夏だ!休みだ!宿題だーっ!!?
今回は2話同時更新!
リクレス君のチームとケンカしてから1ヶ月後·····
え?また1ヶ月飛ぶのかって?
いやだってさ、特に何も無かったんだもん·····
強いて言うなら、たまーにリクレス君のチームと合同で魔法の練習をしたくらいだ。
というか、あれから1度も説教部屋に連れていかれるような事態を起こしてない私を褒めて欲しい。
だからソフィちゃん可愛いって言って?
·····そう言えば思い出した、一つだけトラブルは発生していた。
みんなが米にハマったせいで、あれだけあったお米が既に尽きかけてしまったのだ。
ヤバいと思った私は大急ぎで『瑞穂の里』にある田んぼで追加のお米を作った。
今回は2回目って事もあって前回よりもいい感じにお米の栽培と収穫も出来た。
一応だけど魔法栽培せずにイチから育ててるけど、そっちは難航中。
肥料巻きまくったせいで雑草が酷かったから、除草に1番効果的な塩撒いたら全滅したし、土も全部とっかえになった。
故に私はカルタゴ絶対許さない。
という感じで1ヶ月はあっという間に過ぎ、今日は7月12日だ。
なんで7月12日なんだって?
ふふふふ、それはね·····
◇
私たちは入学式のときのように校庭に集まり、檀上に立つ校長先生の話を聞いていた。
『皆、全員いるわね?よく聞きなさい』
「おはよーごさーます」
眠い·····
『テンション低いわね、元気出しなさい?うふふ、貴方たちは明日から待ちに待った夏休みに入るのよ!』
「きたー!!」
そう!今日から夏休みなのだ!!
正確には、この終業式が終わったらだけどねっ☆
『ただし!ただの休みではないわ!自由研究と宿題が沢山出してあるわ、もちろん日記もあるわよ?夏休み明けまでに必ず終わらせなさいね?もし終わらなかったら····· 補習よ?』
『『はいっ!』』
うん、気合いで今日中におわらせよ。
『それじゃ、レッツエンジョイザサマーよ!楽しむのよっ!!』
『『おーー!』』
『それじゃ、次は教頭先生からの諸注意よ、心して聞きなさい』
あっ、教頭先生の話は全カットだよっ☆
◇
長い長い教頭先生の諸注意と無駄話を聞かされ、熱中症で10人ほど倒れて校長先生が寝落ちて椅子から転げ落ちたあたりでようやく終わって、教室に帰ってきた私たちを待っていたのは大量の宿題の束だった。
「はい、それじゃみんな、夏休みが終わるまでにこれをちゃーんと全部終わらせる事!いいですね?」
『『ええー·····』』
これ本当に1ヶ月で····· あっ、終わるわ。
量は多いけど簡単だわ。
「ねぇソフィちゃん、これ終わる気がしないんだけどさ、手伝ってくれないかな?」
「ぼくも····· これちゃんと1日何ページやるかとか決めないとダメなやつだよね·····」
「え?私は今日中に全部おわらせるつもりだけど?」
「·····ソフィ・シュテインちゃん?絵日記もかしら?」
「きょうはなんにもないすてきなすばらしいいちにちだった、はいおわ」
「ちゃんと毎日書きなさいっ!!」
\べちこんっ!!/
「エンドレスエイトッ!?」
ううううう·····
また先生に頭叩かれた·····
「絵日記以外は構わないけど、無理はしちゃダメよ?徹夜なんてもっての外よ」
「はーい·····」
ちっ、とりあえず全部『きょうはなにもなかった』で終わらせてや
「もし全部『きょうはなにもなかった』って書いてたら再提出させるわ、あなたたちが『何も無い』なんて絶対有り得ないわ、一日で埋まるくらい何かやらかすでしょう?」
「ちっ·····」
「書くつもりだったわね?はぁ····· みんなはソフィちゃんみたいにサボらずちゃんと書くのよ?」
『『はーい!』』
ちょっ、私がサボろうとしてるのは絵日記だけだから!それ以外は今日終わらせようとしてる優等生ムーブだよ!?
