なかよし組新メンバー加入っ!?
えー、はい、また正座中です。
今回はガイア様も正座してます。
「あ、あのー、私、一応被害者なんですけど·····」
「あ、あのー、私、一応この世界の管理者ですっごい偉い神様なんですけど·····」
「関係ない、2人とも、自分が何やったか分かってる?」
「「·····だってコイツが!!」」
「ワタシたちが食べようとしてたカニも全部独占して食べ尽くしたんだよ!?分かってる!?」
「「ごめんなさい·····」」
私たちはアルムちゃんの神をも恐れぬ説教に反抗することが出来ず、ひたすら土下座することしか出来なかった。
·····私、割とマジで被害者なんだけど?
だってちゃんとした事をやって、それで疲れて寝ちゃってお腹ペコペコで、起きて栄養補給してたらガイア様に横取りされたから怒っただけなんだよ?
対するガイア様、この人勝手にこっち来て締め出されて帰れなくなったドジ神で、しかも勝手に私のご飯奪って食べまくってるんだからね?
マジで厄病神じゃん。
「つべこべ言わないで?」
「ハイ·····」
この後みんなから怒られた。
◇
「えーっと、とりあえず僕にもみんなにもわかるよう簡潔にまとめて説明してくれるかな?」
「ちょいまち····· 私とフィーロ君はこの子の親になった、名前はテュイェル・スェイゥルュゥ、さっき神界·····天国とこっちを繋いでチェルの家族と話して決めた、そんで閉じたらガイア様が締め出されて帰れなくなっちゃった」
「うーん、わかんないや」
「なんで!?」
マジでかなりわかりやすく纏めたつもりなんだけど?
どうして伝わらなかったんだろ·····
「簡潔にまとめても意味が分かんないから·····」
「·····確かに」
いきなりパパになるとか私の先輩の世界の管理者の神様が来たり、普通に私と神様がカニの取り合いで大ゲンカしたりしてても理解できないよね。
「仕方ない、ちょっと長くなるけど詳細を話すよ、それでいい?」
「うん、ちゃんと説明してくれると嬉しいかな」
という訳で、私はみんなにいままでの経緯やこの子の過去について説明をした。
◇
「·····なるほど、大体わかった」
「うっ、えぐっ、お主、辛かったのぅ、これからはワシらが家族じゃ····· 安心するがよいのじゃ·····」
「あー、これならソフィちゃんが心変わりするのも無理ないかぁ」
「チェルちゃん大変だったんだね·····」
「よくある事とは聞いていたけど、実際に被害にあった人がいると心苦しいわね·····」
チェルが家族になる経緯とかを説明したら、ちゃんとみんな共感してくれて何があったかも理解してくれたようだ。
「ん····· はやく寝たい」
「神界でならいいけど?」
「ヤダ!」
·····若干一名はそれどころじゃないっぽいけど。
「って訳で、この子の家族との約束でこの子が独り立ちできるくらいまで私が面倒を見ることにしたんだ、もしフィーロ君が嫌って言うなら私一人で育てるよ」
「嫌とは言ってないじゃんか····· いいよ、僕も手伝う、ちゃんと親としてできるかわかんないけど、できる限り頑張るよ」
「ありがと、フィーロ君·····」
いつもいつも私の自分勝手につき合わせちゃってごめんね·····
本当は申し訳ないって思って自制しようと思ってるんだけど、いつの間にかこんな感じになっていっつも迷惑かけちゃってるのよね·····
「ママ、パパなんて言ったの?」
「ん?「パパもパパになるから頑張るよ」だって、もうパパって呼んでもいいよ」
「いいの!パパ!ありがとう!」
「·····そういえば、言語とかどうするの?今なんて言ったか全然わかんないんだけど」
「あー、どうしよっか····· チェル、この国の言葉って覚えられる?なるべく短期間で」
「うーん、難しいかも·····」
そうだよなぁ·····
エルフ自体そんな物覚えが良くない種族だから仕方ないんだけどさ·····
なんというか、エルフってめっちゃ高性能な演算処理装置とか記録媒体があるのに、計算速度とか記録速度とかの動作がめっちゃ遅いパソコンみたいな感じなのだ。
一応人間の時間感覚に合わせると人間の5倍くらい物凄く頭が良くて物覚えがいいんだけど、何せ元々長寿で時間感覚が10倍以上ゆっくりだから人間からするとめっちゃ遅く感じられるのだ。
つまり、普通に教えるとめっちゃ時間がかかるのだ。
でも私なら問題ない、他人の記憶に統一人類語の言語データをむりやりねじ込ませてしゃべれるようにできちゃうのだ!
