表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第二章 TS賢者は魔法学校へ行くっ!
90/219

帰り道に寄り道


「おーい!もう雑草抜きは大丈夫だぞー!」


『『はーい!』』


 魔法を駆使して私たちはガンガン雑草を抜いていくと、夕方まで掛かるはずだったのがお昼前に終わってしまった。


「それじゃ、木を切るのは俺らがやるから、君たちはギルドで報酬を受け取ってくれ」


「ありがとね〜、たすかったよ〜」


「こちらこそ!ありがとうございました!」


「んははふふはひはひは!」


「アルムちゃん、貰ったフルーツ食べながら喋るのはダメだよ·····」


「でも、果物まで貰っちゃっていいのかしら」


「あまーい!おいしー!」


「のうソフィよ、またこの依頼が出てたら受けたいのじゃ」


「·····木を切りたいだけでしょ?」


「ちっ····· バレたのじゃ·····」


「うふふ〜、どっちにせよ歓迎するわ〜、またよろしくね〜」


「はーい、それじゃみんな!帰るよー!」


『『おー!!』』


 仕事が早く終わった私たちは、木こり夫婦に別れを告げて帰宅の途についた。





 ·····まぁ、寄り道するんだけどね?


「みんな!お昼はどっか景色のいい所で食べない?」


「さんせー!」

「どうせなら小川とかにしない?暑いし」

「そうね、ついでに川遊びをしてもいいわね」

「かわあそび!魚つかまえてたべる!」

「はぁ、川で泳ぎたいのじゃ·····」


「よし!じゃあそこら辺の沢にいこー!」


『『おー!!』』


 という訳で、今日の寄り道先はそこら辺の沢という事になった。



「ついたー!」


 歩いて約5分後、私たちはそこそこ大きい沢へと到着した。


 実は私たちの住むこの盆地、周囲が標高が高めな山に囲まれてるせいですごく沢が多いのだ。

 だからそこら辺を歩いていれば簡単に沢を見つける事ができる。


 まぁ、私たちが来た沢はそこそこ有名な大きい沢だから狙って来たんだけどね!


「んじゃ、お昼にしよー!」


「おー!って他のみんなは?」


「あれ?あっ、みんな先に沢で遊んでる!私もまぜろー!」


「僕もー!」



 ·····っと遊ぶ前に、まずはお昼の準備とみんなの着替えの準備しなきゃ。

 だって、どうせ川遊びしたら私含めみんなビショ濡れになるんだし、川遊びは疲れるからお腹も空く。


 だから今のうちに準備をしておくのだ。


「まずは生活魔法『テント召喚』」


 みんなが着替える用のテントを2つ召喚、フィーロ君は唯一の男子なので小型テントで着替えてもらう。

 女子は5人なので、大きめのテントだ。


「つぎは〜『布召喚』」


 テント召喚の魔改造魔法、布召喚を使って私はレジャーシートを敷いて、その上に私手作りのお弁当を並べていく。


 弁当じゃなくてサンドイッチなんだけどねっ!


 あとは私用におにぎり3個と、保温容器に入れた豚汁を取り出して、それをピクニックの定番な形のバスケットに入れて、シートが飛ばないようアダマンタイトの塊で固定したら·····


「わーい!!私もまぜてー!!」


 先に水遊びしていたみんなの所に走っていった。



 私は川岸まで来ると、着ていた最近お気に入りの『ダンジョン探索者装備』をスポーンと脱いで·····


「ちょっソフィちゃん!いくら僕たちしか居ないからって、外で裸になっちゃ····· ってあれ?何それ?」


「んっふっふー、こうなる事を予測してスク水(パンイチ)にしてあったんだよっ☆いくよー!!」


 バッシャーン!!


