表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第四章 TS賢者は世界を往くっ!
359/369

暴かれるウナちゃんの秘密


 衝撃の事実が発覚した。


 なんと天真爛漫なウナちゃんに彼氏が居た。

 しかも付き合い始めたのは6歳の時で、相手は3歳だったというからビックリだ。


 そしてウナちゃんの言ってることを理解し始めた私たちは、ウナちゃんを質問攻めにし始めた。



「·····彼氏さんの名前は?」


「イルくんだよ!あっ、フルネームは『イルミア・レ・キルン』っていうよ!」


「ミドルネームが『レ』·····確かに侯爵だ·····」



 ちなみに私は分家扱いだけど、シュテイン侯爵家の方の人はミドルネームがあって『レ』がついている。

 お母さんは嫁いだからもう無いんだけど、現当主のおじいちゃんは『ベルグ・レ・シュテイン』って名前だったりする。


 つまりおじいちゃん達は侯爵で結構偉い貴族なのだ。


 まぁこの国の主要な鉱山のある街だから結構高い立ち場の人が任されて当然よね。



「でしょ?かっこいいんだよ!今度王都にきたらついでにみんなに紹介するよ!」


「次来るのはいつなの?」


「えーっと、結婚式の日だから·····来年の4月8日かな?」




 アカシックレコードが応答してません。

 再起動しますか?


  はい

  YES

  Exactly

  了承

 →自爆



『『えええええええええええええ!!!?????』』


\ぼんっ☆/





 その後、あんまりにも騒ぎすぎて店から追い出された私たちは大急ぎで家に帰ってウナちゃんに対して尋問を行っていた。



「はいカツ丼どうぞ」


「わーい!ありがとー!」


「で、詳しく話してもらおうか」


「いいよー、じつはもう結婚式とかウェディングドレスとかの準備はもうやってるんだ、赤ちゃんはいつでもいいって言ってたから卒業までまってもらってるよ」


「·····端的だけど意味わからん」



 もうなんというか、情報が衝撃的すぎて疲れてきた·····


 というか、色々心配になってきたんだけど、実は第一王女だったりしない?

 王位継承権が何位か聞いてもわかんないとか知らないって誤魔化されて来たけど、そこまで進んでるなら何位かくらい知ってるはずだ。



「ウナちゃんって前にメイドさんとの子供って言ってたから庶子だと思うんだけど、そこんとこどうなの?」


「メイドさんとの子供だから庶子だと思うよ?」



 うーん····· 確かに庶子って貴族以外の一般市民との子供みたいな意味だったと思うからあってるとは思うけど、どうなんだ·····



「あのさ、ウナちゃんのお父さんって役職的にはどんな感じなの?第1王子だったりする?」


「おとーさん?えーっと·····次期国王だから第1王子だと思うよ」


「うげぇ、嫌な予感が····· んじゃ次、ウナちゃんに兄か姉っている?」


「いないよ!わたしが知ってる限りはね!」


「それはウナちゃんのお母さんが産んだ場合限定の話?それともお父さんにとっても初めての子供がウナちゃん?」


「そうだけど?」





 ·····ちょいまち。


 いや、待って


 待って待って待って待って待って待って待って待って待って、アカン、これアカンかもしれん。


 この子、てっきり王族だけど王位継承権争いとかからは外れた地位の子供だと思ってた。

 いや、そうだと思い込んでた。


 何せifの私だから、もしウナちゃんルートを選んでたら国王になるのは私の要望から大きく離れすぎてるから、無いと思い込んでた。

 でも今目の前にいるのは私じゃない、ウナちゃんだ。


 つまり、その時点でルートが変更されて王になったっておかしくないって訳だ。



 ·····まぁ今すぐって訳じゃないし、今の国王は私もあったことあるウナちゃんのおじいちゃんだからその次はウナちゃんのお父さんだろうし、孫のウナちゃんは今は正確には第一王女じゃないんだろうけど、ウナちゃんのお父さんが王位を継承したら第一王女になるってことよね?


