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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第四章 TS賢者は世界を往くっ!
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【急募】変なオーラを消す方法


 勇者に覚醒して強くなったアルムちゃんに散々もてあそばれた後、私たちは真っ二つになったカニの前で話し合いをしていた。



「とりあえずさ、アルムちゃんが勇者になったのは帰ってから色々調べるとして····· そのスーパーサ〇ヤ人みたいな魔力どうにかならない?」


「えっ?これ?·····戻し方わかんない!」



 まず帰るにしてもアルムちゃんの全身から黄金色の魔力が放出されてて、しかもかなりな魔力量だから目立って仕方ない。

 一応どっかの先頭民族とは違って髪の色はそのままだったけど、目立つもんは目立つから町に入るときは抑えてほしかった。


 ·····でもどうやら戻し方がわからないらしい。



「ちょいまち、私もよく分かってないからマニュアル読むわ·····」


「はーい」



 私はアルムちゃんの魔力を抑える方法をさっきガイア様から貰ったアルムちゃんの勇者権限に何か乗ってないか探し始めた。


 ·····えぇい!なんでマニュアル1つとってもこんなクソ分かりずらいんだよこのUIは!!

 あーもうめんどく·····あっ見つけた。



 なになに?

 勇者になった者からは魔力が溢れ出て周囲の味方を強化する?


 いや凄い効果だけど止め方っ!止め方を教えてよ!マニュアルの書き方も悪いしさぁ!!



 数分後·····



 ·····えーっと?これかな?

 外部に放出されている魔力を内部に向けることで自己強化が更に強くなる?


 多分これで何とかしたら消せそうかな。



「アルムちゃん!放出されてる魔力を自分の中に向けられる!?」


「ちょっとやってみるっ!くぬぬぬぬっ!·····できたっ!」


「おー!」



 アルムちゃんが集中し始めると、放出されていた魔力が減っていき、その代わりにアルムちゃんの魔力や強さが格段に上昇した。



「やった!ありがとうソフィちゃんっ!」


「どういたしまし····· \ドゴァッ!!/ぐえっ!?」


「あっ!えっ!?力入りすぎたっ!?」



 アルムちゃんが私に抱き着くために走って来ようとしたら、予想より遥かに強化されていたのか私にタックルを食らわせるような感じになってしまった。


 そしてそのタックルをモロに食らった私は吹っ飛ばされ、後ろにあったカニの半身に激突して地面にベチョッと倒れ込んでしまった。



「いっっったぁ·····」


「大丈夫!?今起こすねっ!」


「ちょっ!?まっ!ぎゃぁぁぁああああっ!!」


 ズドォッ!!


「あっ!!!」


 今度はアルムちゃんが私を起こそうと腕を掴んで持ち上げたら、その勢いで私は空高くまでぶっ飛ばされてしまった。


 わぁい、目測120mだぁ。



 落ちたら確実に助からない高さだぁ。



 その後、私は死にたくなかったから魔法でゆっくり地面へと降りていった。





「·····とりあえず、その状態もダメっぽいね」


「うん····· 動かない方がいいよねコレ」


「だね、下手に動いたらとんでもない事になりそうだからちょっとまってて·····」



 私は空に吹っ飛ばされた時に脱臼していた肩を治療しながら、アルムちゃんの自己強化を何とかする方法を探していた。


 ちなみにアルムちゃんは少し動くだけでどっか吹っ飛んでっちゃったり、地面を蹴っただけでクレーターが出来たり、カニを持ち上げようとしただけで空の彼方まで吹っ飛ばしちゃったりと、パワーの制御が出来てないみたいだったから動かないようにしてもらった。



 そして調べること数分、やっとこさアルムちゃんから溢れ出る魔力を止める方法を見つけられた。



「えーっと、止め方だけど、精神統一をする感じで、川の流れを緩やかにする感じでやると止まる·····らしい?ごめんね説明書がくっそ分かりにくい書き方だったからこんな言い方しかできなくて」


「んー、よく分かんなかったけどやってみるね」



 止め方は、なんというかすっごい大雑把だった。


 要は『気合いで止めろ』との事。


 うーん、流石に覚醒したてでコレは無理があるかなぁ····· とりあえず無理そうだったら私の魔法で力を弱め



「あっ!できた!」


「マジで!?」


「マジでマジで、ほら!」


「うわホントだ!凄っ!」



 ·····できちゃったみたいだ。


 さっすが我らがアルムちゃんっ!

