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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第四章 TS賢者は世界を往くっ!
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三馬鹿トリオと三賢者


 トイレから戻ってきた私たちは、仲直りもしてのんびりしていた。


 どうやらリリアは晩御飯をここで食べていくつもりらしく、追い出そうとしたけど結構な大金を出して『食べさせてくれ』と懇願されてしまい、断るに断り切れず今に至るって訳だ。



 がちゃっ



「あっ2人ともケンカは終わった?」


「おかえりフィーロ君、とりあえず神拳勝負は終わったよ」


「ならよかった」



 っと、ここで私の彼氏のフィーロ君が部屋から戻ってきて、リビングのソファに居る私の横に腰かけた。


 いやー酷い目に合ったよホント、pͪoͣnͬpͣoͥnͭpͣa͡inͥ拳、マジで危険ねこれ·····



「ところで2人はケンカしてないなら何やってたの?」


「ん?何もしてないよ?」


「あぁ、だらけてた感じだな!·····このソファ、マジでサイコーすぎるぅ」



 そう、今私たちは特に会話もせずにダラダラしていたのだ。

 まぁどっちかというと夜ご飯の時間になるまでダラダラと待ってるだけなんだけどね。


 確か今は3時13分だから、夜ご飯までまだ4時間くらいあって暇を持て余していたって訳だ。



「でしょ?そのソファ、寝ても大丈夫なように日本で凄く良いヤツを買ったからね!」


「ニホン?どこだその町」


「えっ?あっやべ」

「ソフィちゃん?」



 やっべ、うっかり普通に日本って言っちゃったわ。


 んもう私ったらうっかりさんっ☆



「い、いやー、たまたま海外に行ってたらいい物を見つけちゃってさぁ?買ってみたんだよねー」


「ふーーーーん?」


「ほら私って飛行魔法、それも飛行機よりも沙羅曼蛇よりもずっと早い飛行魔法が使えるじゃん?」


「·····嘘だな?」


「なんでバレたし」


「ニホンは海外じゃないんだろ?一瞬嘘を付いた時の特徴が出てたぜ?」


「アイエエエ·····」


「まず呼吸が乱れて目が泳いで鼓動が乱れたからな!嘘を付くやつの特徴だな!」


「リリアちゃん、そんなことしなくてもソフィちゃんの嘘は見抜けるよ、ソフィちゃんは嘘を付くと必ず····· ごにょごにょ·····」


「あー確かに、アレが癖なのかぁ、なるほど~」


「ちょ!?教えないでよ!知らないけど!!というか嘘つく時の癖教えてよっ!!」



 どうやら私は嘘を付く時に癖が出るらしいんだけど、自分じゃ全く分からなくて改善できなくて困ってるのだ。

 まったく、このせいで何回損をしたことか·····


 ウナちゃんのプリンを盗み食いしてドス七色プリンを喰わされてしばらく1280万色に輝く羽目になったり、エビちゃんに『あっちにお兄ちゃんが居た』と言って落とし穴に落とそうとしたら即バレてシバかれたり·····

 ホント困っちゃうよねっ!!



 ガチャッ


 ただいまなのじゃー



「ん?おっエビちゃんが帰ってきた」


「誰だそれ?」


「私の友達で義姉の魔族の女の子だね、おっ噂をすれば·····」



 ドタドタドタッ····· バァンッ!



「ソフィ!誰か来ておるのか!?見知らぬ靴が玄関にあったのじゃ!·····マジで誰なのじゃ?」


「紹介するよ、この子はキノコ神拳の道場に道場破りしにきたタケノコ神拳の究極奥義継承者のリリアだね、一応純ドワーフらしいよ」


「ほう、ワシはエヴィリン・アマイモン・ファゴサイトーシス、あー、普通の凄い魔族なのじゃ」


「確かに強そうな気配がビンビン感じるな····· アタシはさっきソフィが説明した通り、ドワーフ族でタケノコ神拳の究極奥義を継承したSランク冒険者だ!よろしくな!」


「ほほう!貴様が3人いるSランク冒険者の最後の一人か!確かに中々強そうなのじゃ·····」


「あぁ!これでも結構強い自信はあるからな!」


「ふむ、後で手合わせ願いたいのじゃ」



 ソフィとリリアとエビちゃんは三人で談笑を始めた。


 その様子を見て、ひとりだけ安堵を覚えたものがこの中に居た。





 よかった·····


 僕は三人が仲良く話しをしているのを見て、ほっと胸をなでおろした。


 僕の予想だと、この三人が会った途端に僕がツッコミで過労死しちゃうんじゃないかって言うくらいの大騒ぎを始めると思ってたから、普通にお喋りを始めたことに結構驚いている。



