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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第二章 TS賢者は魔法学校へ行くっ!
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エビちゃん専用の杖を作ろう!



 お風呂から上がった私たちは、いつもの『秘密基地』でダラダラとしていた。


「それにしてもソフィは凄いのぅ····· こんな部屋を作れてしまうとは····· ああぁ〜、気持ちいのじゃ〜·····」


 元魔王のエビちゃんは、秘密基地に最近できたばかりの畳の部屋でダラダラと転がって、座布団を枕にして寝転がっていた。


「畳いいでしょ!この香りがまたいいんだよね〜」


「わかるのじゃ〜草の良いかおりなのじゃ〜」


「2人ともダラけすぎじゃないかしら?」


「いやー、ワタシたちもあんな感じになってるでしょ?こっちはカーペットとクッションだし」


「わたしはどっちも好きかなー」


「·····2人とも無防備すぎて僕が目のやり場に困るんだけど、ちゃんとしてくれないかなぁ」


「慣れたら?」

「慣れるのじゃ」

「元凶が何を言ってるの?」


 はぁ、お風呂上がりの畳はサイコーだ·····



「それじゃ僕は勉強するから自分の部屋に戻るね、みんなおやすみー」


「ワタシはそろそろねよ····· おやすみ·····」


「フィーロは勉強熱心ね、夜更かしは肌に悪いから私は寝るわ」


「えー····· みんな寝ちゃうならわたしもねるー、ソフィちゃんエビちゃんおやすみー」


「「おやすみー!」」


 夜9時半になると、みんな解散して各自の部屋に帰って行ってしまった。

 そして残ったのは、私とエビちゃんだけだった。


「·····さてエビちゃん、約束の時間だよ」


「むっ?何か約束しておったか·····?」


「ほら、エビちゃん用の杖作るんでしょ!」


「おお!そうじゃった!それじゃ頼む!」


「ガッテン承知!」


 杖を作るにあたって、まずはデザインや設計の希望をエビちゃんに聞いてみたところ·····


・魔力量が多いから壊れにくく頑丈にしてほしい

・前世では近接格闘が、特に拳や短剣が得意だったから短杖2本にしてほしい

・でも長杖もほしい

・できれば短剣としても使えるように刃がほしい

・カッコよく(ここ1番大事なのじゃ!)

・使いやすくしてほしい


 との事。

 注文が多いけど、面白そうだから作ってみることにした。


「むむむむむ····· ちょーっとまってねー·····」


「うむ!待っておるぞ!」


 形のイメージは浮かんできてる、普段は2つの短杖なんだけど、石突き部分に特殊な魔法陣を組み込んで魔術的に連結させてひとつの長杖にも出来る感じで·····

 色はもちろん黒系、私の『ラズワルド・ロッド』とは真逆の流線的な形状にして·····


 うーん·····

 魔結晶を先端·····


「エビちゃん、短剣の持ち方って基本逆手持ち?」


「うむっ!よく分かったの!その通りじゃ!」


 逆手持ちだとすると、ここをあーして·····


 よし、まずは杖の軸の石突き部分を魔結晶に、そして接続部を禍々しい感じでこんな感じで装飾、その装飾パーツを一つだけ長い刃にして短剣のようにして、それに刃を付けて·····


「決まった!!あとは材質どうしよ·····うーん、コレじゃダメ?」


「むむむ····· 綺麗じゃが、、ワシのイメージとは違うのじゃ」


 『星核合金』じゃダメかぁ·····




 ·····まてよ?


「エビちゃん、コレに出来るだけ闇属性とか魔王属性な魔力を注ぎまくってみて?」


「承知した!ふぬっぬぬぬぬぬ!!!」


 ふと思いついたので、試しにエビちゃんに『星核合金』にありったけの力で闇属性の魔力を注がせてみたところ、星核合金が変化し始めた。


 やはり私の予想通りだ、今日の授業で魔力量を計った時、私は白でエビちゃんが黒だった。

 そして『星核合金』は私の魔力を通したときのみ星が増えて輝きを増す性質がある。


 ·····なら、黒い魔力をもつエビちゃんがやると?


 答えは·····


「おおおおっ!真っ黒になったのじゃ!!」


「見事に星が無くなって黒紫色っぽくなったね····· あれ?名前も変わってる」


 鑑定した結果、星核合金が変化していた。



『星核合金:新月』

 暗い魔力により変質した『星核合金』。

 その合金に星が浮かぶ事は無いだろう。


 追加効果

・闇属性へのボーナス極大



「「こ、これだーー!!!」」


 エビちゃんの杖に最適な素材が見つかった!