 このくらい平然とやってのけるって信じてたよっ!



「そんじゃアルムちゃんも元通りになった事だし、カニを収納して帰ろっか!」


「わかったわ、その前にこの凍らせたダムを何とかしなきゃいけないわよ?」


「あっ·····」



 すっかり忘れてたけど、グラちゃんに頼んで凍らせてたサワドメガニが作ったダムを何とかしなくちゃ·····



「とりあえず、一気に溶かすんじゃなくてゆっくり自然解凍する事ってできる?」


「できるわよ?でも一気にやった方が楽じゃないかしら?」


「んにゃ、一気にやると下流に被害が出るから、自然解凍でゆっくり溶かして流す方がいいと思う」


「·····そうね、わかったわ、私は溶かすようにしてくるからソフィはあのカニを収納してくれるかしら?」


「はーい、んじゃ納めてくるー」


「お願いするわー」



 とりあえず凍らせた巨大なサワドメガニダムはグラちゃんに任せて、私はカニの収納に取り掛かった。





 まぁ、収納は一瞬で終わるんだけどねっ☆



 私のインベントリは大きさ5mのカニなんて軽々収納出来てしまう。

 って訳で、グラちゃんが氷を自然解凍するようにしたっぽいから私たちは帰路についた。





「はい、依頼は達成です!お疲れ様でした」


「はーい、んじゃカニは半身貰っていきますね」


「わかりました、ではもう半身は買い取りという形でもよろしいでしょうか?」


「お願いしまーす」



 さてと、今日はカニ鍋かなぁ·····


 ギルドの裏で真っ二つに巨大なカニを出して討伐の証拠を見せた私は、カニの半身とユキドケウオとぶっとびサクランボの代金を貰って帰って行った。


 あっそうそう、報告は私1人で来てるから特に話すことも無いよっ☆


 んじゃ家までカット!





「ただいまー、達成報告と換金してきたよー」


「おつかれーっ!どうだった!?何円になった!?」


 家に帰ると、フィーロ君より先にアルムちゃんが飛びついてきた。

 やっぱり勇者になってもアルムちゃんはお金が大好きらしい。



「えっと、カニが半身で55万円、ユキドケウオが5万円、サクランボが5万円、達成報酬が合計15万円だね」


「合計80万円!?やった!山分けしよっ!」


「ハイハイちょっと待って、カニしゃぶでもしながら山分けしよ?」


「はーいっ!早く早くっ!」


「ソフィちゃん帰ってきたんだ、おかえり」


「あっフィーロ君!ただいまっ!」



 アルムちゃんに絡まれていると、お風呂場からフィーロ君が出てきた。



「あれ?先にお風呂入っちゃった?」


「まだ入ってないよ、手と顔をちょっと洗ってきただけだよ」


「よかった、んじゃ後で一緒に入ろ!」


「りょーかい、それじゃ僕は先にリビング行ってるね」


「あっ私も行く!」


「はいはい、それじゃアルムちゃんも一緒に行こっか」


「りょーかい!」



 私は両手でアルムちゃんとフィーロ君の手を掴み、勇者から普通の少女に戻ったアルムちゃんと大好きな彼氏のフィーロ君と一緒にリビングへと向かって行った。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「やっぱりアルムちゃんは普通が1番だねっ! ちなみにカニはめちゃくちゃおいしかったよっ☆」


名前:アルム

ひと言コメント

「うーん····· 力は弱くなったんだけど元通りじゃないかも····· リンゴ握り潰せちゃった·····」


名前:フィーロ

ひと言コメント

「アルムちゃんに身長も体力も追いつかなかくて悔しかったけど、勇者だったなら仕方ない·····のかな?」


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