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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第二章 TS賢者は魔法学校へ行くっ!
76/219

いい感じの場所を求めて



「街きたー!」


「街だー!」


「街ー!」


「街?」


「街」


「えっ、ワシなんて言えば·····」


「黙ってれば?」

「ひどいのじゃっ!」


 という訳で、夏休み初日の今日はみんなで街へやってきた。

 と言っても昨日も来てるからアレだけど、今日はたっぷり探索する感じにしようと思う。

 例えば街の中の小川で遊ぶとか、広場で遊ぶとか、美味しいものを景色のいい所でたべるとか·····


 まぁ、夏休みだからなんでも出来るし、特に決めずやってきた感じだ。


「まずはどこ行く?特に私は行きたいとこ無いけど」


「てきとーに歩いてたらなんかあるんじゃない?」


「僕は朝から勉強したし甘いもの食べたいや」


『『フィーロ君が甘いものを欲しがった!?』』


「いや、いつもみんなが食べすぎるだけで僕も普通に甘い物好きだからね?」


「マジか·····」


 いつもフィーロ君をお店にご招待(強制連行)してる時は暴れてたから嫌いだと思ってた·····

 いや、よく考えたら連れて行っても渋々食べてたから本当は好きなのかな?


「それじゃ!みんなスイーツ通りにいこー!」


『おーー!』


 今日は珍しくフィーロ君先導で私たちはスイーツ店が1番多い通りへと進んで行った。



 通りで大量のスイーツを買った私たちだったが、その場ではなくどこか別の場所で食べようということになり、移動していた。


「いやー買った買った!どこで食べる?どうせなら景色のいいところにしよっ!」


「あっそれなら涼しいところがいい!」


「木陰とかかな?」


「いいわね、寮から敷く布もって····· あぁ、ソフィなら絶対持ってるわね」


「ねぇ、寮の近くにちいさい川なかったっけ?」


「うむ、川に足をいれながら食べるのも悪くないのじゃ、早速行くのじゃ!」


「よし!じゃあ寮近くの沢沿いに歩いていい感じの場所があったらそこでたべよー!もちろんシートも持ってきてるよ!」


『『おー!いこー!』』


 という訳で私たちは寮近くの沢へと向かった。



 という訳で私たちは寮近くの沢へと来た。


 この沢は河原が広めで遊歩道も整備されているから町民憩いの場だったり子供の遊び場になっている。


「うわ、物凄く透き通ってる!我慢できない!私はこの中歩いていくっ!」


「いいなー!ワタシも入りたい!·····ソフィちゃん買ったデザート入れてー」


「いいよっ!みんなのも預かるよー!」


『『お願いしますっ!』』


 私は川の中に入る準備をしながらみんなの買ったお菓子を『インベントリ』の中に入れて、ついでに靴下と靴も入れて川の中に入った。


「んひゃっ!?つめたっ!」


 びっくりしたわ、川の水めっちゃ冷たい·····

 深さは私の膝くらいだから浅いけど、冷たさはえげつない。


「みんな入っても大丈夫だよ!むしろ気持ちいい!」


「わーい!ワタシも入って歩くー!」


「僕はまだいいや、陸で良さげな所を探すよ」


「私もフィーロと同意見よ、川の中を歩くのは貴族の娘としてどうかと思うわ、ねぇウナ·····ってウナは何処にいったのかしら?」


「ん?ウナはソフィより前に沢に入っておるぞ?あとワシは悪い予感しかしないから入らないのじゃ」


「えっ!?はっ!ウナちゃんいつからそこに!?」


「えへへ、最初からだよっ!わたしの靴も入れて!」


「はーい」


 私はウナちゃんから靴を受け取り、インベントリに収納して沢の中を進み始めた。


 どこかで休むのもアリだけど、もし魚でもいたらつかみ取りして魔法で焼いて食べたいからしっかり沢の中を観察して行く。

 むむむ····· 前は釣りしてるおっちゃんがアユ釣ってるの見たんだけどなぁ·····


 沢の中はすごく綺麗だが、魚もあまり居ない。


 私たちが沢の中を歩いているからかな?