 服を脱いでスク水になった私は、沢へと飛び込んで盛大な水しぶきを上げた。


「ぷはっ!冷たくて気持ちいいねぇ·····」


「ちょっとソフィ!飛び込んだせいで服が濡れちゃったじゃない!」


「うえぇ····· ずぶぬれだぁ·····」


「ワタシは元々ビショ濡れだから気にしなーい」


「·····ソフィちゃん?」

「·····ソフィ?」


「·····てへぺろっ☆」


「「ソフィ(ちゃん)をもっとビショ濡れにしてやるー!!」」


「ひぎゃー!!たすけてー!!」


 河原で腰掛けて濡れないように足だけ入れて休んでたフィーロ君とエビちゃんが、私が作った水しぶきでビショ濡れになってキレた。


 もちろん私は逃げたが·····



「つーかまえたっ」


「ひぁっ、フィーロ君そんなにはやかったっけ·····?」


「ソフィちゃん、逃げ方にクセあるからね、簡単に捕まえられるんだよ?」


「·····助けて?」


「やーだよ、冷たい氷よ水とともに現れよ『マジック・エミュレータ:氷水』」


「ひぎぃっ!?ひゃめてっ!?ひひゃっこ、ひゃっこい!!?氷水!氷水はらめっ!?ぴゃあああ!!水着の中はやめてぇ!!ちべたいっ!ぴぴぇぁああー!」


 フィーロ君に捕まった私は、容赦なくスク水を引っ張られて中に氷水をぶち込まれた。


 フィーロ君め!

 ユニークスキルを使って私がエビちゃんに仕掛けたイタズラの時に使った魔法を真似したな!?

 というか覚えてたのアレ!?


 というか、フィーロ君がこの前のアレ以降から私に対して容赦なく反撃し始めたんだよね·····

 こうなったら·····


「前ならできないでしょっ!ふっふーん、これで私は無敵」


「僕、もう見なれたよ?」


「えっ····· まって、ちかづかないで····· あ゛あ゛ぁーーっ!!引っ張らないでー!色々見えちゃうぅうーー!!ひゃっこいっ!!ひぎぃっ!?あうっ、こおりがっ!?そこはいっちゃらめぇっ!?あぴゃぁぁあああっ!!ちべたいいいいい!!!?」


 フィーロ君は私がフィーロ君の方を向いているにもかかわらず、容赦なくスク水を引っ張って手を突っ込み、2発目の氷水魔法をぶち込んで来た。


「ひゃぁぁああんっ····· こおりまほーは、いっぱつしか、してらいっ、わたひ、いっかいひか·····」


「·····ぼくたちに氷水を掛けてきたの、ちゃんと覚えてるからね?」


「·····あっ」


 そういえば、結構前の沢遊びのとき、わたし、全員に氷水掛けてた·····

 ってことは5回分は覚えてるワケで·····


「僕のユニークスキル、あと何回使えると思う?」


「·····たすけてっ☆」


「正解は3回だよ?」


「ひっ」



 ぴゃぁぁああああっ!!



         ひひひひゃっこひっ!?



   らめぇぇぇええええっ!



「·····ワシも氷水魔法なら使えるのじゃ」


「え゛っ」


     あひゃぁぁああぁぁあんっ♡

 


「ただいまー」


「ただいまなのじゃー」


「あへっ♡あへっ♡」


「·····ねぇフィーロ君エビちゃん、ソレどうしたの?」

「うわぁ·····酷いことになってるわね·····」

「あはは!ソフィちゃんへんなかおー!」



 えへへぇ·····♡わらひ、フィーロくんのこおりみず、しゅきぃ♡これしゅごい·····


 ·····はっ!

