放課後☆パラダイス
「はい、これで今日の授業は終わりです、お疲れ様でした!気をつけて帰るのよー」
『きりーつ、きをつけー!れいっ!』
「せんせいさようなら!」
今日の授業····· といってもほとんど遊びみたいな感じだったけど、それが全部終わったので今日は下校の時間となった。
「ソフィちゃん帰ろっ!」
「んんん〜っ!疲れた····· 僕も今日は甘い物が食べたいや」
「どうせ同じ方向なのだから、私もあなたたちと一緒にいってもいいかしら?」
「ではお嬢様、私はお先に失礼いたします」
「いいよー、そういやウナちゃんは····· 後ろだっ!!」
「ばれたっ!?」
やっぱりウナちゃんいたよ·····
これで結局昼と同じメンバーになってしまった。
まぁ私は今は賑やかな方が好きだから、2人も友達が増えて大歓迎だ。
そして私たちは5人そろって帰宅の途についた
「んっあああぁー!っだはぁ·····疲れた、さっさと仕事終わらせて冒険者酒場で合コン飲み会しにいこ·····」
·····なんか、ビオラ先生の素が聞こえた気がするけど気にしない。
弱み握れそうな気配がするけどゲンコツ喰らいそうだし聞かなかったことにする。
だって痛いもん、ビオラ先生のゲンコツ。
◇
「ソフィちゃん、そんなに買って食べ切れるの·····?」
「だいじょーぶ、あとでみんなで食べるからっ!」
私はみんなの元から離れ、商店街の屋台やお菓子屋でちょっと多めにおやつを購入していた。
·····ん?
「あれ、ウナちゃん付いてきてたの?」
「うん!面白そうだったから!」
「何をするかはナイショだよ?」
「はーい!」
私は買ったお菓子を全部インベントリに収納し、ちょっと駆け足気味にみんなの所へ走っていった。
◇
「「ただいまー!」」
「あっ!ほら言った通りじゃん!ウナちゃんはソフィちゃんについて行ってるって!」
「ソフィちゃんどこ行ってたの?」
「ちょっとお買い物に····· ね?」
「それで、寮の前で待っていてって言ってたけど何の用かしら?早く部屋に戻って休みたいのだけれど·····」
「みんな、お風呂入りたくなぁい?」
「「「入りたいっ!!」」」
「ちょっ!声大きい!みんな、パジャマを持って私の部屋に集合ね、もちろんフィーロ君も!」
「えええ····· まぁ、お風呂には入りたいけど、一緒には入らないよ?」
「ふふふふ····· まぁ来てよ、お楽しみがあるから」
「まぁ、そこまで言うなら·····」
逃げようとするフィーロ君を何とか説得して集合させる事に成功したので、私たちは準備のため寮に入り、各自準備を開始した。
◇
「よし、始めますかっ!」
まずはゲートから入った所にある殺風景だった『秘密基地』に購入しておいたカーペットとクッションを置く。
そんで次は魔法で木を作り出し、木製のテーブルを作成する。
買い込んできたお菓子はまた後で出すから、これで大体の準備は完了しただろう。
あとは机を作った端材を使って新しく増設したフィーロ君とアルムちゃん用の部屋に表札を掛けておく。
·····そう、2人も部屋が狭いって言っていたから、コッチに部屋を作っておいたのだ。
「あ、グラちゃんとウナちゃん用の部屋も作らないといけないなぁ·····」
きっとあの二人もコッチに来たら絶対に住みたいって言い始めるから、作っておいて損は無いと思う。
まぁ、2人の部屋を作るのは後にして、今度はお風呂場の準備を始めよう。
◇
お風呂場で準備するのはシャワーやシャンプーだ。
といっても、いつも私が使っているセットをコピーするだけだ。
しかも、ここにある物は全て魔力で作ったからコピペで増設出来るのだ。
という訳で貼り付けを繰り返して、あの、えっと、身体を洗うところを5個に増やした。
「·····あっ、そういえばフィーロ君は入らないから4個で良かったのかな?ま、いっか!」
以上でお風呂の準備は完了、あとは私も着替えのパジャマとかの準備をしてみんなを待つだけだ。
「っとその前に、コレを源泉で温めておいて····· 準備OK!」
源泉の中にある液体を入れて密封したコップを5個入れて、しっかり温められているのを確認した私は『ディメンションルーム』から抜け出し、夕飯を食べるために寮の食堂へと向かった。
◇
夜ご飯を寮の食堂で食べた私は、同じく寮の食堂に来ていたみんなを呼び集めた。
ちなみに、寮のご飯は『お母さんの味』みたいな優しくてホッとする心温まる味の美味しいご飯で、ご飯を外で食べるのが勿体ないくらい美味しい。
「みんな集まったかな?ウナちゃんは····· いたっ!よし、みんな集まったから私の部屋に移動するよ!」
「えっこの人数で?流石にあの部屋に5人も入るなんて無理じゃないかしら?」
「いいからいいから!ソフィちゃんの部屋なら大丈夫なのっ!いこっ!!」
「そうそう、ビックリすると思うよ」
「そ、そんなにすごいの?たのしみっ!」
「あっ!ドーミさんご馳走様でした!美味しかったですっ!」
「はいよどういたしまして·····あとアンタたち、部屋に集まって遊ぶのはいいけど、ちゃーんと勉強もするのよ?」
『『はーい!!』』
「特にソフィ!アンタが悪巧みしてても私たちはすぐにわかるからね?アンタはすぐに顔に出るんだから」
「ハイッ!!キヲツケマス!!」
私はみんなを引き連れて、寮の2階にある私の部屋に向かって進軍を開始した。
ふっふっふ·····
みんなの驚く顔が楽しみだなぁ·····
·····私、そんな顔に出るタイプだったっけ。
◇
B寮のこの棟は最低でも50人は学生が住んでいる大きめの寮とはいえ、2階の私の部屋に到着するのにはさほど時間はかからなかった。
そんな広い寮の端っこの方にある私の部屋に掛かった鍵を開けて、私が先に部屋に入ってみんなを中に招き入れる。
「それじゃ、私の部屋へようこそ!」
「「「「おじゃましまーす!」」」」
名前:ソフィ・シュテイン
年齢:6才
ひと言コメント
「茶碗蒸しとプリンって何が違うんだっけ····· 塩と砂糖の違い?·····まぁ温泉に入れとけばなんとかなるでしょ!!」