まあこれは後でやるとして、今はみんな一緒じゃないとできない相談とかをやろう。
「おっけ、言語に関しては後で私が無理やり教えるから気にしないで、それで、みんな、この子をなかよし組の新メンバーにしようと思うんだけどいいかな?」
「僕はいいと思うよ、前ワイバーンと戦った時に弓矢で凄い狙撃してたから実力はあると思う」
「ワタシはぜんっぜんオッケーだよ!むしろ新しい女の子だから大歓迎!」
「私は構わないわ、というより貴女反対しても無理やり押し切るでしょう?」
「やった!ともだち増える!あっ!わたしも大歓迎だよ!」
「·····ワシはこやつと境遇が似ておるのじゃ、じゃから歓迎するのじゃ」
「わたしも、べつにいい、それより、帰りたくない、なんとかして」
みんな概ねOKなようだ、若干一名助けを求めてるけど。
「あー、ちょっといい?」
「ハイなんですかカニ泥棒女神」
「ひどい!じゃなくて、さっき夫に連絡したら、その、出張中で1週間くらい迎えに行けないって言われちゃいまして·····」
「·····で?」
「·····私もなかよし組に仮加入したいな~、なんて、ははっ」
·····どうしよっかな、私面倒ごとは嫌いだから家の外に投げ飛ばして野宿してもらおうかな。
「野宿はいやぁぁあああ!私はふかふかのオフトゥンじゃないと寝れないのよぉぉぉおお!」
うっわめんどくさ·····
でもよく考えたら、この世界というかこの町はそこそこ治安はいいけど夜になると痴漢強姦etc...といった性犯罪はしょっちゅう起きてるから危ないかも。
だって女神様、割とスレンダーだけどスタイルはすごくいいし、胸サイズも私より大きいから·····詰め物疑惑はあるけどB以上はあるし、何より顔がめっちゃ美形だから狙われても仕方ない。
何せ私と引けをとらないくらいすごく顔がいいのだから。
そんな美人を毎週のように性犯罪の被害で警備隊の人の所に被害者が来たり、空き家で死体が見つかるとか、スリ被害が起きるとか、犯人が捕まってアッチ系♂のオークの集落に連れて行かれたりと酷い状況の町中に投げ飛ばして野宿しろって言うのは良くない、最悪性犯罪者が魂ごと存在を消される。
ちなみにこの町に性犯罪者が多いのは学園の生徒狙いのロリコンが多いのと、流通や交通の拠点になって人が集まりやすいからだ。
ちなみにちなみに、フシ町はそこそこ大きいけどお父さん達が頑張ってるのと僻地にあるのと住民が少なめで町民同士での性犯罪は少なく、あんまり言うのもアレだけど鉱夫たちのための娼館とかが昔からあって、性犯罪するよりリスクの低いそっちに人が流れて性犯罪の件数が少ないのだ。
あともしやったら舌切り落とされて顔面の皮はがされて一生地下送りされるって噂を流してるからしない人が多い。
·····噂ってだけで実際は違うんだけどね。
もっとエグい事やってるけど極秘だから言わない。
まぁ犯罪については別にいいとして·····良くないわ、実際私たちはこの町に来てから少なからず全員1回は犯罪者に襲われてる。
もちろん事前に察知してボコボコにしてるけど、性欲に頭を支配された連中はなんか私たちの強さを感じ取れないみたいで気にせず襲ってくるからマジで迷惑なんだよね·····
あと被害件数が一番多いのがアルムちゃんとフィーロ君で、次いでグラちゃんとウナちゃん、そして最下位は私とエビちゃんとミカちゃんだ。
·····アルムちゃんはわかるけど、フィーロ君はマジで謎だ。
男からも女からも狙われるのだ。
いや女性はショタ喰いお姉さん達なんだけど、男はフィーロ君を女の子と勘違いしたのが半分で、もう半分は明らかにわかってて襲ってくるタイプの輩がいるのだ。
·····私たちが最下位の理由?
やっぱり大きい方がいいんだとさ、ざっけんな。
貧乳は希少価値ぞ?ステータスぞ?
「ソフィたん、話がずれまくってるよ」
「あっ、これは失礼·····」
まったく、人の魅力は外見だけじゃないんだぞ?
貧乳だって魅力はあるんだからね!ぷんぷん!
