異世界へようこそ!異世界人さん!
チェルに色々な事を教えた翌日·····
「みんな、準備はいいかー!!」
『『おーっ!!!』』
私たちは、瑞穂の里にある異世界神社の中に集まっていた。
今回はなんと10人という大所帯だ。
そのメンバーは
・私
・フィーロ君
・アルムちゃん
・グラちゃん
・ウナちゃん
・エビ
・ミカちゃん
・チェル
・お兄ちゃん(ラクト)
・ガイア様
となっている。
お兄ちゃんが来るのは意外だったというか、エビちゃんがどうしてもというので仕方なく連れて行くことにした。
ちなみにお兄ちゃんもめっちゃ乗り気だ。
そんでガイア様は暇つぶしについてくるとの事だが、本当は私にゲームを買ってもらおうとしてるのと、豆乳を買い占めるためだと思う。
ちなみに最近私は豆乳を飲みまくっている。
そのおかげかなんか胸が大きくなったような気がする。
まぁ私の胸の事は今は関係ない、それより·····
「おいソフィ、何故ワシの名前がエビだけなのかちゃんと説明するのじゃ」
「·····てへぺろっ☆ ぎゃー!!殴り殺されるぅ!!ぎゃんっ!!」
◇
「あいたたた·····」
「ソフィちゃん、なにバカやってるの?早く行くよ、時間は有限なんだし向こうでお義姉さんがまってるんでしょ?」
「そうだけどさぁ·····」
結局エビちゃんにはぶん殴られたけど、ギリ致命傷で済んだからよかった。
私くらいになると頭蓋骨が陥没骨折しても魔法で即座に再生して元通りにできるのだ。
割と脳にシャレにならない深刻なダメージが入ってたけど、それも元通りで私の脳は健全な普通の状態になっている。
おい誰が元々狂ってるんじゃないの?だ!私は普通よ!ぷんぷん!
ちなみにエビ呼ばわりしたのはこの前ケンカした腹いせね。
「まぁいいや、みんな服装は大丈夫·····だね、流石はアルムちゃん」
「そりゃもちろん!ソフィちゃんが向こうのファッション雑誌とか色々買ってきてくれたからね!」
そう、今回はアルムちゃんにファッション雑誌をプレゼントしまくり、日本でも違和感のないコーデを全員分してもらったのだ。
細かく言うと長くなるから簡単に説明すると、私とチェルとフィーロ君とミカちゃんとお兄ちゃんがカジュアル系、アルムちゃんとウナちゃんがカワイイ系、グラちゃんとガイア様が清楚系、エビちゃんがチョイ悪系ファッションといった感じだ。
そしてファッションに関してはほぼすべてアルムちゃんに頼んだが、私も一応かかわっている。
というのも、うちには亜人族が二人ほどいて、向こうで怪しまれないようにする必要があるのだ。
向こうには亜人族は居ないから、角が生えてたり耳が長細くとがってると明らかに怪しいし目立ちまくるのだ。
そんで、チェルというかエルフは耳が長く大きいため耳が非常に良いから騒音に溢れる向こうでは厳しいだろうと思い耳当てをしようと考えたが、向こうは夏も近付いて暑くなってきてるから耳当てなんかしたら蒸れまくってひどいことになるだろう。
という訳で耳当てはあきらめて『なりきりセット』の応用で肉体を改変し、一時的に耳を人と同じ形に整形した。
エビちゃんに関しては角を隠すのは嫌とかワガママ言いやがったから、強制的に引っ込めてやった。
そしたらめっちゃ怒ったけど、お兄ちゃんが宥めてしかも角なしエビちゃんを可愛いと褒めたおかげで気を良くしたのか、なんとか角を引っ込めたままにしておくことに成功した。
とりあえずこの二人以外は普通の人間にしか見えないから大丈夫だったけど、アルムちゃんがデカすぎて目立ちそうだったり、ウナちゃんが分裂しようとしたりで色々大変だった。
あと無抵抗なミカちゃんにゴスロリを着せようとしてるのを止めるの大変だった·····
「ほんとみんなワガママ言い過ぎだからね?」
『『はぁ~い』』
あっ、これはわかってないな。
◇
その後身体の洗浄やら滅菌やらをしながら、珍しく私が怒る側になってみんなに色々説教をしていた。
だってみんな始めて行く異世界にわくわくして浮足だってるんだもん·····
なんでガイア様まで浮足だってるのか意味わかんないけど、とりあえず全員巻き添えにして怒った。
そして今は説教も終え、日本へ向かう最終準備中だ。
さすがに10人まとめて転移なんてしたことないし、はぐれてどこか他の世界に行っても困るから、今回は向こうと接続したディメンションルームのゲート経由で楽々移動をすることにした。
「そんじゃここをくぐったらもう異世界だよ、割と空気が悪くて苦手な人は吐き気がしたりするかもだから気を付けてね」
『『はーい』』
「あとあと、この先は統一人類語は通じないけど大丈夫?ちゃんと日本語を話せるよね?」
『『大丈夫!』』
みんなはそう日本語で答えた。
どうやらみんな準備はいいようだ。
一応みんなには事前に日本語を覚えてもらったし、希望する子には知識転写で日本語を覚えさせてあるから大丈夫なはず。
よし、今更躊躇したり忘れ物がないかとか確認するのもめんどくさいしさっさと行っちゃおう!