 よしコレで早速杖を·····


「ねえエビちゃん、杖に必要な量があとこれくらいなんだけど」


「·····魔力が足りんぞ?」


「大丈夫、強制注入できるからっ☆」


「ひっ!?やめ·····」






「あへっ♡あへっ♡」


「ふぅ、やっと完成した·····」


 『星核合金:新月』を作るのにはエビちゃんの魔力だけでは足りなかったので、私が無理やり魔力を注入してエビちゃんの魔力に変換して、ようやく材料の合金が完成した。


 ·····あっ


 そういえば魔結晶は昼間に作っちゃったアレ使うといいかも!

 白と黒が1個ずつあるけど、どうせなら黒で揃えたいしなぁ·····


「えーびーちゃんっ!魔結晶つくりましょー♪」


「むっ····· うわなにをするやめ」



 ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ♡




「·····(ビクンビクン)」


「よし!材料は揃った!後は作るだけだよ!·····あれ?エビちゃん?」


「あへぇ♡」


 あっ、ダメだこれ、頭がパーになってる。

 ツノ2本だからチョキっぽいけどパーだわこれ。


 まぁ、勝手に自分の頭で1人ジャンケンしてるエビちゃんはほっといて、私はさっさとエビちゃんの杖を作るとしよう·····



「よしっ!完成だー!!」



《双対杖アナイアレイション》


効果

・魔力伝達効率:極大

・魔力増幅効率:極大

・魔力貯蓄効率:極大

・耐久力:絶大

・闇系属性補正:絶大


説明


・見た目は黒紫色で流線型。

・真ん中で2つに分離するようになっている。

・分裂状態は『双璧』、結合状態は『双晶』と呼ぶ。

・先端の魔結晶を保護するかの如く『星核合金:新月』でできた刃があり、非常に切れ味が良い。

・エビちゃんの戦闘スタイルに合わせているのでもつときは逆手持ち。

・基本的に双杖としての使用を考えているが、双剣のように切る殴る刺すなども出来る。

・私のチューニングにより、『双璧』状態だと短距離での魔法の威力が非常に高くなるが、遠距離には届かなくなる。

・しかし、短杖の先端(結晶の無い方)同士をくっつけると魔法で結合、長杖状態の『双晶』へと変化する。

・これにより遠距離にも対応する事が可能となる。

・ただし近距離での魔法に関しては威力が下がる。


・理論的には『双璧』状態になると魔力流路のバランスがわざと崩れるよう設計してあるため、半ば暴発状態にして放つため近距離での威力が激しく上昇する。

・そして2つを付けると上と下につけられた魔結晶の魔力が接続される事によって魔力流路の均衡が保たれ、暴走状態が止まり遠距離でも攻撃出来るようになる。


・あと闇属性に特化してあるのでエビちゃんくらいにしか使えない。

・私とウナちゃんはたぶん使える。



「おーい、エビちゃん起きてー、杖できたよー」


「·····」


 起きないな·····

 だったらこうするしかないねっ☆


「·····(ムギュッ)」


「あっひぃんッ♡ってキサマ!何するの····· じゃ·····」


 先程発見したエビちゃんの弱点をツネった途端、エビちゃんはエビの如く海老反りになってエビのように飛び跳ねて起き上がった。


 ちなみにエビちゃんの弱点はB地点だ。


 そして私の方を見てキレようとした瞬間、完成した杖を見て言葉を失っていた。


「はいこれ!エビちゃん用の杖できたよ!」


「お、おおお、おおお!!これが、これがワシの杖·····カッコイイのじゃ!!」


「ふっふん♪名前は『双対杖アナイアレイション』って言うんだよ!それと使い方は·····


 この後、杖の使い方をしっかりレクチャーしていたら夜の11時を過ぎてしまったので、私たちは今日の所はぐっすりと寝て、明日色々試す事にした。


 ちなみにエビちゃんの部屋はまだ無いので、『秘密基地』の畳の所に布団を敷いて寝てもらった。



 あとちなみに、エビちゃんは寮に空きが無かったので暫くの間は私の寮の部屋で居候する事になった。

 本当はこっち側に住んでるんだけどね!!




名前:ソフィ・シュテイン

年齢:6才

ひと言コメント

「双剣にできる武器だからって雑に使われたら私泣いちゃうよ?作るの結構大変だし·····」


名前:エビちゃん(エヴィリン)

年齢:きっと6才

ひと言コメント

「カッコイイ杖なのじゃ!気に入ったのじゃ!」


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