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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第二章 TS賢者は魔法学校へ行くっ!
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みんなで夏祭りへ行くっ!


「よし、こんなもんかな?」


 私は今、校長先生の部屋にやってきている。



 というのも、今日は夏祭りがあるのでせっかくならと浴衣を作ったはいいモノの、私は着付けの仕方を全く知らないというトラブルが発生したのだ。


 ·····ちなみに浴衣は宿の浴衣を思い出しながら作ったから、たぶん偽物だけどね。



 どちらにせよ着付けの方法は分からないから、同じ日本出身でなんかそういうことも知ってそうな、校長先生に浴衣の着付けが出来ないか聞いてみるという方法だったのだ。


「ふわぁ····· かわいい·····」


「ふふふ、よく似合ってるわ」


 んで、お土産に先生用の浴衣も作って聞いてみたら、私の予想通り知っていたので着付けしてもらったという訳だ。


 ちなみに方法はアカシックレコードに記録したからいつでも自分で着れるようになった。


「それじゃ、夏祭りいってきまーす!!」


「いってらっしゃい、楽しんでくるのよ」


「はーい!」



 自分の部屋へとゲートをくぐってやってきた私は、最終チェックをして、星の髪飾り(星核合金三号製)を付けて、みんなが集まる『秘密基地』へと続く扉をひらいた。


「みんなおまたせー!どう?私可愛い?」


「おー!なにそれかわいい!ワンピース?」


「見た事ない服だ····· 似合ってると思うよ」


「ふぅん····· 着るの難しそうね·····」


「かわいい!!」


「む?どっかで····· あぁ、バスローブっぽいのじゃ」


 確かにバスローブと浴衣って似てるな·····


「似てるけど、確かバスローブはタオルの延長線上で、浴衣は湯上りにくつろぐ用の服だった気がする」


「ほう····· あとでワシも欲しいのじゃ」


「りょーかい!でも採寸とか柄とか色々決めるから時間かかるよ?」


「大丈夫なのじゃ!」


「ねぇ2人ともー、はやくいこー?」


「「はーい」」


 結局このあとみんなの分の浴衣を作らされる羽目になった。


 あとちなみに、私の浴衣は星核合金をモデルにした星空風の柄で、大きな青い恒星と天の川がある感じだよっ☆



 午後6時


『『おおおおー!!』』


 私たちは街のお祭り会場にやって来ると、大量の屋台が出店していて、夜だと言うのに活気が物凄いことになっている。


 通りが常に浅草の仲見世通り状態なのだからその盛況っぷりが伺える。


「凄い····· あ!星空パフェだって!アルムちゃん行こうよっ!」


「いくいくー!みんないこー!」


「はーい」


 早速一店舗目に入る。

 まぁ、いつものパフェ屋だけどね。



「ソフィちゃん!あれイチゴ味の太陽揚げドーナツとバナナ味の月揚げドーナツだって!」


「いくいくいくいくー!!TS賢者はドーナツを食べにいくー!!」


「·····何言ってんの?」


 うっひょー!!

 わたしドーナツだいすきー!!



「あっ、みんな串焼


「みんな!あそこ!銀河級クレープですって!みんなで分けて食べましょうよ!」


『『さんせー!!』』


「ちょっ、ああもう!」



「次こそ串


「ぷりん!ぷりんあるよ!ぷりんたべるー!!」


「おおー!」


 そういえばプリンのレシピも校長先生に売ったから市場に出回るようになったんだっけ?


 ふふふ、お手並み拝見だよっ!


「僕の意



「僕


「おおっ!?アレは綿あめではないか!みな行くのじゃ!とつげきー!」


『『おーー!!』』


「串




「みんな!あそこにカットフルーツ串のお店あるよ!次はあそこにいこー!」


「いいね!じゃあ


「ねぇ!いい加減に僕の意見きいてよー!!いい加減しょっぱいのたべたい!!」


 ·····ちっ


 まぁ、そろそろしょっぱいの食べるのもアリか。


「·····まぁ、そろそろフィーロ君の意見をきいてしょっぱいの食べてリセットしよ!」


『『おー!』』


「うぅ····· やっと串焼きが食べられる·····」



「はぁ、ごちそうさま、美味しかったー」


 私はみんなと一緒に祭り会場の公園近くにある沢あたりで屋台で買った料理を食べたりしながら、空を眺めていた。


 周囲にはほとんど明かりが灯っておらず、星空がよく見える。


「星空祭りというだけあって綺麗だなぁ·····」


「星もいいけど私はスイーツの方が好き!」


「星が綺麗だね·····」


「こうやって河原で星を見るのも悪くないわね」


「お星さまきれい·····」


「良い景色·····川のせせらぎがまた良いのじゃ」



 この祭りの名前は『星空祭り』

 その名の通り、今日は1年で1番星空が綺麗に見える、正確には天の川が1番よく見える日なのだ。


 ·····まぁ冬の方がよく見える気がするんだけど、公害も何も無いこの世界だと夏でも天の川がハッキリ見えるから問題ないだろう。

 それに寒いし。


 あと『空から星が落ちてくる日』って事で8月の中旬ごろにこの祭りは行われるようになったってさっき聞いた。



 そして、この祭りのメインイベントは·····



 ひゅるるるるる·····


 パァンッ!!



 爆音と共に、夜空に1輪の花が咲いた。


「花火だー!たーまやー!」


「うわぁ!すごい!綺麗っ!」


「本当に花みたい·····」


「えっ、みんなソフィのよく分からない発言には突っ込まないの?」


「いつもの事だよグラちゃん、それより花火見ようよ!」


「ふむ····· アレは魔法でやっておるのか·····」



 そう!

 星空祭りとは花火大会なのだ!


 まぁ、花火と言っても街の外で魔法使い達が全力で空に向けて火魔法とかをぶちまけるだけなんだけどね?

 だから色は朱色1色でちょっと味気無いんだけど、それがまた良いんだよね·····


 ちなみに花火を打ち上げる理由は、星空がもっと輝くように魔法で星を打ち上げて祝ったのが発祥とのことだ。

 それと空から星が落ちてくるから、この綺麗な星空から星が消えてはいけないって事で空に星を送り返すために、花火を打ち上げるって訳だ。


 ついでに死者の魂を空へ送るという意味もあるから、実質お盆みたいなものかな?



 あと、私が日本語に翻訳してるけどこの国の言葉だと花火というより『星火』という方が正しかったりする。



 そして·····



「みんな!私たちも花火打ち上げにいくよっ!」


『『おーー!』』


 実は魔法学校の学生なら参加して花火を打ち上げられるのだ!

 というより、参加自由な魔法を空に打ち上げる競技大会だったりするんだよっ!



 んっふっふー!


 私、優勝しちゃうよーっ☆



 というワケで、私たちは杖をもって街の外にある花火打ち上げ会場へと向かった。




名前:ソフィ・シュテイン

年齢:6才

ひと言コメント

「んふふふふ····· 浴衣の私もかわいいっ!」


名前:アルム

年齢:7才

ひと言コメント

「私は火魔法使えないから、買っといたお菓子でも食べてよっと」


名前:フィーロ

年齢:7才

ひと言コメント

「よし!『マジックエミュレーター』の準備も出来たから頑張るぞー!」


名前:グラちゃん

年齢:6才

ひと言コメント

「思い切り空に魔法を打てるのは楽しそうね」


名前:ウナちゃん

年齢:7才

ひと言コメント

「光魔法でやってもいいのかな?」


名前:エビちゃん

年齢:7才

ひと言コメント

「ワシが使う魔法は真っ黒じゃから夜空だと見えないのじゃ·····」


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