だが、そんな私の思いは届かず、私はサボり魔の冤罪をかけられたまま帰りの会は終了してしまった。
◇
学校はもう午前中に終わったので、私たちは街へとやって来ていた。
「ええと、文房具類はこれで足りるかな·····」
「ソフィちゃんそんなに買い溜めしてどうしたの?」
「アルムちゃん、たぶんソフィちゃん本気で今日中に終わらせようてしてるよ·····」
「控えめに言ってアホね、私たちはちゃんと日程を決めて毎日やって終わらせるわよ」
「うんうん、ソフィちゃんにあわせたらしんじゃう」
「そうじゃの、まぁワシも1週間で終わらせる予定じゃから人のことはいえんのじゃ·····」
あと買うものは·····
「よし!次は甘いもの買いに行こう!めちゃくちゃ買い溜めるよー!」
『『やったー!!』』
というわけで私たちはスイーツを売っているあたりに向かっていった。
まずは私の大好物、揚げドーナツをとにかく大量に買い込む、ある分だけ買ったので50個も手に入った。
「おじちゃんありがとー!それじゃ次はクレープ屋さんに行くよー!」
「やったー!さっそくいこー!」
『『おーー!!』』
「·····ぼくは普通のにしておく」
その後、3軒ほどスイーツ屋に寄って、冒険者酒場でランチと私はABC&駆け出し冒険者セットのお弁当を買っていった。
◇
よし、食料類はこんなものでいいかな、あとはジュース·····は私は魔法で出せるから問題ないっと。
「ねぇソフィちゃん、そんなに買い込むってことは今日の夜は女子会やるの!?楽しみっ!」
「僕も休みだしがっつり参加しよっかな」
「もちろん私も参加するわ、そのために多めにお持ち帰りにしたわ」
「女子会たのしみ〜」
「うむ!寿司たべたいのじゃ!」
「あーごめん、私はガチで宿題終わらせるつもりだから、この食料は全部私が食べる予定だから、みんな好きにやってていいよー、でも私は部屋に籠るから呼びかけないでね、というか呼んでも返事しないから」
『『ええー!!』』
もちろん全部一日で食べ切るよ?
だって『須臾』使って終わらせるから、脳も身体も酷使するんだもん·····
とりあえずブーブー文句をいうみんなに寿司を作るのを約束して、私たちは寮に帰った。
◇
「よし完成!みんな食べててー」
『『いただきまーすっ!!』』
みんなの分の寿司をやっとこさ作り終えた私は、心をガチモードに切り替え始めた。
うん、いける、私なら今日中に終わらせられる。
頑張れ私、強いぞ私、可愛いぞ私、やればできる子だよ私っ!!
「それじゃみんな!私は籠るから楽しんでてね!」
「ソフィちゃん頑張ってね!」
「応援してるよっ!でも無理はしちゃダメだよ?」
「そうね、夜更かしと無茶は女の敵よ、無理そうなら諦めるのよ?」
「おすし無くなったらどうすればいいかな·····」
「ソフィ····· 終わったら見せてほしいのじゃ·····」
「うん、じゃあ····· また会おうっ!」
皆にちょっと気丈に振舞った挨拶をした私は、きびすをかえして自分の部屋へと向かった。
さぁ、私の長い戦いが、今、始まる·····っ!
『『がんばれソフィちゃん!』』
「うん!頑張るよ!」
そう言うと、私は自分の部屋の中に消えていった。
◇
自分の部屋に籠ってしまったソフィちゃんを見送った僕たちは、テーブルを囲んで早速おやつパーティーを始めようとしていた。
うん、やっぱソフィちゃんが作ったおすしは美味しいなぁ·····
でもやっぱりソフィちゃんが不安だ、ソフィちゃん意外と無茶する性格だから、僕が見てないと何するかわからないから·····
いや、僕がいても止められる気はしないけどね?
「·····大丈夫かなソフィちゃん、僕すっごい不安なんだけど」
「ソフィの部屋はワシの力でも開かんからな····· 中で倒れたら救いようがないのじゃ」
「そうね、無事を祈るしかないわ」
「がんばれー·····」
「·····ところでさ、あんだけの量を一日で食べたらすっごく太るんじゃない?」
「確かにあれだけ食べたらヤバ
ガチャッ
『『·····ん?』』
ガチャって扉が開く音がソフィちゃんの部屋からした?
まだ入って1分たってないけど·····
忘れ物でもしたのかな?
「お、おわった····· しぬかとおもた·····」
『『····················は?』』
ソフィちゃんはオレンジジュースを作った後のオレンジみたいに萎れた状態になって部屋から出てきた。
日記以外全部終わらせた宿題を抱えて。
名前:ソフィ・シュテイン
年齢:6才
ひと言コメント
「さすがに無理しすぎた、というかフィーロくん『干からびたミカンみたい』って酷い·····」
名前:フィーロ
年齢:実はもうすぐ7才
ひと言コメント
「ああいや、その!オレンジの絞りカスって言うのは例えで、その、ソフィちゃんがすごく疲れてたのがそんな感じだったから·····」
名前:アルム
年齢:7才
ひと言コメント
「ソフィちゃん遅いよ?ワタシがチョコ&ホワイトホイップウルトラ盛りウルトラデラックス盛りイチゴチョコバナナクレープを食べ終わる方が早かったもん!」
名前:グラちゃん
年齢:6才
ひと言コメント
「ソフィは何でもアリだからいいわ、だけどアルムはどうなってるのよ!なんでその巨大なクレープをたった1分で食べ切れるのよ!!目を離したら無くなってたわ·····」
名前:ウナちゃん
年齢:6才、実はフィーロと誕生日が近い
ひと言コメント
「えびちゃんおいしいっ」
名前:エビちゃん
年齢:7才
ひと言コメント
「えっワシ!?·····あぁ、魚介の方のエビじゃったか、ビックリしたのじゃ、·····なんじゃかのぅ、ウナを見ておると魔力か何か知らぬが、妙に『ナニカ』が喰われそうな変な感覚がしてちと怖いのじゃ」




