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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第二章 TS賢者は魔法学校へ行くっ!
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その刹那、何が起きていたか


「ちょっと!ソフィちゃん、話区切ってる場合じゃないでしょ!?」

「そーだそーだ!何したのソフィちゃん!?」

「ズルよズル!何したのよ!!」

「お、お主、まさかアレ使ったんか!?」

「ソフィちゃんすごーい!」


「ぢょまっ!?まって、メタ発言やめて!?って押しかけないでぇっ!!全部話すからぁっ!!!」



 宿題を速攻で終えた私に対し、みんなが物凄い勢いで押しかけてきて囲まれ、物凄い質問攻めにされててんやわんやの大騒ぎになってしまった。


 そして場を収めるのには結構な時間がかかってしまったのだっだ·····




「ソフィちゃんなんでこんなに早く終わったの?この量を1分って無理でしょ?」


「うんうん!絶対終わらないよ!なんで?」


お姉様(校長)とコネがあるっぽいからそれかしら?」


「ソフィちゃん宿題こうかんしてー」


「·····ソフィ、ちょっとお主こっちにこい」

「へ〜い·····」


 エビちゃんに腕を引っ張られ、私は秘密基地の外にある外っぽい部屋に出てきた。


「ソフィ!お主時空魔法を使ったじゃろ!」


「使ったよ〜?」


「はぁ····· 何時間じゃ、何日じゃ、どれくらい使った?場合によってはワシが何とかするのじゃ」


「ええとねー」


◇ 回想 ◇


 私は自分の部屋に入り、快適性を求めて改造しまくったせいでゲーミング系の家具みたいになってしまった勉強机に座り、宿題を机の上に置いた。


「よし、じゃあ本気出していくぞー!!『須臾(しゅゆ)』発動!」


 須臾の倍率は1/10000、たった1秒が3時間に延ばされるとてつもない倍率だ。

 これをやってると寿命がゴリゴリ削れていく音がするが、いつか不老不死になる予定なのでそんな事は関係ない。


 ちなみに、この倍率なら動かず魔力の回復に専念してれば消費と回復が釣り合って無限にやってられたりする。

 運動してる時は1/1000くらいがギリ限界かな?



「じゃあまずは算数からっ!いくよー!」


 私はペンにインクを付けて、小一レベルの算数のドリルにサラサラと数字を書いていく。

 私ならこの程度楽勝だからねっ☆


 ちなみに、この世界の筆記用具は割と進んでいる。

 というか、勇者パーティーが来たときに置いていった文房具のおかげで色々筆記用具の技術が進歩したらしい。

 ドワーフとかが手作りするのですごく高いけど、鉛筆やシャーペンに消しゴムや定規など、現代にあった普通の筆記用具なら存在する。


 で、私が今使っているのは万年筆だ。


 わざわざ鉛筆やシャーペンではなくコレを使ってるのにはワケがある。


「うはぁ、最高級の魔法のインクは書きやすいし一瞬で乾くから使いやすいなぁ·····」


 そう、このインクがめちゃくちゃいい感じなんだ。

 1瓶1万円はするけど、書く時に掠れる事が一切無いし、それでいて滲む事も無く、書いたその瞬間に乾いてしまうのだ。

 さらに、1分以内なら書いた部分に魔力を通せば色が無くなって訂正できる優れ物なのだ。


「やっぱ先行投資って事で1瓶買っててよかった、んじゃ成分解析からの『インク玉』」


 割とケチな私がこんな高級インクを買ったのは、コレを元に魔法で増やしまくるためだ。

 もちろん私的利用だから問題ないよっ☆


 と考えている間にも宿題はどんどん進み、3分の1は終わってしまった。


「暇だなぁ、他の宿題も同時に····· いやさすがに無理だ、脳みそが足りない····· まてよ?」


 脳みそを増やすって、出来るんじゃないか?

 いや、臓器の脳を増やすんじゃなくて、脳に魔石を埋め込む事で思考部分を増やせるかも。

 ゴーレムとかを作る時って魔石とか魔結晶に魔法陣というか魔法の回路を書き込んで思考回路とかを作ったりするから、それを脳にうまく組み込めば·····


「間違いなく禁忌だし失敗したら怖いからやめとこ」


 いくら自由研究とはいえ、フリーダムすぎる研究だからやめといた。

 というわけで私は他の自由研究を考えながら算数の宿題を爆速で終わらせていった·····



「はい終わり!次は国語!うわ読書感想文じゃん」


 って訳で『アカシックレコード』から良さげな本を検索して、それを速読しながら爆速で書き終えた。

 ちなみに感動の超大作だったから途中で泣いて宿題所どころじゃなかった。


 まぁ若干遅れたけど国語の課題終わり。



「つぎつぎー!次は自由研究!鉱物の観察!」


 自由研究として、私がこっそり趣味で集めている『鉱物』を観察して特性や硬度や比重をスケッチと共に書き込んで行く。


 この鉱物収集の趣味を話すとすごーく長くなるからいままで見せてなかったんだ☆


 ちなみに、この世界にしか無い鉱物もあったよ!


 それがこの『魔結晶』で、正確には『酸化ミスリル結晶』、もっとわかりやすく言うと『酸化魔導アルミニウム結晶』なのだ。

 ·····まだ何かわからないって?『魔力入りサファイア』だよ!


