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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第二章 TS賢者は魔法学校へ行くっ!
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TS魔王も今日から魔法学校へ行くっ!



 魔王ちゃんが私の部屋から来てから1ヶ月が経ち·····



「みんなおはよー!」


「ソフィちゃんおはよ!」

「あれ?今日は珍しく遅れてないね」

「空から魔法でも降るのかしら?」

「ソフィちゃんえらい!」


 私たちは普段通りの生活を送っていた。

 まぁ、この間に何も無かったワケじゃないけどさ·····

 具体的には、魔法の野外授業中にゴブリンの集団が乱入してきたくらいだけど。


 ゴブリンは先生と私とグラちゃんとウナちゃんで倒したよ、まだマトモな魔法が使えるのはこの4人だけだったからね☆


 ちなみにキル数トップは私だった。


 ·····それと、説教部屋送りは7回で、ついに親に苦情の連絡が行ってウチに強制的に呼び出されすんごい怒られた。

 幸いまだ退学にはならなそうだけど、お父さんの胃が破裂しそうだからちょっと大人しくしようと努力しようとは思ってる。

 だから今日も早起きしたし。



「それじゃ学校にいこー!」


『おー!!』


 そんなこんなで、今日はちゃんとみんなとほぼ同じ時間に来れたから、ちょっと買い食いをしながら学校へと向かった。


◇


「みんなおっはよー!!」


「あっ、説教部屋の常連が来たぞ!」

「やっぱり『なかよし組』はいつも一緒だよねー」

「うんうん、いつも4人組だよね!」

「え?5人じゃない?」

「·····あ、ほんとだウナちゃん居た!」


 私はクラスに入るとみんなに挨拶して、自分の席へと座った。


 今日の授業はなんだっけ·····

 国語と数学と社会と魔法座学と魔法実習かぁ、ぶっちゃけ国語苦手なんだよなぁ。


 ·····ん?おかしいな、席がなんか変わってる?


 ぼーっとしていて気が付かなかったけど、私の前の席に誰も座ってない。

 私の前の席の子はいつも割と早く来てる金髪ショートの普通な男の子だったんだけどな·····

 あっ、なんか別の場所に座って友達と話してるし、なんか咳が増えてる。


 ·····お?もしや?


 と思ったところで、担任のビオラ先生がガラっと教室のドアを開けて中に入ってきた。


「はーいみんな席についてー、今日はみんなに報告があります!」


 き、キター!!!


◇


 先生がいつもと違う様子を感じ取ったのか、普段は先生が言ってもなかなか座らない生徒たちがサッと席に座った。


 でもやっぱり私の前の席は空席だ。


「はい、みんな座りましたね!普段からこれくらい早く座りなさいよホント····· あっそれじゃあ改めて、今日はみんなに大事な報告があります!」


『もしかして先生彼氏できた!?』

『マジ!?』

『び、ビオラ先生に彼氏が·····』

『みんなでお祝いしなきゃ!』


「そうそう!昨日冒険者酒場でいいカンジの男を引っ掛けて····· こらっ!!またソフィちゃん·····じゃない!?今よ言った子誰!?」


 はい!ボイスチェンジした私です!


「って違うわ!!·····おほん、実は今日はみんなに新しいクラスメイトを紹介します!エヴィリンちゃん入っておいでー!」


『承知したのじゃっ!!』


 スパコォォオン!!


 教室の引き戸がとんでもない勢いで開き、教室の中に褐色肌と綺麗な銀髪の女の子が入ってきた。

 ちなみに引き戸は壁にめり込んだ。


 そして、その頭からは悪(・)魔(・)の(・)角(・)が一対生えていた。


「ふはははは!ワシが名は『エヴィリン・アマイモン・ファゴサイトーシス』!魔族最強の普通の女の子じゃっ!!ワシを崇めよ!!わっはっハルキゲニアッ!?」


「·····エヴィリンちゃん?教室のドアはゆっくり開けなさい?」


「うぐぐぐ····· 何をするかこのオバっびにあっ!?いったーーーいっ!?!」


「·····私の年齢をゲンコツの数で教えてあげるわっ!」


「いたっ!いてっ!いだだっ!ひぎゃ、みぎゃ、うぎゃ、あいたっ!あべしっ!ひぎぃ!うっぷす!むぎぅあ!あばっ·····」


 うわー·····

 先生に年齢の話はNGだよ·····


「21発よ」


「うう····· およ?あと5発ほど足りんぞ?」


「·····」


 ゴッ

 バキッ

 メギョッ

 ドゴォン!