「みんな!転移先は割と狭い部屋だから私のあとについてきて!そのままいったん外へ行くよ!だから靴は手にもって移動ね!」
「わかった、じゃあいつも通りの順番でいい?」
「もちろん!」
今は私の前世の部屋は荷物を回収して空っぽにはなっているが、流石に子供でも10人も人が入るとギッチギチになるから、並んでそのままいったん外へ出ることになっている。
というかゲートはそんな大きくないから一列にならないと通れないから、そのまま外に出ようって感じだ。
あと向こうは当然土足禁止なので靴は手にもって外まで移動する必要がある。
多分靴を履くとき混雑するけど仕方ないだろう。
·····なら外にゲートを作ればいいじゃんって思うかもだけど、万が一でも見られると面倒なので家の中で転移ということにしてる。
まぁ御託はここまで、いざ日本で行くぞ!!
「んじゃ、レッツゴー!!」
『『おーっ!』』
私たちは一列になりながら、ゲートをくぐって向こう側、日本へと向かった。
◇
私が先頭で日本へやってくると、早速割とちゃんとした服に着替えた姉貴が私を出迎えてくれた。
「姉貴ー、みんな来たよー」
「おっ!りょーかい!」
「今日はちゃんとしてるじゃん」
「まぁね~、だってソフィたんまた東京いくんでしょ?」
「そうそう、だから·····
「ちょっと!ソフィちゃん邪魔!どいて!」
「あっ!ひゃんっ!?」
/ /
ドゴッ!! いでぇっ!!?
\ \
姉貴と話してたら移動するのを忘れてた。
そのせいで後ろがつっかえてアルムちゃんのスイカが私を跳ね飛ばしてぶっ飛ばされた。
私は自分の部屋の壁と熱いキスを交わす羽目になったが、今回は自分が悪いので仕方ない。
相変わらずあのスイカは狂暴よ·····
「おー見覚えのある子たちがぞろぞろと····· えっ誰!?」
どうやら姉貴が最後の3人を見て困惑してるようだ。
そりゃつい最近できた私の娘と、神界から締め出された女神と、離れたとこに住んでるお兄ちゃんの三人だからね☆
「まぁ三人については後で説明するよ、じゃあ姉貴は後ろお願い」
「へいへい~、あっそうそう、外にお友達が待ってるよ」
「おっ!来たんだ!よかったぁ·····」
「友達って誰?この世界の友達?」
「んっふっふ、この世界の友達だし元の世界の友達でもあるあの人を呼んだんだよ!あっ、エビちゃんちょっと拘束するね」
「むっ!?なにするのじゃ!!」
「それじゃホモカお姉ちゃんが運んじゃうぞ~」
「わぁぁあああ!!なにするのじゃあああああ!!!」
ちょっと来てる友達たちがエビちゃんと因縁がある相手なので、彼女には指先一つ動けなくなってもらって、魔法も完全に封印した。
多分そのままだとマジで襲い掛かるから。
「さぁみんな!この先が日本の外の景色だよ!覚悟してね!!」
『『おーっ!!』』
『離すのじゃーっ!!高いの怖いのじゃぁぁぁあああ!!!』
名前:ソフィ・シュテイン
ひと言コメント
「まっさか全員くるとはなぁ····· にーしーろーやーとー·····15人はさすがにキツいかもなぁ」
名前:なかよし組+α
ひと言コメント
アルム
「日本かぁ、すごい場所ってのは聞いてるから楽しみ!とりあえず化粧品と服を買い漁る!!」
フィーロ
「何度きてもワクワクするなぁ、今回は何を買おうかな」
グラちゃん
「本屋に行きたいわ、あぁでも服とかも気になるわね」
ウナちゃん
「ゲームセンターがあるってきいた!すごく楽しいって聞いたから行ってみたい!」
エビちゃん
「なにするのじゃあああああ!!!意外と人に担がれるのって怖いのじゃ!地味に高くて怖いのじゃ!飛んでるのとはまた違うのじゃぁぁあああ!!おろすのじゃああああ!!!びえええええん!!!」
ミカちゃん
「·····近所迷惑、うるさい」
チェル
「もうなんか臭い·····」
ラクト
「すごい····· 全然建築様式とかが違う····· 他にも見たことないものが沢山·····」
ガイア様
「ほほぉ、ここがソフィちゃんの実家かぁ·····普通かな?」
穂乃花
「·····マジで誰?まあいっか!それよりエヴィリン!軽くなってるねぇ!お姉ちゃんでも軽々持ち上がっちゃうわ!」