 そういえば三人とも、一応物凄い実力を持ってる天才なんだっけ·····


 ソフィちゃんは言わずもがなで『賢者姫』なんていう二つ名が付くくらい魔法に長けてるし、悪ふざけがちょっと酷いけど頭は物凄く良い。


 エビちゃんもソフィちゃんと絡んでアホな事ばっかりやってるイメージがあるけど、最近ではソフィちゃんのお兄さんと一緒に町長の仕事を覚えて、既に町政に参加しているらしくて、前世で魔王として国民を統治したことがあったからなのか、かなり活躍しているらしいから頭も結構いいらしい。


 リリアちゃんは頭の良さはわからないけど、ソフィちゃんの会話に追いつけてる時点でそこそこな理解力もあるし、Sランク冒険者に任命されるくらい物凄い実力を持っている超人だ。



 この三人は、この国の三賢者なんて呼ばれるくらいすごい実力を持っているはずだし、頭もいいからきっと仲良く会話もできるだろう。


 三人寄れば文殊の知恵というけど、ここに集まったのは世界に誇る天才たちだ。

 きっと仲良くなって物凄い力を産むに違いない。


 僕はそう()()していた。




 ·····僕は何も気が付いていなかった。


 たとえ三人集まっても、0が3個集まったら足しても掛けても『0』であることに変わりない事に·····






「·····で、三人集まったところで決着をつけようじゃない」

「む?なんじゃ····· なるほどのぅ、いいじゃろう受けて立つのじゃ」

「あぁいいぜ!ぜってぇ負けねぇからな!」


「えっなんで急に険悪ムードに····· あぁ先に胃薬飲んでおこう·····」



 僕が三人が仲良くしているのを見て一安心してからわずか数十秒後、突然三人は険悪ムードになってソファから立ち上がると睨み合いを始めてしまった。


 どうしてこうなるんだ·····

 というかやっぱりこうなる運命だったのかな·····



「三人の中で序列を決める戦いっ!」

「そこに仁義など無いっ!!」

「依怙贔屓ナシのガチバトルっ!!!」


「「「誰が一番おっぱいが大きいかバトルだっ!!」」」


「·····はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」



 僕は特大のため息をついた。





「ルールはいたって単純!誰が一番大きいか!それだけだよっ!」

「ふっ、そんなの決まっておるのじゃ、最近少し大きくなってる気がするワシに決まっておる!!」

「いーやアタシだね!アタシは脱いだら凄いんだぞ!?」


「んだとー!?私だって脱いだらすっごいんだからね!ねぇフィーロ君!?」


「アーソウダネ」


「んっふふんっ♪ どんなもんじゃいっ!」

「そんなの自己申告なのじゃ!」

「そうだそうだー!!」


「おうおういいじゃないのみせてやんよ私の乳力をなぁっ!!」



 そう言うと私は上着を脱ぎ捨て、下着一枚になった。

 あっ、もちろんズボンは穿いてるよっ☆



「目逸らしとこ····· あっいい所にアイマスク落ちてた、ミカちゃんのかな?·····ちょっと借りよっっっっっ!?ま、また下着脱ぎ散らかして放置してる·····」



 僕はソファのミカちゃんお気に入りのクッションの下にアイマスクがはみ出してるのを見つけ、引っ張り出したら、うん、下····· えーっと····· 脱ぎ散らかして放置してた洗濯物だった。


 紐が見えてたからアイマスクだと思ったのになぁ·····


「はぁ····· 他に脱ぎ散らかした物·····ッッ!!?!?」


 ·····脱ぎ散らかした洗濯物どころか、もっと色々隠されてたけど見なかったことにした、僕は大人の玩具なんて見てない。


 それに脱いでるソフィちゃんも脱ごうとしてる他の2人も見てないしもう見ない。


 あぁ、もういいや自分の持ってくるかな·····


 アイマスクはいいよね、アイマスクが混沌とした世界から僕を隔離してくれるから·····

 もうツッコミしなくていいや、どうにでもなれ·····



「おりゃー!どうだこれがアタシの実力だぁー!!」

「ワシのも見るが良い!今日という今日はもう容赦しないのじゃ!正確に計測して全員打ち負かしてやるのじゃ!」

「ふんっ!絶対に負けないもんね!」


「「「勝負だこのペチャパイどもっ!」」」


「「「あぁん!?誰がペチャパイだゴルァ!!」」」



 僕は『いや全員でしょ·····』と思わずツッコミを入れかけたけど、言ったら確実に酷い目に合わされるので言わずにアイマスクで世界を遮断することにした。


 ·····耳栓も持ってこようかな。



「じゃあ測定を始めるよっ!当然私が一番だけどねっ!!」

「ワシに決まってるじゃろうがこのまな板がっ!」

「そういうテメェは洗濯板じゃねぇか!」


「「「じゃあ行くぞっ!!」」」



 私たちは机の上に置かれたメジャーを使って自分の胸囲を測り始めた。

 もちろんこの戦いは正式な測定方法に従って、虚偽報告なく行うという暗黙の了解がある。


 私たちは巨乳も虚乳も許さない誇り高き胸を持つ少女なのだからッ!!





