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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第四章 TS賢者は世界を往くっ!
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温泉旅館で作戦会議っ!


 紆余曲折あって温泉から上がった私たちは、部屋で夕食を食べた後、作戦会議をしていた。

 あっ、夕食に出てきた湯葉がすごくおいしかったです。

 とりあえず明日しこたま買って帰るわ。


 ·····って、今は食リポじゃなくて、結構大事な話をしているこの会議をしなきゃなのよ!



「今日の作戦会議は、明日どうするか、そしてなかよし組改め『アディショナル☆ノヴァ』の今後の活動についてだよ」


「りょうかいっ!·····ところでソフィちゃん、その姿勢なに?」


「·····構わん、続けたまえ」



 私は部屋の長テーブルの端に座り、机に両肘を立てて寄りかかって両手を口元に持ってくる何処かの特務機関のトップがしてそうなポーズをしていた。


 いや、だってさ?箱根にきたらやりたくなるじゃん?



「はいはい、ソフィの悪い癖に付き合ってると時間が足りないわ、さっさと作戦会議をやるわよ」


「ぴえん····· まぁいいや、まずは明日何やるか決めよっか、私はもうどこに行きたいとか思いつかないから、みんなが何をしたいか言ってくれたら候補地を探すよ」


「おー!じゃあワタシ水着見に行きたい!」

「そういえばサマーフェアとか書いてあったわね、私もソフィが参考にしたって言うこっちの世界の水着が気になるわ」

「いいね!そうだ!フィーロくん用の水着も探そうよ!」

「えっ!?僕も!?·····まぁいいけど」

「乗り気なのか、こやつ·····まぁよい、じゃが元の世界は既に夏を過ぎてしまってるのじゃ、どこで泳ぐのじゃ?」

「·····こっちの世界じゃないの?」

「すや·····」

「みずぎ?泳ぐときって裸じゃないの?」



 ·····若干一名、なんかすごい事言ったような気がする。


 確かにエルフの村の中だったら泳ぐときに水着とかつけないのかもしれないけど、流石に村以外でやられると困るから後でちゃんと教えなくては·····



「とりあえず、明日は水着でも買いに行こう、もう6月だから今年の新作水着も売り出され始めてるはずだからね」


「やった!よーし!可愛い水着沢山買うよー!!」



 という訳で、明日の予定の一つ目は『水着の購入』に決定した。





 その後も色々意見を出し合ったが、水着を買う、医薬品を買う、化粧道具を買う、とかの主に買い物系しか意見が出てこなかった。


「·····じゃあさ、午前中に買い物を終わらせて、午後にはもう帰っちゃうのはどう?」


「あー、ワタシはいいよ?」

「僕もそろそろ元の世界に帰りたいなぁ·····」

「わかるわ、こっちの世界はなんだか落ち着かないわ」

「わたしはどっちでもいいよー」

「ワシは名残惜しいのじゃ·····姉上もいるから·····」

「すやぁ·····」

「チェルは早く帰りたい!!」

「僕も帰りたいかな·····」



 ほぼ満場一致で異世界に帰るという意見が出た。


 ちなみに姉貴とガイア様は酔いつぶれて爆睡してるけど、姉貴はこっちで暮らすから異世界にはいかないっていってたし、ガイア様は····· どうするんだろ?まぁ放置で。



「んじゃ多数決で、明日は午前中は東京で買い物をして、午後から元の世界に帰るよ!」


『『はーい』』





「そんじゃ次の議題だけど、こっちは結構重要な話だからちゃんと気を引き締めて」



 私がそういうと、みんなの表情がシャキッとした感じになった。


 一応だけど、このなかよし組·····じゃなくてアディショナル☆ノヴァの活動においてかなり重要な話だから、私もおふざけをやめたからね。



「これはS級冒険者だけにしか知らされてないし····· というか、半分以上私の予測なんだけど·····」




 もうすぐ戦争が始まる。




「前は推測だったけど、この前確定してもいい情報を手に入れたからみんなにも公表することにしたんだ····· 色々調査結果したんだけど、どうやらこの国の豊富な資源や特大の龍脈を狙って隣国が進軍してくるみたい、そして海洋進出を狙った拠点にするつもりみたいだよ」



 前に戦争の準備を始めてると聞いた時から、私は自前の衛星で隣の国々を監視していた。

 すると、隣の国『クリミネア共和国』が更にそのお隣·····というか、クリミネア共和国を裏で支配してるやべー国がバックについて共同で戦争を仕掛ける準備をしているところを見つけてしまったのだ。



「相手の国の作戦としては、圧倒的な物量の差による蹂躙が目的らしくて、大量の兵士や武器類、それに毒とかの搦め手に巨大な軍船や戦用馬車なんかもものすごい量を作ってるのもわかった」



 この国の人口はそこまで多くないから、物量で攻め込まれたらかなり厳しいだろう。


 ただ、この国の地形は日本と同じで完全に孤立した島となっている。


 でも西のあたりがかなり大陸と近くて、やろうと思えば大量の船で物資を運搬するのも可能だろうし、なんならたまに浮かんでいる浮島を使えば簡単に軍隊をこっちへ送ることも可能だ。


 あっ、浮島はその名の通り海の上をフラフラを漂流する島の事ね、なんか亀系のデカい魔物の死骸というか殻が島になっちゃったモノが浮島と呼ばれている。

 それを捕縛してるっぽいから、たぶんそれを使ってこっちに軍隊を送り込むつもりみたいだ。



「一応、この国も戦争を回避できないかとか、戦争防止条約を利用して止めようとはしてるみたいだけど、防衛戦争の準備も進めてるよ」



 向こうの世界の戦争防止条約はよくできたシステムで、かつて起きた人間VS魔族の大戦争を逆手に取り、魔族の国が悪役となって『戦争しようとしてる国相手に宣戦布告する』と声明を発表し、人類側の国際条約で制定された『魔族が攻めてきた際には人間国家間の戦争を中止し、協力して魔族を退ける』という条約によって強制的に戦争を止めるというシステムになっている。

