表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第二章 TS賢者は魔法学校へ行くっ!
52/218

ソフィ・シュテインと説教部屋の常連



「もう寝ません、ちゃんと早寝します·····」



「本当に?」

「·····ちょっと夜更かしとかしようカシューナッツっ!?」


 ゴツンッ!!


 うぅ、ゲンコツは酷くない·····?



「はい、それじゃ授業を再開します!」


 もう常連になった説教部屋から帰ってくると、先生は早速授業を再開した。


 私はタンコブができてヒリヒリする頭を撫でながら、自分の席に着いた。


「あいたたた·····」


「ソフィちゃん、また?」


「私も寝ないよう頑張らなきゃ!」


「寝ないのが普通よ?·····普通よね?」


「ソフィちゃんいたそー·····」


 むぅ·····

 まぁ目が覚めたからいいけどさ·····


 もうちょっとマトモな起こし方あったんじゃないのかなぁ·····



「はい、それじゃ引き続き錬金術の授業をやって行きます、5ページを開いてください!」


「ふわぁ····· 金を作り出す仕組みが書いてある····· 銀の水に物を入れて加熱すると金になるんだ·····」


「·····ダメだね、水銀を使ってる時点でダメ」


「えっ?ソフィちゃんどういうこと?」


「銀の水はたぶん水銀、水銀は金を溶かす性質があって、水銀が先に蒸発して残った金でそれでメッキするだけだよ、しかも水銀蒸気は肺に入ると猛毒、やったら早死にするよ」


「そうなの·····?」


「うん、ほぼ確実にね」


 水銀はマジで危なくて、現代日本においては唯一入手できる手段だった水銀体温計も販売が終わっている、超危険物質だ。


 だけど、この世界だとまだ扱いが適当なのか錬金術の授業でも普通に使われてるようだ。


「そういえば実験でこれやるって55ページに書いて····· あれ?ソフィちゃんどこ行くの?」



 工業魔法『試料作成:金』



「これあげる」


「えっ、えっ!?き、金!?」


 水銀を扱う実験だけはダメだ。

 ちょっと校長先生に直談判してくるわ。


「あら?ソフィちゃんどこ行くの?」


「ちょっとお手洗いです、邪魔しないでください、説教中我慢してたんで」

「あっ、えっと、行ってらっしゃい·····?」



「ただいま」


「ソフィちゃんどこ行ってたの?」


「校長先生のところ、ちょっとこの実験辞めるよう説得してきた」


「そ、そうなんだ····· ソフィちゃんの目がガチだ·····」


「んじゃ、授業受けよっか」


「そうだね、今は金属の話してるよ」


 その後は私も真面目に錬金術の授業を受けた。


 あっ、賢者の石の項目もあるんだ、でもコレじゃなんの役にもたたないなぁ·····

 授業も基本的には『科学』の延長線上っぽいし·····


「この世界には今は3つの希少な魔導金属があります、わかる人いますか?」


 ·····おっ?

 私も興味のある分野が来たぞ?


「はい!」


「じゃあフィーロ君どうぞ」


「まずはアダマンタイト、世界で1番硬い金属です」

「アダマンタイト」


 ゴトッ


「次はオリハルコン、魔法の伝達と増幅率が最も高く、アダマンタイトに次いで硬くて武器にも魔法関係の道具でも使われてます」

「オリハルコン」


 ゴトッ


「最後はミスリル、硬く魔法を通しやすい金属で、魔法を弾く効果と非常に軽いという特性で、武器と防具への加工が盛んな金属です」

「ミスリル」


 コトッ


「はいよく出来ました!その通り、この世界の魔法金属は·····」


 ふふん、よく言えたじゃんフィーロ君。

 ご褒美にフィーロ君が答える度に置いていった、ちっちゃい『希少魔導金属』をプレゼントしよう。


 そして席に座ったフィーロ君が3つの金属を見つけると、何やら目を輝かせ始めた。


「ソフィちゃんこれってまさか·····」


「そうだよ、本物だよ」


「す、すごい·····」


 そりゃめちゃくちゃレアな金属だからね、男の子だったら喜ぶに決まってる。

 ·····そういえば他のファンタジー定番金属ってあったりするのかな?


「ところでヒヒイロカネとかダマスカス鋼って知ってたりする?」


「ごめんわからないや····· でもどこかの国にずっと熱いままな金属があるって聞いた事はあるよ」


 ほほう·····

 もしかしてヒヒイロカネだろうか·····


 これは今度『星核合金』の採取も兼ねて探索してみるのが良いかもしれないな·····


 そうだ、フィーロ君に『星核合金』をあげてみよ。


「·····あっ、そうだフィーロ君これ知ってる?」


「ん?これってソフィちゃんの杖のやつ?」


「うん、『星核合金』って言うらしいんだけど何か知ってたりする?」


「これも見た事ないなぁ·····」


「じゃあげる、ちなみにそれ希少魔導金属三種の合金だよ」


「は!?」


 何やらフィーロ君が驚いていたが、1cm角の様々な希少な金属を手に入れたフィーロ君の顔はニヤけまくっていた。


 ふふふ、次は『ヒヒイロカネ』をもってきてあげるからね·····


 ちなみにこの後、なかよし組のみんなも欲しがったのでプレゼントした。





「·····で、ソフィちゃん、なんでまた説教部屋に呼び出されたかわかる?」


「私、何も悪いことしてないジャポチカバッ!?」


「授業中に弁当を食べたらダメ!特に冒険者酒場の冒険者Bセットは凶悪な匂いがするからダメ!わかった!?」


 ·····私は錬金術の授業のあと、算数の授業中お腹が空いて限界になったのでこっそりお弁当を食べていたのだが、案の定匂いで先生にバレてまた説教部屋送りにされていた。


「あいたたた····· はーい·····」


「はぁ、なんでよりによってBセットなのよ····· お腹空いたわ·····」


「先生、Bセット奢りましょっか?」

「いいの!?·····ダメよ、説教はちゃんとやるわ」


「はーい·····」



 チッ

 買収に失敗しちゃったか·····



「·····奢るってホント?」



 ·····おっ!?

 食いついたァ!!



「ホント」


「·····おほん、早弁はダメ、わかった?」


「わかった!」


「今日のお昼は?」


「先生にBセットを奢る」


「じゃあ説教はおしまい、お昼にしましょ」


 ガシッ


 買収成功


 私は先生と手を繋ぎ、密命を交わした。




 ちなみにこのあと悪巧みが校長先生にあっさりとバレてしまい、私はビオラ先生共々校長先生からしこたま怒られ、私は『説教部屋の常連』という不名誉なあだ名をクラスのみんなに付けられてしまった。




 ·····ちなみに、校長先生は昨日作った囲炉裏で焼いたアユやニジマスの塩焼きで買収したので説教は短時間で済んだ。





名前:ソフィ・シュテイン

年齢:6才

ひと言コメント

「校長先生は日本料理を出したらイチコロよ」


名前:フィーロ

年齢:6才

ひと言コメント

「すごい····· きれい····· 宝物にしよ·····」


名前:アルム

年齢:6才

ひと言コメント

「いざとなったら売ってもいいかな?」


名前:グラちゃん(グラシアル・ド・ウィザール)

年齢:6才

ひと言コメント

「今回私とウナの出番少なかったわ·····」


名前:ウナちゃん(ウナ・ウェア・ラ・サークレット)

年齢:6才

ひと言コメント

「すやぁ·····」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