 ゲンコツッ!


 いっっっっったいのじゃぁーーーーっ!!!?


 アホだw

 アホがいるww

 アホの子だwww


「ぷっwww あの子アホじゃんwww 言わなきゃ良かったのにwww」


「ソフィちゃん·····」

「どうしよう、僕もうツッコミが追いつかない気がするんだけど·····」

「はぁ、ソフィが増えたわね」

「いたそー·····」


 え?

 なんで私を残念な子を見るような目で見るの?

 残念な子はエヴィリンちゃんでしょ?

 私はあんなアホやった事ないよ?


 (※32話を参照)


◇


「はい、それじゃエヴィリンちゃんはソフィちゃんの前の席に座ってね」


「う、うむ、承知した」


 頭に26段タンコブができたエヴィリンちゃんは、空いていた私の前の席へとやって来た。


 そして席に座ると私の方に振り向き·····


「ふっ、ソフィよ、これからは学友なのじゃ、よろしくなのじゃ」


「うん、じゃあ約束通り今日から友達だよ!」


 私と魔王ちゃん改め、エヴィリンちゃんとギュッと握手をした。


「えっ?ソフィちゃんと転校生ちゃんって知り合いだったの!?」

「いつの間に····· まぁソフィちゃんだったら有り得るけどさ·····」

「そうね、ソフィだし」

「うんうん、ソフィちゃんなら何でもアリだよね!」



 そして手を離すと、エヴィリンちゃんが制服のスカートの裾を軽く摘んでモジモジしだした。


「そ、それで、どうじゃ?ワシの制服姿は可愛いか?」


「うん!凄く似合ってるよ!めちゃくちゃ可愛い!·····まぁ私の方が断然可愛いけどねっ☆」


「なにっ!?ワシの方が可愛いじゃろ!!お主なんぞに負けておらんぞっ!!ふふん!ワシのがプリティーなのじゃっ★」


「「なにをー!?やんのかテメー!!」」


『良いからすわりなさいっ!!』


「「エディアカラッ!?」」


 私とエヴィリンちゃんのどちらが可愛いかを争っていたら、2人とも先生にゲンコツを食らった。


 理不尽だ·····


 可愛い私になんてことをするんだ·····


◇


 その後、先生からエヴィリンちゃんが魔族の国の学校から留学に来た女の子という事が伝えられ、元世界最悪の大魔王は今日からこのクラスで私たちと勉強を共にすることとなった。



名前:ソフィ・シュテイン

年齢:6才

ひと言コメント

「なんか、魔王ちゃんと仲良くなれる気がする」


名前:アルム

年齢:6才

ひと言コメント

「一瞬ソフィちゃんが増えたのかと思った」


名前:フィーロ

年齢:6才

ひと言コメント

「ダメだツッコミが間に合わない、誰が助けて·····」


名前:グラシアル・ド・ウィザール

年齢:6才

ひと言コメント

「私もツッコミ役として頑張るわ、ただ戦力になれるかは分からないわ·····」


名前:ウナ・ウェア・ラ・サークレット

年齢:6才

ひと言コメント

「エビちゃんのツノかわいい!いいなー·····」


名前:エヴィリン・アマイモン・ファゴサイトーシス

年齢(転生後):1ヶ月(※前世:1346歳)

ひと言コメント

「学校生活頑張るのじゃ!だからみんなよろしくなのじゃ!」


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