 ·····って思っていたら


「ソフィちゃん!カニさんいたよー!エビさんも!」


「む?ワシはここに····· ってそっちのエビか!まったく紛らわしい名前なのじゃ·····」


 ウナちゃんがいつの間にかカニとエビを捕まえてキャッキャしてた。


「おおお!それ()()()ガニじゃんっ!美味しいカニだよっ!」


 ちなみにモズクガニは()()()()()とは別の種類のカニで、完全に淡水でしか生きられないカニの魔物だ。

 見分け方は体内に魔石があるか無いかしか区別がつかないけど、一応魔物だ。

 なんでもコケを魔力で成長させて食べてるらしいんだけど、地味すぎて魔物と認知されていない魔物だ。


 ちなみに味はモクズガニとまったく同じだけど、コッチの方が身がぎっしり詰まってて美味しいそうだ。

 魔石は噛んだら不快だから取り除く必要があるけどね。


「やった!ソフィちゃんあとで茹でてたべよっ!」


「もちろんっ!じゃあ沢山捕まえるよー!」


「「おーー!」」


「·····僕たちは良さげな休憩場所でも探そっか」


「そうね」


「ワシも手伝うのじゃ」


 という訳で、食材調達組と休憩場所捜索組の二手に別れて行動を開始した。



 〜休憩場所探索組〜


「どこら辺がいいかな?近くに座れそうな所ってあったっけ?」


「私はあんまり来た事ないから分からないわ、それこそあの3人の方が詳しいんじゃないかしら」


「ふっふっふ!ワシは知っておるぞ!こっちじゃ!」


「「おおー!エビちゃんさすが!助かる!」」


 僕たちはエビちゃんに引き連れられ、沢の上の方へと陸地を歩きながら進んで行った。


 ·····まって、なんかもう僕達のターン終わりそうなんだけど!?ねぇもうちょっと書いてよ!地味なのはわかってるけ



 〜食材調達組〜


 私たちは川の中を裸足で進みながら、美味しそうな食材が無いか探していた。

 狙いはこんな感じだ


・モズクガニ

・モクズガニ

・川エビ

・川エビ(テナガエビの腕が短いけど太い感じのヤツ)

・アユ

・イワナ

・ニジマス

・カジキマグロ


 ·····カジキマグロってふざけてんのかって思われそうだけど、以前この川で釣れた事があるらしいし記録にも残ってるそうだ。


 マジで?


「あっ!魚いたよっ!そっち行った!」


「任せてっ!ひゃんっ!足の隙間抜けてった!ウナちゃんやっちゃって!」


「そろーり····· 捕まえたっ!」


「「さすがウナちゃんっ!」」


 ウナちゃんはマジで凄い、どんだけ魚に近づいても絶対に気が付かれないし、ほぼ百発百中で捕獲ができるという特技がある。


 今日もそれを活かしてイワナをゲットできた。


「んじゃ!それは後で塩焼きにして食べよっ!」


「うんっ!じゃあみんなのぶんもつかまえないとねっ!がんばろ!」


「おー!ワタシも捕まえるよー!」


 私だって負けてられない、·····まぁ深海のみなさんの親戚、淡水の方々を呼び出せば楽勝なんだけどそれに頼るのはダメだ。


 絶対につかま·····


「きゃっ!?なんなのコイツ!気持ち悪いっ!助けてソフィちゃん!!」


「やめて、アルムちゃんこないでっ!」


「あーーーー!!!うなちゃんだーーー!!捕まえてー!そいつ早く捕まえて!」


「いやぁぁぁあああっ!!きもちわるいー!!」


 アルムちゃんが先頭になって進んでいると、なんとアルムちゃんがウナギを踏んずけてニュルっとしたようだ。

 しかもアレはここからでもウナギの黒色が見えるほど沢山集まってる!


「よっしゃー!!蒲焼き共待てやゴルァー!!」


「ひいいぃぃいっ!きもちわるいー!にゅるにゅるするー!たすけてー!」


「わ、わたし?ソフィちゃんわたしじゃないよ!わたしあんなに気持ち悪くないよっ!」


「違うよっ!アレ高級食材のウナギだよっ!絶対に逃がさないし全部捕まえるっ!『須臾(しゅゆ)』!」


 私は大好物でこの世界で初めて発見したウナギを捕まえるため、本気を出した。


 ふっ·····


 私は遊びにも本気を出す女なのさっ!


 容赦しないよっ☆



名前:ソフィ・シュテイン

年齢:6才

ひと言コメント

「ちなみに漁業権とかは無いよ!だから全部捕まえるっ!あと校長先生も食べたがってたから絶対捕まえて蒲焼にする!そんで恩を売りまくって金をむしり取るぞーっ!!!」


名前:アルム

年齢:7才

ひと言コメント

「いやああぁぁぁぁあああ!!!きもちわるいよおおおお!!」


名前:ウナちゃん

年齢:6才

ひと言コメント

「ウナギなんかきもちわるいもんっ!わたしのほうがかわいいもんっ!」



名前:フィーロ

年齢:6才

ひと言コメント

「川の方で叫び声が聞こえるんだけど、まーたなんかやってるよ····· どうせ全身ビショ濡れになってるんだろうなぁ·····」


名前:グラちゃん

年齢:6才

ひと言コメント

「私は変なの捕まえてくると予想したわ」


名前:エビちゃん

年齢:6才

ひと言コメント

「·····のじゃ (川に入らなければ汚れないと思ってたらすっ転んでテンションガタ落ちしてる)」


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