 ヤバい変な性癖に目覚め掛けた·····


「へくちっ····· へっ、へっ、ぺくちんっ!」


 さ、さむい·····


 やばばばばいかももも、からだがひえ、ひえ·····


「ちょっと!ソフィちゃんの顔色がヤバいわ!ゾンビみたいになってるわ!!」


「え?うわっ!?大丈夫ソフィちゃん!?」


「ヤバいのじゃ、やり過ぎたのじゃ!すぐに火魔法で温めるのじゃ!ウナ!タオルを持ってくるのじゃ!」


「はぁ·····はぁ·····さむひ·····」


 ふるえが、とまらなひ·····


「留まれ『ファイアーボール』!」


「グラちゃんナイス!ウナちゃんタオルは!?」


「あったよ!!」


「確か····· あった!ソフィちゃんがいつも飲んでるやつ!熱いからこれ飲んでっ!」


「ありがと····· んくっ、んくっ····· はひぅ·····」


 あぁ·····

 冷えたからだがあったまるぅ·····



 5分後


「ソフィちゃん大丈夫?」


「もう大丈夫····· ぺくちっ!」


「ごめんね····· やり過ぎちゃった·····」

「ワシも調子にのってやり過ぎたのじゃ·····すまぬ」


 豚汁のお陰でなんとか低体温状態から回復した私は、タオルにくるまっておにぎりと豚汁を飲んで休憩していた。

 ちなみに、フィーロ君とエビちゃんはグラちゃんにガチで怒られてた。


「くっそー····· 後で絶対仕返ししてやる·····」


「ソフィちゃん····· だからいっつも仕返しされるんだよ·····」

「でもみててたのしいよね!わたしも氷魔法つかえたらなぁ·····」


 フィーロ君が容赦しなくなったなら、私だってイタズラのレベルを上げるしかないねっ☆


 今日の夜ご飯はお寿司で決定だね!


 ·····砂糖ワサビの恐ろしさを思い出させてやる



 私のイタズラが速攻でバレて砂糖ワサビたっぷりの寿司を無理やり食べさせられて悶絶したのは言うまでも無い。




「ふぁぁあっ····· ねむ·····」


「ソフィちゃん大丈夫?そろそろ帰る?」


「うん·····」


「そうだね、そろそろ遊び疲れたし帰ろっか」

「というかもうすぐ日が暮れるわ、さっさと着替えて帰るわよ」

「おふろはいってあったまりたい!」

「そうじゃのう·····温泉に入って温泉卵でも食べながらニホンシュ(※ノンアル)を呑みたいのじゃ·····」


「じゃあかえろー!帰って暖かいものたべよー!」


『『おー!!』』


 私は眠い目をこすりながら、着替え用テントに入って、着ていたスク水をパンツに戻して、脱いだ『ダンジョン探索者装備』を着て、帰る支度をして、みんな揃って街へと帰っていった。


「あっ····· 依頼の報告·····」


『『·····リーダーお願い』』


「ひどいっ!こういう時だけ私をリーダー扱いするなんてっ!」


「嘘だよ、みんなも行くよね?」

「もちろんっ!」

「行くけど、普段からリーダーぶって変なことやってるのはソフィよね·····」

「ねえねえ、帰りにクレープたべたい!」

「それは良いのじゃ!さっさと報告を済ませて買い食いしながら帰るのじゃ!」


「·····みんなありがとっ!それじゃ『なかよし組』!しゅっぱーつ!!」


『『おーー!』』


 こうして私たちは帰宅の途についた。



名前:ソフィ・シュテイン

年齢:6才

ひと言コメント

「まさか真夏に低体温症で死にかけるとは思ってなかった」


名前:アルム

年齢:7才

ひと言コメント

「豚汁を1口飲ませてもらったけど、すっごく美味しかった!でも私はお汁粉の方が好きかなぁ·····」


名前:フィーロ

年齢:7才

ひと言コメント

「僕だってたまには怒るよ?今日はやりすぎちゃったけど·····」


名前:グラちゃん

年齢:6才

ひと言コメント

「実は私も氷魔法使えるのよね····· 参加しなくて良かったわ、やってたらソフィが死んでたわ」


名前:ウナちゃん

年齢:7才

ひと言コメント

「つめたいのにがてー····· あったかい方がすき!」


名前:エビちゃん

年齢:7才

ひと言コメント

「お風呂入ってたらソフィにシャワーのお湯を冷水に変えられたのじゃ····· あやつ、まだ恨んでおるのじゃ·····」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