ…」そして目の前に落ちた
「う、うぁああ…誰か…」デックスが周りを見る
「ん…ん、お姉ちゃん…?」そしてミサに気づく
「え?お、おねぇちゃん!?」
意識がボヤけ勘違いしたデックス
はミサへ抱きついてしまった
「え、えぇ!?ちょっと…これどうしよう…」
その時レッドチェイサーが語りかける
「とりあえず…彼を部屋で処置してあげて…くだ…」
そう言い残すとレッドチェイサーの電源が落ち
レッドチェイサーがデックスに吸収されていった
「えっ…喋る車…えぇ…!?」
「もう訳わかんないよ…」
-ミサの部屋-
「とりあえず怪我してたところに包帯巻いたけど…」
「ん…あれ…ここは…?」デックスは彼女に気づく
「あれ?お姉ちゃんは…?あなたは誰ですか…?」
「アンタがお姉ちゃんとか言って勘違いした人です」
「あ、えっと…ごめんなさい!!」
「い、いやいや謝らなくてもいいから…」
ミサが話題を切り出す
「とりあえず自己紹介しないとだね」
「えっと…俺はデックスです…よろしく…?」
「私の名前は櫻井ミサ!よろしく」
「さくらい…ミサ…覚えた」
「えっと…デックス君?って…地球の人?」
「地球の人じゃないです…」
「地球の人じゃない!てことは宇宙人なんだ!!」
ミサは興奮気味に話す
「私ね!宇宙人とかオカルトとかが大好きなの!」
「おかると…?」デックスは困惑する
「ねえねえ!あなたのこと教えて!どこ出身とか
何のために地球にやって来たとか!!」
「えっ…?えぇっと…」
デックスは全てを話した。
「スパーク…グリッド?ってのが地球侵略狙ってるのね…?それであなたは地球にやってきたと…あと事故ってこのアパートに墜落してきたのね…?」
「その通りです…それでお願いがあるんですけど…」
「んん?お願いって何?」
「スパークグリッドを撃破するまでの間…
ここに住まわして下さい…!お願いします!家事でも
なんでもするので!!」
「お、おおおぉ…住むの!?逆にいいの!?」
「私の部屋…汚いのに?」
「住めたらなんでもいいです!」
「じゃあ…1つだけ条件ね?…敬語なし!」
「は、はい!あ間違えた…うん!」
こうしてデックスは地球での生活が始まった
その頃スパークグリッドでは…
「ギラールよ!よくぞこの基地を用意してくれた!」
「グリッド様のご命令…勿論完璧に仕上げますよ…」
「と言っちゃって本当は名声のためにやっちゃったり?とか全然有り得そうだけどね?w」
ベルグがギラールを弄る。
「うるさい!私はそのような穢れた理由で
任務を遂行しない!勘違いも甚だしいぞ!」
「二人はいつも喧嘩するよね?」エレグが呆れる
「ギラールは見た目だけで機能は俺
とエレグがやったんだぞ?」
「そうよ…私とレイダーがやったんだから…」
「お前たち喧嘩をするな…全く呆れた奴らだ」
「私とレイダーは関係ないでしょ!?」
「おいエレグ!首領には敬意をな…」
「まぁいい、それ以上言うと喧嘩になりかねん」
ひとしきりついたところでグリッドが作戦を語る
「まずは小手調べとして…こいつを街に送り込む」
そうして取り出したのは金属生命体のカプセル
「金属生命体…?」「雑魚中の雑魚ね」
「こいつを街に送りこみどれだけ
人間は抵抗出来るか見てみようではないか?」
「おもしろそう!」
「この私ギラールがやった方が良いのではないでょ…」
「ギラール。出しゃばるな」レイダーが静止する
「さぁ金属生命体!街を破壊して来い!」
-アパート-
「今日大学休みだから私にそのパワー?見せてよ!」
「ピンチの時にしか使わないって決まってるんだ」
「うーん…じゃあパワーに慣れる為の練習!しよ?」
「そこまでして変身させたいんだ…まぁいいよ…」
「…変身!」 デックスは黒き戦士に変化した
「わああぁ!かっこいい!!」
「来い!レッドチェイサー!」
レッドチェイサーが目の前に召喚された
「さぁミサ!君も乗って!」
「デックスぅ…彼女作っちゃった?」
「なっ…チェイサー…少し黙ってくれ」