 数分後·····



「みんな計測は終わった?」

「うむ、くっくっく····· 聞いたら絶対驚くのじゃ」

「アタシもだな!」


「それじゃせーので測定結果を言うよ!せーの!!」



 ·····見せると思った?


 ざんね~ん、みせませぇ~ん!


 私たちにだって乙女の尊厳があるのよ?



「·····よし!私が一番大きいっ!!」


「くっ!負けたのじゃ!まさか1mm大きいとは·····」


「あぁ····· くそ、あと0.5mm足りねぇっ!!」


「1mmの壁は大きいのじゃ·····」

「あぁ····· まさに絶壁だな·····」


「あぁん!?誰が絶壁だぁ!?絶壁なのは二人の方でしょ?私より小さいおっぱいは黙ってろ!!ふっふんっ♪ 私の勝ちぃ~!うぇ~い」


「あ、あのクソ絶壁ぃ····· おいリリアとやら!手を貸せ!萎ませるのじゃ!」

「合点承知でぃっ!」


「「うおおおおおっ!!!喰らえ必殺!神魔合体タケノコ神拳奥義っ!!出る杭をぶっ潰せっ!!!」」


「かかってこいペチャパイども!キノコ神拳奥義!オールフラット・フラッティング!!」



 ガチャッ


「ただいまー····· おぉっ!?みんなが上半身半裸でなんかやってる!?ぐっへへへへ!いっただっきまーす!!」



「「「うるさい黙れこの爆乳百合女ッ!!」」」



 ペッチィィィイインッ!!!



「いっ!!!!!!!!!!たあああああああああああああああああああああいっ!!!!」



 私たちが乳義なき戦いを繰り広げようとした瞬間、我々の天敵が現れた。


 そして三人の拳は見事に天敵の超ド級のメロンに直撃し·····



 ばいんっ



 ベチィッ!!

「ぬぺたんっ!?」


 ベギョッ!!

「ぺたんぬっ!?」


 ペチンッ!!

「むぺたもっ!?」



 なんと、その超巨大なクッションに私たちの乳サイズを怨む拳がはじき返され、自分の胸に自分の拳が直撃してしまった。



「なん·····だと!?ぐはぁ·····」

「あぁぁああ·····ワシの胸が更に縮んで····· がふっ·····」

「な、なんていう乳力····· Sランク冒険者、失格だ····· ぐあぁ·····」


 バタッ·····



 そして乳力を大きく削がれた私たちは、その場で倒れてしまった。



 ちなみに後でアルムちゃんにた~っぷり()()されて、全員-1cmになっててしかも全員全く同じバストサイズという事が判明した。



名前:ソフィ・シュテイン

乳力:B+

ひと言コメント

「くっ····· B+カップになってたけど、あの超爆乳には三人そろっても勝てない·····っ!」


名前:エビちゃん

乳力:B+

ひと言コメント

「まるで聳え立つ霊峰·····っ!ワシら三人如きに手を出せる乳力ではなかったのじゃ!」


名前:リリア

乳力:B+

ひと言コメント

「あぁ····· 我々はロッククライミングの技術しか知らない····· アレに挑む術をアタシたちは知らない····· 今回は我ら三賢者の負けだ·····」


名前:フィーロ

乳力:AAA

ひと言コメント

「·····なんで僕にもこの項目あるの? というか乳力って何?言いたいことはわかるけどさ····· というか三人は三賢者じゃなくて絶対『三馬鹿トリオ』だよね?ねぇ聞いてる?だから3人とも身も心も貧にゅ(ここでひと言コメントは途絶えている)」


名前:アルム

乳力:J

ひと言コメント

「なんでソフィちゃんもエビちゃんもすぐにワタシのおっぱい叩くのかなぁ····· というか重くて大きくて邪魔だから小さくできるなら小さくしてほしいんだけどなぁ····· ところで、その子誰?·····頂いちゃってもいい?ぐへへ·····」

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