 確かこの国は王になるのに性別は関係なくて、基本的に一番上の子or能力が一番高い子供が王位継承権を持つって感じだったから·····



 ·····この子は、この国で最も身分の高い、公爵ですら頭の上がらない存在。




 サークレット王国女王だ。




「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!?」



 私はもう訳が分からず発狂してしまった。








 えー、時間は飛びまして、就寝前のソフィちゃんです。


 いまパソコンの前でちょっと情報をまとめてます。


 みんなはもう寝ました、アルムちゃんに関しては心神喪失状態になって魂が抜けたみたいな感じになってぶっ倒れました。

 グラちゃんはウナちゃんに百合百合して無礼を働いてた事に気がついて顔が青を通り越して真っ白になって寝込んでます。


 そんで、私は何度も止まる思考を無理やり動かしてウナちゃんから秘密にしてたことや言わなかったことを洗いざらい話してもらって、一旦私が編集してみんなに知らせることにしたのだ。



「えーっと····· まずウナちゃんには彼氏が·····」



 私によるウナちゃんの取り調べ結果はこんな感じだ。


・ウナちゃんには彼氏が居る、名前は『イルミア・レ・キルン』

・彼氏は侯爵家の長男、ちなみに日本でいう福岡あたりにある炭鉱と製鉄と造船が盛んな街、キルン街を統治してる貴族らしい

・ウナちゃんとイルミア君は3歳差でウナちゃんが狙ってゲットした

・ウナちゃんが尻に敷いてるらしい

・もうすでに行くとこまで行ってる

・二人はウナちゃんが卒業したら即結婚式を挙げる予定

・子供はそのあたりで仕込むつもり?

・ウナちゃんは第一王女

・今のところ次の次の王はウナちゃんに決定してる

・弟と妹は結構いるけどほとんど会ったことはない

・両親が同じ妹弟は数人だけらしい

・自分が第1王女だとは知ってて、秘密にしてた

・どうせ私とかアルムちゃんが漏らすからだそうだ

・ウナちゃんのお母さんは実は王城でメイドとして働いていた公爵家の六女で、邪魔者扱いされて公爵家から縁をほぼ切られたけど王城で一般メイドの一人として働かせてもらっていたら、王子様に見惚れられて姉妹を出し抜いて王子との間にウナちゃんが生まれ、できちゃった結婚した(ちなみに禁断の恋的な感じだったらしくて、これ結構ヤバい国家機密らしい)

・もし結婚して子供ができて相手の家で住んでも、分裂して片割れは私たちと一緒に居るつもり

・実はウナちゃんは結構腹黒いし計算高いしドSらしい、素の部分もあるけど時々わざと天真爛漫な性格をやってるんだとか

・彼氏君はドМらしい、あと結構ハードなのがお好きだとか

・夜の事情は····· 一応教えてくれたけどここじゃ言えない感じだからカット


 あとは細かい事とかも聞いたけど、私でさえ知らなかった情報はこのくらいだった。



 そしてまとめ終わると、私は頭を抱えながら机に突っ伏した。



「王女、王女かぁぁぁあああ····· あの女神め嘘つきやがって·····」



 そう、ウナちゃんはもしかしたら私だったかもしれない転生先候補の一人で、王族とメイドの庶子だからしがらみも少ないという条件を提示されていたのだ。

 でも実際は確かにサッと聞いた感じだと庶子だけど第一王女というエグめな立場だった。


 いやあの女神も嘘ついてるわけじゃないし、確かに『庶子』で『王族の子供』だけどさ·····


 というか私も『町長家の娘』だし『工業で栄えた(日本に比べたら)小さい町の町長』だけどさぁ····· 一応貴族だったし町の規模普通にデカいしで結構裏がヤバかったからね?