「うふふっ!早く広いところに行きましょ!」
-空き地-
「ここなら大丈夫かな?」
「ふふっ!たのしみ!早く見せて見せて!」
「よし…じゃあまずは…」ベルトに手を向ける
「エレクトリックセイバー!アクティベイト!」
するとベルトから青く煌めくセイバー召喚した
「うぉぉおおお!ラ〇トセイバー!」
「それ言っちゃいけないような気がする」
「あれれぇ…そう…?」
「これがセイバー…!熱ッ…」
「ねぇデックス!あの木を斬ってみて!」
「うん…よし…やってみるぞ!」
すると大木が一気に切断された。
「うぉぉおおお!すごい!」
「そういえばあなたってまるでライダーみたいね?」
「車だけど…?バイクは特に持ってないよ?」
「んーじゃあマスクドライダー
ならぬマスクドライバー?かな!」
「マスクドライバー?」
「うん!あなたのその戦士はマスクドライバー!」
「なるほどぉ…いいと思う!」
「うひひっ!いいでしょ!!」
その時ベルトが反応する『ピピピッ』
「なになに!ベルトが点滅してるよ?」
「まさか…!スパークグリッドが現れたのか!?」
「えっ!?スパークグリッド!?」
「ごめんミサ!俺は行かないといけないみたいだ!」
そう言い残すとレッドチェイサーに搭乗する
「ちょっとちょっと!私も行くわ!」
ミサもレッドチェイサーに搭乗した
-日本の中華街-
「うぅがぁ…あははは…」
金属生命体が歪み変形する…
なんと巨大なナイフになった
「ぎゃあああああ!」「お前ら逃げろおおぉぉ!」
ナイフが暴れまわり出店がボロボロに破壊され…
あっという間に中華街が炎に包まれた
「うぉおおおおお!間に合わなかったか!」
「あれが…スパークグリッドのばけもの…!」
ミサが撮影する
「よっしゃい…!」
「ミサ!逃げ遅れた人の避難を頼めるか!」
「え、えぇ!任せて!」
ミサが逃げ遅れた人の避難に向かう
「さてと…俺はあの金属生命体を…!」
そしてデックスは金属生命体へ指を指す
「スパークグリッド!お前の計画は俺が許さない!」
「ぐぁあ…?なんだぁ…?」
人型に変形し、ギロッとデックスを見る
「さぁ…」デックスは気合いを込めて戦闘態勢取る
「かかってこい!スパークグリッド!!」
「フン…ただのヒヨっ子王子が!切り刻んでやる」
ナイフ型にまたもや変形に飛びかかってくる
「飛びかかってきた…!マスクドジャンプ!」
ナイフに向かって飛びかかる
「なにぃ…どわっ!」踏みつけられた奴は焦る
焦った結果体勢が崩れそのまま地面に突っ込んだ。
「こうなる事は呼んでいたんだ…!」
「まけたと思うのは早いぞ…!」変形する
「人型に…なった!?」
「さぁ…こいつで爆発しちまいな!」
右手から爆裂弾を放ちデックスにぶつける
「ぐぁああああっ!」周りが火の海となる
「さぁ…トドメといこうじゃないか?」
「ぐっ…これで終わってたまるか…」
デックスがエレクトリックセイバーを持ち飛びかかる
「斬り合いか…面白い」左手を剣に変形させる
「うぉおおおおお!」
斬り合いに持ち込み、火花を散らしぶつかる
「うぉぉぉ…すごいわ…現実とは思えない…」
ミサが思わず唖然とする。
「中々やるなぁ…!デックス!!」
(見えた…隙の糸が…!)
「来い!レッドチェイサー!」
「なに!レッドチェイサーだと!?」
金属生命体の後ろから紅い車が突っ込んでくる
「ぐあぁぁあああああっ!」
金属生命体が吹き飛ばされて動けなくなる
「さぁトドメだ!」
デックスが高く飛び立ち…
「マスクドストライク!キィイイイック!」
足が真っ赤に輝き…それが金属生命体へ突き刺さった
「クソッタレがあああああぁぁぁっ!!」
大爆発を起こし…金属生命体が砕け散った
「やったああぁぁ!」
「ふぅ…なんとか倒しきった…」
「やったわね!デックス!」
「うん…さぁ…帰ろう…!」
デックスはレッドチェイサーを呼んだ
こうして最初の戦いは終わった。しかし
スパークグリッドとの戦いは始まったばかりだ
明日を救え!マスクドライバー!
続く




