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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第四章 TS賢者は世界を往くっ!
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異世界人に地球人用のゲームは簡単すぎた



 みんなに次のゲームを教えに行こうとしたら、途中でみんなが行方不明になって、探したらメダルゲームのジャックポット演出に夢中になっててまた幼児退行しそうになったけど私は元気です。



 そしてジャックポット演出が終わったあと、私はジャックポット当選者にぺこぺこお辞儀しながら皆を引き連れて別のフロアへとやって来ていた。



「ここが音ゲー!リズムゲー!の!フロアだよ!!」


「ソフィちゃんうるさいっ!」


「だって!音デカくて!聞こえてるか!不安だったから!!」



 そう、私たちがやってきたのは音ゲーやリズムゲーと呼ばれるゲームのフロアだ。

 ここのフロアには色々な種類のリズムゲームが沢山置いてあって、それぞれが爆音で音楽を鳴らしてるせいで今までで1番うるさい。


 そのせいで非常に聴覚が良いチェルがうるさそうに耳を塞いでるんだけど、めっちゃ可愛い、今すぐ撫で回してあげたいくらい可愛い。


 まぁチェルの耳塞ぎはちゃんと撮影してるから今はいいや、後でじっくり見よう。



「ここにみんなを連れてきたのには理由があって·····というか、私がやりたかったんだ!だから今回はこれやってみようよ!!」



 そう、実は私は元々音ゲーマーだったのだ!


 特に得意でやってたのは太鼓のヤツと、ドラム式洗濯機とか呼ばれてるヤツの2つだ。



 今回は初心者でもやりやすいであろう和太鼓リズムゲームをやろうと思っているから、実家に置いてあった遺品からマイばちも持ってきた。



「このゲームは2人プレイができるから、誰か一緒にやってみる?」


「もしや対戦形式か?ならばワシがやるのじゃ!コヤツには絶対に負けないのじゃ!!」


「ふっ、こちとら10年以上このゲームをやってきた猛者だからね?15年間やってなかったとはいえやり方くらい体が覚えてるわ!!」



 という訳で、私VSエビちゃんのバトルが始まった。







 私はゲーム機に200円を入れると、曲を選ぶドンする前に遊び方をながしながらエビちゃんにやり方の説明を始めた。



「まずこのゲームは流れてくる赤と青の丸に合わせてこの丸い部分を叩いていくゲームね、赤は真ん中付近を、青はふちを叩く感じね」


「ふむふむ····· というか何故この形状なのじゃ?」


「日本の伝統楽器だからだよ、なんで和太鼓でゲームを作ったかは知らない」


「そうか、こんな感じなのじゃな、わかった」


「それと打楽器っていうのは見た目だけで、これ機械だから強く叩きすぎると壊れるから注意ね、大体これくらいの強さで叩いて·····っ!?」



 そう言うと私はマイバチで太鼓部分を軽く叩いて·····



 ズドンッ!!

 バギャッ!!!



「あっれぇ〜?おっかしいな····· あっ、やべっ、私めちゃくちゃ強くなってるんだった·····」



 筐体をぶっ壊しちゃった☆


 い、いや、その、前世の感覚でやろうとしたら、見た目は年頃の女の子だけど、実は物凄いパワーがあるの忘れてて物凄いパワーが出ちゃって·····



「どうするのじゃソフィ?」


「·····時よ戻れっ!!!」




 私は時を戻した。








「えーっと、とりあえずエビちゃん、この太鼓はこのくらいの強さで叩いてね」



 ポコンッ



「うむ!分かったのじゃ!このくらいじゃな!」



 ズドゴォォォォォオオオオオンッ!!!




「·····はいはい、時よ戻れ」




 この時の私は、この後20回も時間を戻す羽目になるとは思ってもみなかった。







「いい?わかった?このくらいだよ?」


「わーかっておる!!やりすぎないよう気をつけるのじゃ!!」



 ポコンッ



「よし!やっと出来た·····」


「む?1度しかやっておらぬぞ?」


「はぁ····· 何回もエビちゃんが失敗するから何度も時を戻してやり直してるのよ·····」


「マジか?それは申し訳なかったのじゃ」



 繰り返すこと20回、私がまた幼児退行しそうになりかけたところでやっとエビちゃんが丁度いい力加減で叩くことに成功した。


 エビちゃんもめちゃくちゃ力あるから、力加減を覚えさせるのにめちゃくちゃ苦労した。


 ちなみにお兄ちゃんの背中を借りて、叩いてって言ったら絶妙な力加減で叩けるようになった。

 そりゃ今までで通りの力でやったらお兄ちゃんが木っ端微塵になるから、自分の彼氏を粉微塵にしないよう力加減したのだろう。

 まぁすんごい痛がってたけど。


 はぁ、ほんとそこに行き着くまで大変だった·····


 1回私でやったら背骨折れて死にかけたし。



「んじゃこのままの力でやるよ!」


「うむ!任せるのじゃ!」




 という訳で、今回こそは壊れずに動いてるゲーム機で曲を選び、カンタンで演奏を開始した。

 ちなみに選曲も子供向けの簡単なものだ。



 そして曲が始まると、早速赤色のマークが流れてきた。



「おっ来たよ、赤だから左の円の中心に来たら真ん中を叩いてね!」


「分かっておる!」



 ドンッ



「よしよし!その調子!」


「·····簡単すぎるのじゃ」


「まぁいちばん簡単なのだからね、次はちょっと私は難しいのやりたいんだけどいい?簡単も選べるから!」


「ワシもソフィと同じのをやるのじゃ!この程度なら楽勝なのじゃ!」



 どうやら身体能力の高いエビちゃんにとってはこの程度楽勝だったようだ。


 そして当然の如く私はパーフェクト、エビちゃんもほぼパーフェクトを達成した。


 さてと、もう一曲遊べるので次は私の十八番でめっちゃ難しいの行ってみよう、今の私なら前世の記録を超えられる気がするっ!!