 ミスリルは魔力が籠って変化したアルミニウムなんだけど、実はアルミニウムと同じで酸素と結合する事で結晶になって、しかもサファイアの特性とミスリルの特性、そして魔力の貯蓄や変換増幅など、様々な事に使えるようになる。


 しかも色の変化も複雑で、コランダム(サファイアやルビーの総合名称)と同じ仕組みで色が付くし、同時に中に入ってる魔力によっても色が変化する。


 例えば魔導コランダムに鉄とチタンのイオンが入ると青色になるが、そこに『火属性の魔力』が入り込むと赤色が加わって紫色に変化するのだ。


 ちなみに、普通に魔力が籠ってない『魔導コランダム』の方が多いけど、そこに私が無理やり魔力を込める事で色を変えたりできる。

 あと、実は『魔導コランダム』は産出量がかなり多くて、母岩に着いてたりそのまま単結晶で出てきたりと色々な感じで出てくるけど、魔力が籠っているのはごくごく少量でかなり高いから、私はたまーに人工魔導コランダムを売って稼いでる。



 そして魔導コランダムなんだけど、めちゃくちゃ有用な魔導文明に無くてはならない超すごい鉱物だ。


 まず魔物の魔石と違い魔力の再充填が可能なバッテリーとして使える。

 しかもそれ自体に魔導回路を組み込む事で魔法を使える特殊な機械類『魔道具』を作る事が出来る。

 魔結晶そのものに魔法増幅機能があるため、魔法の強化などにも使える


 などなど、万能すぎて怖いくらいだ。


 あとは·····


「んっふっふ、やっぱりこの同色の魔力を入れたのはすばらしい色だ····· 見惚れちゃうなぁ·····」


 何より見た目がいい。

 何故か魔導コランダムに関しては普通のサファイアより質が良い物が多く、今私が持ってるコレは前世で鉱物オタクをしていた時に憧れていた、カシミールサファイアや『コーンフラワーブルーサファイア』と呼ばれるとてつもなく美しいが物凄く高い、希少なサファイアと遜色ない素晴らしい色のサファイアだ。


 んふふふふ····· ふへへへへ····· いひひひひ·····


「おっと、見惚れてる暇は無い、ちゃっちゃと自由研究も終わらせちゃおっ!」


 ってわけで私は鉱物の観察をして自由研究を一気に終わらせてしまった。


 ちなみにこれが1番時間がかかった、12時(4秒)間ぶっ通しで論文みたいな自由研究を作ってしまった。



 その他色々な宿題を爆速で終わらせたけど、尺の都合でカットしちゃうよっ☆


 ちなみに、勉強時間だけで合計43時間はかかった。

 その他含めると50時間くらいは時間を止めていたことになる。


 その間、脳に糖分が足りなくなったり、お腹が空いたりしたのでバクバクとおやつやご飯を食べていた。

 今日買いだめていたのはこのためだったのだ。



「んああぁぁぁぁぁああっ!!終わったー!!」


 記録約18秒!


 世界最速で宿題を終わらせた女になった私は『須臾』を解除して、宿題をひとつにまとめて提出できるようにした。


「·····この宿題はみんなといっしょにやろっと」


 たった一つだけ終わらせなかった宿題があった。


 『夏休みの日記』


 今年の夏は騒がしくなるだろうし、毎日付けても楽しいだろうからねっ☆


 という訳で私は疲れきった脳みそと身体にムチを打って、終わった宿題を抱えて部屋の外に出ていった。


 日記は毎日書くので机の上に置いたまま·····





「ってわけなんだよ〜?おやしゅみ〜·····」


「何がという訳なのじゃ!説明無かったでは無いか!どれくらい止めたのじゃ!?」


「うるさい····· きょうは50じかんくらい〜」


「·····は?そ、そんなにとめたのじゃ?」


「ごーけーで·····うーん、150じかん〜?」


「そ、そんなにか····· どうするべきか·····」


「ねさせて····· すやぁ·····」


「ああもう分かったのじゃ!お主には後で時空魔法の危険性をみっちり教えるのじゃ!」



 うっさいなぁ、そんなのとっくに分かってるし対策もしてるよ·····



「しってる、わたしねてるとき、逆にわたしだけとめてるから、じゅみょーはもんだいないよー」


 つかうの嫌なんだけど、寝る前に私に時間停止魔法を一日に3時間だけ掛けて、時間を止めて先に進んだ分だけ戻しているのだ。


 ウサギとカメのあんな感じで、先に進みすぎた私ことウサギはカメといっしょに進むため、ちょっと寝てみんなを待ってるかんじだ。


 ただし、私の睡眠時間が犠牲になってしまうからあんまり使いたくないってわけだ。


 でも、これのおかげで私の寿命は実はみんなとほとんどおなじだったりする。


「それじゃ、おやすやぁ·····」


「はぁ、大丈夫ならええのじゃが·····」



 そして私は夏休み1日目を宿題と共に終わらせたのだった。




名前:ソフィ・シュテイン

年齢:6才

ひと言コメント

「さすがにつかれちゃった」


名前:エビちゃん

年齢:7才

ひと言コメント

「実はワシも時空魔法がつかえたりするのじゃ」


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― 新着の感想 ―
ちょっと読んでない間に凄く話数が増えてるよ〜! 自分に時間停止掛けてるから寝不足なんだ……徹夜したからって居眠りの為に須臾使ったのって誰でしたっけ?
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