 グラちゃんに関しては『伝説の魔導士の子孫(私にトドメを刺した張本人の子孫)(伝説の魔導士(存命))』だからね?


 いやもう酷過ぎない?



「あぁもうあのクソ女神がっ!今日という日は許さん!シャワー使ってたら突然冷水に切り替わる呪いを永続でかけてやる!精々ビックリして苦しみやがれーーっ!!!」






 シャワァァァァァァアアア·····


「んふふ~ん····· もぴゃっす!?ちべたっ!?あービックリした····· なんで急に冷水が·····給湯器壊れたかな?へっぷち!うぅさむさむ····· シャワー浴びよ·····ひゃひゃっこい!」





 私はクソ女神に呪いがクリーンヒットした事も知らず、ウナちゃんの今後について頭を悩ませていた。


 いや、一応存在を大々的に公表はしてないから命が狙われたりしないし、ウナちゃん自体2人になった状態なら魔神化してないエビちゃんと互角に戦えるくらいの実力があるから大丈夫だけどさ?


 ウナちゃんがまさかの王位継承権があるって知っちゃったら、対応の仕方を変えた方がいいんじゃないかって思い始めちゃうのよね·····

 ウナちゃんは今までどおりがいいとは言ってるからこのままが一番なんだけどさ?



 あぁもう·····

 最近悩むことが多すぎて私でもちょっとキツいわ·····

 またダメになってグデグデでフィーロ君に甘えに行っちゃいそうだわ·····


 ちょっと明日明後日あたりしっかり休むかな·····


 実はこの前遭遇したあの怪しいアンデッドさんから連絡が来て·····

 いや、ずっと鬼電スタ爆は喰らってたし追跡もされてたんだけど、流石に腹立ったから画面越しに胸倉掴んで、ちゃんと予定決めてから言えって怒鳴ったら静かになって、しばらくして会談の予定が送られてきたのよね。


 邪魔が入らないよう少人数での会談にするよう伝えたけど、ウナちゃん問題をまとめてると体がもたなくなりそうだ。



「はぁ····· 今日は寝よ····· もうマヂ無理·····」



 私はダブルベッドの上ですやすやと寝息を立ててねているフィーロ君の隣に寝転がると、そのままもぞもぞと布団に潜り込んでフィーロ君を抱き枕にしながら密着した状態で寝てしまった。





 翌日、完全お休みモードの私はウナちゃんからの要望もあって、みんなにメールを使って『ウナちゃんへの対応とかは今まで通りであんまり気にしない』という完全放棄ともいえる最終手段を送ってすべてを解決させてしまった。


名前:ウナ・ウェア・ラ・サークレット

ひと言コメント

「結婚式たのしみだなぁ····· あっ!あと結婚式のときにわたしが第一王女って国民に公表する盛大な式典するんだった!その時Sランク冒険者は全員呼ばれるから、ソフィちゃんは責任重大な任務あるんだった!忘れてた!」

『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!??』(※ソフィ)


名前:なかよし組

ひと言コメント

ソフィ・シュテイン

「最初は私が振り回すことが多かったのに、最近みんなに振り回されてばっかりな気がする·····」


アルム

「わ、ワタシのウナちゃんが····· そんなぁ·····」


フィーロ

「なんか僕の友達って全員ぶっ飛んでる気がする····· えっ?僕もそっち側なの?そんな訳ないよね!?僕は普通だよね!!?」


グラちゃん

「ぜんっぜん知らなかったわ····· 口が軽いお姉さまでさえ言わないほどの秘密だったからかしら·····」


エビちゃん

「ふむ?これでなかよし組の彼氏持ちは3人か·····」


ミカちゃん

「んぅ····· 偉い人だった····· ねぇウナちゃん、お城の王様ベッドつかいたいんだけど····· だめ?」


チェル

「えーっと、ウナお姉ちゃんすごいひとだったってこと?よくわかんなーい!!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