「そんじゃ次は·····んふふ、これ行ってみよっか」


「ふむ、なんか騒がしい曲なのじゃ」


「私は1番難しいのやるね、エビちゃんは·····簡単でもこの曲難しいよ?」


「構わぬ、お主に負けておれぬのじゃ!!」


「んふふふふ、この曲はそんな甘い曲じゃないからね?」



 太鼓を叩いて演奏を開始すると、早速ポツポツとアイコンが流れてきた。


 ·····のだが、ポツポツと先程の子供向けの簡単とほとんど同じ頻度で流れてくる程度しか流れてこない。



「む?難易度を間違えたか?」


「黙って前見て集中、この曲はここからが本番よ」


「おっ早くなってきたのじゃ····· のじゃぁぁぁああっ!!?」


「キタキターッ!!!」



 そして流れてくるアイコンの頻度が上がって行き、突然物凄い密度でアイコンが現れた。


 これが難易度最高峰であり初見殺しの譜面、半端じゃない密度でずっと叩き続ける必要のあるプロ向け超高難易度譜面なのさ!!



「ちょっ!?待つのじゃっ!!ストップストップ!遅くするのじゃっ!!」


「無理!」



 エビちゃんが泣き言を言ってるが無視する。

 だって私もちょっとヤバいんだもん。


 流石に16年以上のブランクがあるキツイわ。


 うーん·····仕方ない、本気出すか。



「ふぅ、行くよっ!!」



 私は思考をお遊びモードから切り替えた。


 魔法で思考速度を加速させて、身体強化で動体視力も動く速度も上げているから、この状態なら鬼畜譜面でも楽々行けるはずっ!!



「よし、見えたっ!!」


「ぬぐぁぁぁぁあああっ!!ムズいのじゃーっ!!」



 異世界で鍛えたこの体に、魔法の力が加われば無限大の実力へと至るのよっ!!


 そして動体視力も思考速度も加速した私の目には、高速で流れる譜面がゆっくり流れるように見えていた。

 私は冷静に体を動かし、的確に譜面通りに演奏を続けて行った。



「ワシも負けぬっ!ぬぐおおおおっ!!」


「はっ!?えっ!?何それ!?」



 するとエビちゃんも私と同じように本気を出したのか、私と全く同じタイミングで譜面通りに太鼓を叩き始めた。



「くっそ!負けてられないっ!うおおおおおっ!!」


「絶対に負けぬのじゃぁぁあぁぁあああっ!!」




 〜数分後〜




『フルボッコだドン♪』



「はぁっ·····はあっ·····」

「はふぅ····· キッツイのじゃ·····」



 私たちは途中から完璧なユニゾンを見せ、2人とも全くの同点、全て良の完全パーフェクトクリアに成功した。


「はぁ····· 引き分け、ってことでいい?」


「うむ····· 流石はお主じゃな·····」


「エビちゃんも凄いよ、始めててパーフェクト達成したの初めて見たよ·····」



 私たちはお互いに握手をして、健闘をたたえ合った。




 ちなみにこの後、これより少し簡単だけど普通に難しい曲を、全員パーフェクトを取ってしまって私が卒倒しかけた。



 よく考えたら、私とエビちゃんが身体能力オバケなだけで、みんなも充分ヤバかったんだった·····


 こっちの人用にセッティングされた物なんて、異世界で魔物を倒したり戦闘訓練をしていたり、能力も向こうでさえ常人より圧倒的に高いのだから楽勝に決まっていたのだ。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「あんまりにも見事なユニゾンをキメてたせいで野次馬がめちゃくちゃ集まってきた····· まぁ気にせずやるけど、ほれほれ次はこの曲よー!エビちゃんもやるよ!」


名前:なかよし組

ひと言コメント

エビちゃん

「うむ!これやってると意外と楽しいのじゃ!」


アルム

ひと言コメント

「うー、おっぱいが邪魔で叩きにくい····· あれ?私へたっぴなのになんで人だかりできてるの?」


フィーロ

「隣でなんか凄く揺れまくってて目のやり場に困る·····あぁっ!ソフィちゃん怒らないでっ!動いてる物があると見ちゃうのは生き物としてやっちゃうんだからどうしようも無いんだってば!!」


グラちゃん

「この程度楽勝ね、というかそろそろ本屋に行きたいわ」


ウナちゃん

「リズムゲームも楽しい!でもメダルゲームもやってみたいなぁ·····」


ミカちゃん

「早く動くの、苦手····· でも、パーフェクトはとりたい」


チェル

「これ楽しいね!家でもやりたい!」



名前:その他組

ラクト

「ぼくはアレやるの無理かなぁ····· 体を動かすの苦手だし·····」


穂乃花

「ほーん、ソフィたん上手になったねぇ、さてと、ちょっと私もやってみよっかね」


ガイア

「えっ?私はやらないのって?そそそそそそれは、えっと、神様パゥアー!で機械壊しちゃうから?·····本当はリズムゲームそんな好きじゃないの」


郷美

「私はダンスのリズムゲームが得意よ、こう見えてもダンスとか出来るのよ?」


「すげえなアイツら·····」


「うおおおっ!穂乃花さんすげえっす!皆さんもすげえっす!!腕が早すぎて見えねえっす!!いや見えるっすけど!!」


達也

「それは桜の木のマイバチか?中々いい出来だな····· ソフィさんも同志か」


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