「·····で、ガイア様?」
「何かなソフィたん」
「泊めてほしいならちゃんとやるべきことがありますよね?」
「·····?」
「土下座して『すいません私は駄女神です一週間泊めてくださいませぇ』って言ってください」
「ヤダ☆」
「おーいチェル、コイツの足掴んで持ち上げてー」
「わかった!ママ!」
「ちょ!シャレにならないから!神様ぞ!?私神様ぞ!?」
「神は死んだ」
「うわああああああああ!!?」
◇
その後、ガイア様がガチで大暴れして地震が発生したので外に投げ出すのはあきらめた。
あと土下座させようとしても暴れて群発地震が起きたからそれもあきらめた。
そして最大限譲歩を行った結果·····
「ミカちゃんを私専属の天使にするって条件ならいいですよ、もちろん恒久的に」
「むぐぐ····· 実験体ちゃんはめっちゃいい第2種永久機関とアイギスが顕現した個体だったんだけどなぁ····· はぁ、コスト削減で中身を格安なのにしなけりゃよかった·····」
ほう?
なんか面白い事きいちゃった。
「ミカちゃんの中身が格安ってどういうことですか?」
「機能面だけ追及したせいで精神部分が安いガチャしかできなくて····· そしたら感情の起伏が少ない無表情キャラの寝るのが趣味のサボり魔になっちゃったのよ····· これはこれで可愛くて大当たりだけど、天使としてはかなり役立たずなのよ·····」
あぁそういう·····
確かに眠そうな無表情の顔でポワポワした感じも可愛くて好きだけど、マジでこの子やる気ないからなぁ·····
「で、どうするんですか?」
「むぐぐ····· 天使はほかの型のがまだたくさんあるし、いつかこの子以上の性能の子を当てられるだろうから今回はあきらめるよ····· 背に腹は代えられぬ····· 試験機ちゃん、これからはソフィちゃん専属の天使として働きなさい·····」
「わかった」
「んじゃこれからもミカちゃんは私たちと一緒に居るってことで」
「ん、ソフィちゃんありがと」
「どういたしまして」
ミカちゃんは相変わらず表情を変えず淡々と答えたが、割と長く一緒に居るから彼女が内心めっちゃ喜んでることくらいわかる。
目の奥がすごく笑ってるのと、うれしいと半開きの目がさらに細くなるのが癖だ。
あとちょっと口角も上がる。
「それじゃ、チェル、ガイア様、なかよし組へようこそ!」
「やった!ママたちと一緒だ!ありがとう!」
「助かるわ····· 一応家事とかも出来るから1週間だけだけど手伝うよ」
「えっ出来るの!?」
「出来るわ!!」
こうしてなかよし組に新メンバーが2人·····いや1人と1柱?ほど増え、1人が脱退の危機から脱せて、一時的にだが総勢9名の大所帯となった。
さてと、ガイア様はもうルールとか秘密について知ってるからいいとして、チェルの教育をしなきゃなぁ·····
名前:ソフィ・シュテイン
ひと言コメント
「性犯罪者?全員前世の私と同じ目に合わせてるよ、来世は女の子として頑張ってね」
「あとチェル、これからはなかよし組としてもよろしくね!」
名前:チェル
ひと言コメント
「せーはんざい?なになに?まあいいや!ママ!パパ!·····他のひとたち!よろしくね!」
名前:ガイア
ひと言コメント
「出張って·····はぁ、早く帰ってこないかなぁ、私早くイチャイチャしたいんだけど·····」
名前:アルム
ひと言コメント
「可愛い女の子って、いいよね!ねぇチェルちゃんワタシとお風呂入らない?大丈夫、髪のお手入れとかするだけだから····· グヒヒ·····」
名前:フィーロ
ひと言コメント
「家族ってことはチェルと一緒にお風呂入ったりするのかな?いきなり自分の子供になったほぼ同い年の女の子だから気が引けるんだけど·····」
名前:グラちゃん
ひと言コメント
「·····待ちなさい、ちょっと待ちなさい!いまその女の人神様とか言わなかったかしら!?普通に一大事よ!?神が現世に降臨するなんてそれこそ本当に神話の話でしかない事なのよ!?」
名前:ウナちゃん
ひと言コメント
「えっ?·····別にソフィちゃんも神さまだから普通じゃないの?」
名前:エビちゃん
ひと言コメント
「チェル、別にワシのとこに来てもええのじゃぞ?ワシの事もママと呼んでも良いのじゃぞ?え?嫌?そんなぁ·····」
名前:ミカちゃん
ひと言コメント
「これで、堂々とサボれる、すごくうれしい、·····ぇ、はたらけ?やだ、·····ごめんうそふとん捨てないで」