 そのために魔族の国は今も存続を許されてるくらいだしね。


 だが、今回はなんと敵の国が『サークレット王国に魔王が居る』といって共通の敵と制定、魔王国とサークレット王国を侵略の対象にするといったそうだ。


 そこで魔族国家と一応だけど友好を結んでいるサークレット王国は魔王国と共同戦線の構築を宣言し、戦争が避けられない事態になってしまったのだ。


 そのあとはもうてんやわんやの大騒ぎ、戦争の道具をそろえたり、作ったりと色々やっているのだ。



「·····そして、私たち『なかよし組』に正式に出兵命令が来てる、この国に所属するギルドパーティとして、命をかけてでも国を守れ、だってさ」


「·····ソフィちゃん、それってマジ?」

「嫌だなぁ····· なんで僕たちまで·····」

「多分魔法学園の上級生は全員出兵の対象になるわよ?それどころか大半の冒険者も出兵対象ね」

「あー、だからおじーちゃんが辛そうな顔してたんだ·····」

「ん、寝床無くなるのは嫌、·····ソフィちゃん、地図、書き換えることになってもいい?」

「センソウ?なんか大変な事なの?」

「面倒じゃのぅ····· じゃが魔族が味方でよかったのじゃ、ところでソフィよ、魔族が味方するというと相手国家は相当厳しいのではないか?魔族はヒトより魔法の扱いに長け、力も強い、魔族の数は少ないとはいえ、魔族の参戦だけで相当不利になるはずじゃが?それにこの国の者も大半が龍脈の影響でかなり強いものが多いのじゃ、数は少なくても能力で上回ってるはずじゃが····· 何故戦争を止めようとしないのじゃ?」


「なんか秘策があるみたいよ?禁術を見つけて復活させたとかでそれを使うみたい」


「ならば事前に対策はできぬのか?」


「あのさぁ····· 私が何もしてないとおもってるの?対策済みよ」



 その禁術は、結構ガチでヤバめな物だった。

 しかも複数あるパターンで対処も難しいものだ。


 まず一つ目、天候操作。

 これは実はすでにこの国に使われたことがある。

 そう、前にあったフシ盆地の大雪事件の原因がコレなのだ。

 あの時は試験運用で限定的に使ったみたいで、あれでもまだ最高出力の3割程度だったらしい。


 今回は時期的に雪は無理だろうから大雨で攻めてくると予想されている。



 二つ目、疫病の蔓延。

 こっちは病原菌を蔓延しやすくする、というより対象範囲の生命体の免疫力を強制的に低下させる魔法で、そこに病原菌を流し込んで蔓延させる作戦のようだ。

 しかもかなりヤバめな、ペストとかそういう系の致死率が高いのを使うつもりのようだ。


 三つ目、災厄。

 この禁忌魔法はどうやら地震を発生させる系の物で、魔力の流れを見るに現実世界の世界地図でいうところの南海トラフあたりで起こすつもりのようだ。

 ちなみに地面を切り裂いて強制的に断層を作って動かすことで揺れを発生させる方法っぽい。


 四つ目、死魔法。

 これが一番ヤバい、強制的に生命活動を停止させる魔法をこの国にぶっ放すつもりだ。

 方法はいたって簡単、脳で発生する電気信号のやり取りを少しの間だけ完全に停止させてしまうだけなのだ。

 そして脳の動きが止まると、人の体はつられて活動を停止、呼吸も止まり酸素不足になって数分後には確実に死に至る恐ろしい魔法なのだ。

 だが、予想では2分間継続するのが限界で、そこを耐えたら助かるだろうけどそんなの一般人には無理だ。

 たとえ助かったとしても、脳や内臓に深刻なダメージが発生して戦うどころか普通に生活することも不可能なレベルの障害が発生するだろう。

 私だって耐えられるか分からないし·····


 ほかにも色々禁忌を犯してるけど、この四つを主体としていると判明した。



「·····それはヤバいのじゃ、流石に魔族といえど厳しいかもなのじゃ」


「だよね、そんでね?ここからが本題なのよ、禁術とか色々な情報を国に報告したらさ、こう言われたのよね·····」





 『ソフィ・シュテインによる敵対国家への無条件攻撃を許可する』





 そう、この国が選んだ手段は、世界を滅ぼしかねない()の力に頼る事だった。




名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「ぶっちゃけ言うと、無条件攻撃も結構大変なのよね、無関係な一般市民は巻き込みたくないからちゃんと範囲指定してとかしなきゃいけないし·····」


名前:なかよし組

ひと言コメント

アルム

「戦争が始まったらこっちに逃げとけばいいかなぁ·····」


フィーロ

「ソフィちゃんが本気で襲い掛かってくるって時点でもうあきらめるしかないと思う····· 戦争が終わった後、国の形が残ってたら運がいい方だと思うよ·····」


グラちゃん

「·····勝ったわね」


ウナちゃん

「ソフィちゃんが出たらもう終わりかなぁ、じゃあわたしはゲームでもしてよっかな」


エビちゃん

「ワシもやりたいのじゃ!範囲殲滅は大の得意なのじゃ!!」


ミカちゃん

「ん、防衛はやるけど、だいじなのは先制攻撃、相手を先にたたきつぶしたら攻撃されないから、·····んぅ?叩き潰す、比喩じゃないよ?」


チェル

「せんそうってなに?·····えっ?なんで人間同士でころしあうの?」


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